飲食店で失敗しない職場の選び方について（採用編）【その３】社内の人を好きになってしまったら
仕事に恋愛に夢のような世界が待っていそうだが
飲食店は若い男女が長時間、一緒に働くことが多いです。特別な感情も生まれやすいと言えます。先輩後輩の関係から徐々に恋愛感情に発展することもあれば同期を好きになるときもあります。
クローズまである夜のシフトは、特に恋愛感情に発展しやすい環境ともいえましょう。朝シフト、昼シフトと違って、夜シフトの場合は、一仕事を終え、片付けして、ホッとした空間、薄明かりの中、自然と会話も弾むときがあるものです。ただし、24時間営業のお店は例外で、深夜帯のシフトと交代であり、煌々とお店も光っておりそこまでムーディーではありません。
もし好きになった方との関係が相思相愛に発展していったら、、仕事に恋愛に夢のような世界が待っていそうです。
しかし、実はこれはかなりシリアスなお話です。一つ間違えるとチームワークがガタガタになってしまい、最悪お店を辞めるしかなくなる場合があるのです。
気になる人ができてしまった場合
自然の気持ちは抑えられるものではありません。それでも極力仲間に気を遣わせない様に気を遣っていくことです。仲間に恋の相談などしてはいけません。相談された方もいつまでも秘密を背負わされるのは負担だからです。「ここだけの話」は遠くない将来他の仲間に広がり、好きな人の耳にまでしっかり届きます。そうなったら相手も意識してしまい、ギクシャクするのは必至です。告白するまで厳に抑制することを心がけましょう。仲間意識と恋愛感情は全く異なります。脈がありそうかどうか会話を重ね、慎重に見極めていきましょう。振られた場合の傷心は心の奥底にしまうほかありません。のみならず、告白された相手はあなたのチームメートです。その方の負担にならないように気をつけていかなくてはなりません。別の異性と楽しそうにする姿は刺さります。その苦痛に耐えながら仕事を続けることはできますか？
晴れて社内カップルとなった場合
なんともおめでとうございます。二人の関係を守るためにも、今度は以下のことに二人で一緒に気をつけていきます。
１ 仲間に気を遣わせない 二人だけの甘い世界は職場では出さないようにしましょう。飲食店はチームワークですが、二人の関係をオープンにされてしまうと他の仲間は気を遣って気安く声をかけられません。またパートナーが職場の別の異性から声をかけられることも日常茶飯事です。そのときも冷静さを失わないように。ゆめゆめ「俺の彼女に何話しかけてんだ」的なオーラをだしてはいけません（逆も然り）。即、チームワークにヒビが入ります。そして不思議な因果が発動し、高確率でカップルも崩壊します。チームワークの呪いと言えましょうか。
２ 別れた場合 出会いがあれば別れもあるのが男女の仲です。お互いの相思相愛が時間の経過とともにアンバランスになってくると、情緒不安定になります。その局面が別れです。それは残念ではありますが、付き合っていることがお店の仲間に知られていない場合、別れたあとも二人が理性的に行動できれば、何事もなく済みます。しかし、これがお店の仲間に知られている場合、噂話のメインディッシュとなってしまう可能性が高いです。それも延々と語り継がれてしまい終わりはありません。挙句、仲間全員から腫れ物を扱う様な対応をされてしまいます。燃え盛る対岸の火事です。暑過ぎて仕事などできません。
３ 結婚 二人だけの世界なら、ロマンティックな恋は誰にも邪魔されず、徐々に落ち着いていき愛に変わっていきます。そして結婚に至ります。この段階ならもちろん公にして大丈夫でしょう。仲間も心から祝福してくれるでしょう。お互い支え合える人がいるというのは素晴らしいことです。二人で一緒に店を出そう。家族となろう。子供を育てよう。幸せになろう。いろいろな結ばれ方がありましょう。
付き合っているうちは誰にも言わない。結婚まで見えれば仲間公認でよろしいのではないでしょうか。職場恋愛である以上、チームワークに傷がつかない様にしていきましょう。
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