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毒親からの逃げ方まとめ

やっと役に立つ系の記事が書けそう。毒親からの逃げ方テンプレと、実際にやってみたまとめです。

毒親からの逃げ方①最高の理想形

親と完全に縁を切る方法は日本には存在せず、逃げるしかないのが現状である。
毒親からの逃亡として一番理想なのは、

  • 海外に逃げる

  • 戸籍を分籍し、住民票と戸籍の附票に閲覧制限をかける

だと思う。ただ、全部やるのは難しいこともあるだろう。
親が頭を使えるタイプで、お金もあって、国内だとどこまでも調べて追いかけてくる、というなら海外しかないと思う。

毒親からの逃げ方②次点の最善策

日本国内で逃げるならば、

  • 親にバレずに賃貸を借りる

  • 親に勤務先を知られないようにする

  • 戸籍を分籍し、住民票と戸籍の附票に閲覧制限をかける

こうなると思う。
この中でハードルが高いのは、「親にバレずに賃貸を借りる」と「戸籍を分籍し、住民票と戸籍の附票に閲覧制限をかける」だと思う。
親に勤務先を知られないようにするのは、すでに親と別居ができていれば特に問題ない。会社がそもそも親の連絡先を知らなければ連絡しようがないし、仮に緊急連絡先に親を書いていたとしても、普通は電話しない。

同居でこれから逃げる場合は、難易度は上がる。
一番いいのは、自然なタイミングで家から出ることだ。進学や就職など、出られるタイミングがあればその時に出るのが一番穏便だ。
学生寮や社員寮だと基本は親がついてこられないし、経済的にも安くて助かる。(もちろん、そこの寮の規則がどうなっているかは要確認)
最初から居場所を知られないように家を出るのは無理でも、とりあえず一回家を出たほうが逃げやすくなるとは思う。

親に別居を反対されている状況で、同居の状態から家から出るのは一番しんどいと思う。
これは実際にやった人の体験談を調べたほうが参考になるだろう。

親にバレずに賃貸を借りる

これはできた。
一応だが、親以外に保証人にできる人(かつ、親に話す心配がない人)がいるなら何の問題もない。親以外にいない場合の借り方だ。

普通にネットで物件を探し、有名な賃貸業者のお店に行き、「親が異常者で頼れないので、保証会社を使って、保証人不要の物件を借りたい」とお願いした。
会社に雇用されており、毎月安定的な収入があるようなら、借りることは難しくない。正社員でなくとも最初から諦めなくていい。
親が異常者とはわざわざ言わなくてもいいかもしれないが、下手に関わると賃貸業者にも迷惑がかかりますよ、というのを強調しておきたかった。連絡しない方がいいですよと伝えた。実際、真実なので。

最近は保証会社というものがあって、これは、要するに家賃が払えなかったときに、大家さんに代わって家賃を補填してくれて、借主に対しては取り立ててくれる会社だ。これを使えば、保証人がいらない物件は今、かなりある。
多少手数料は上乗せされるが、家賃をきちんと払えるなら、怖いものではない。
審査も普通に借りるよりゆるかった記憶がある。物件にもよるだろうが、源泉徴収票などいるかと思って準備したのに、収入については全然聞かれなかった。

賃貸業者によってもマニュアルは違うと思うので、一例として。
保証人はいらなくても、緊急連絡先を書かなければいけないことがある。
貸す側の立場になれば、必要な理由はよくわかる。一人暮らしで何かあったとき、例えば失踪したとか、急病で亡くなってしまったとか。そんなときに、連絡できる人が誰もいないのは困るだろう。
これを、私の場合は家族や親族でお願いします、と言われた。ここで詰む人はいるんじゃないだろうか。

私は書ける親族がいたので、その人の名前と連絡先にした。ただ、その人には何も言っていない。連絡はされていない……と思う。
(勝手に保証人にするのは流石によろしくない。あくまで緊急連絡先)
信頼できる親族がいるなら普通に話してお願いしてもいいと思うが、なるべくなら親の足がかりになるような情報源はないほうがいい。
親族はどんなにいい人でも、親に居場所をバラす可能性が高い。むしろ、いい人だからこそ親に教えてしまうのかも。

調べてみると、保証人代行会社というものもあるらしい。ホームレス向けのNPOも出てくる。お金に余裕があるなら、そういった機関に頼るのもいいかもしれない。

別の業者で普通に親を保証人にして家を借りたときのことだが、借りる前にその場で保証人に電話するよう言われて、ちゃんと連絡がつくか確認された。もしそういう業者だったら、そこは断ったらいい。

業者や物件(大家さん)によって対応は様々なので、一度うまくいかなかったとしても、他の物件全てが同じ対応ではないことは頭に置いておくといいかもしれない。

戸籍の分籍と住民票の閲覧制限

ハードルが高い対策その②である。
この手続きがなぜ必要かというと、親は子供の住民票や戸籍を勝手に取れるからだ。
これをやられると、どんなに遠くに引っ越しても、住所を簡単に知られてしまう。

で、結論から言うと、私は住民票の閲覧制限を断られた。

戸籍の分籍は簡単で、役所で手続きもできるし、郵送でも手続きができる。
親の戸籍から自分の戸籍を抜いて自分だけの戸籍をつくる手続きで、一回抜くと戻せないところは注意が必要。
これをやる意味は調べてもいまいちピンと来ないのだが、戸籍を分籍すると、住民票や戸籍を親が追いづらくなるんだそうだ。
毒親との絶縁方法を調べると、「戸籍を分籍し、本籍を住所とは違うところに移し、住民票に閲覧制限をかける」というのは、どの記事でもセットになっている。なので、鉄板の対策なのだろう。

次に、私の断られた「住民票の閲覧制限」について。
これは、簡単に言うと、住民票を自分以外は取れなくする制度である。

※総務省ホームページの制度概要
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/dv_shien.html

総務省のページを見てもわかる通り、夫婦間のDV被害や男女間のストーカーを想定して作られた制度で、毒親から逃げたい人については、おまけ程度の扱いと考えたほうがいい。
児童虐待は18歳以下の児童が対象のため、当てはまらない。
毒親について適用する場合は(その他これに準ずるもの)のような項目になる。

なので、毒親からの逃亡について適用されるかどうかは、運だ。
対応する人が不慣れだと、毒親に対して適用されることを知らない。
人のレポを見ても、あっさり認定されたのか全然描写がない人、必死で色々揃えて通った人、私みたいにできなかった人、バラバラだった。

住民票の閲覧制限のかけ方

  1. 「住民基本台帳事務における支援措置申出書」を住民票のある役所でもらう

  2. 警察に行って支援措置申出書に承認をもらう

  3. 支援措置申出書を役所に提出する

私がコケたのは2だ。警察に書いてもらえなかった。
用紙だけは市役所であっさりともらえた。

断られた理由は、聞いていても「?」と思うような理由で、「たぶん間違ってるだろうな……」とは思ったのですが、出来ないの一点張りで覆らなかった。
配偶者のDVならかけられると言われた。対象が配偶者から親になっただけで急にダメになるの、謎すぎる。

ちなみにその当時はガッツリ毒親からの実害が出ており、押しかけもあったし、さまざまな手段で嫌がらせもされていてかなり参っていた。初めてメンタルクリニックに行った。嫌がらせの証拠も持っていったので物的証拠もあったし、押しかけのときに警察も来ている。支援措置申出書の記載を断られた理由は「大人なので、親には無理です」という趣旨だった。

ちなみに、相談先は警察以外でも可能な場合がある。警察ではなく、役所に相談窓口がある場合も。色々調べて、女性センターのようなところだったらもう少し理解があるかも、と思ったが、住民票の閲覧制限にもデメリットはあるし、警察に平日に仕事を休んで何回も足を運んでダメだったこともあって、とりあえず今は手続きはしないでいる。

他の人のレポを見ると口頭の聞き取りだけで許可が出た人もいるし、メンタルクリニックの診断書を用意して持っていったという人もいた。

わざわざ住民票を取るまではしない親、そこまで考えが回らない親ならしなくてもいいかもしれない。
私の親は勝手に取る親だったが。

ではどうしたかというと、住民票を移さないで引っ越した。
だって、もう押しかけられてるし。住民票を移したら取られてすぐバレるし。

住民票を移さないことのメリット、デメリット

メリット:親に居場所がバレるリスクが減る。
デメリット:いろいろと不便になる。長くその状態でいると、住民票を元の住所から消されて住民票のない人になる可能性がある。

住民票を移さないメリットは、まずは親に居場所がバレるリスクが減ること。
次に、住民票の閲覧制限のように、「親に居場所が知られることを拒絶していること」がバレるリスクも減ることだ。

住民票の閲覧制限にもデメリットがある。

  1. 親が役所に住民票を取りに行ったときに拒絶されるので、親を刺激する可能性がある。(戸籍の分籍も同じ)

  2. 閲覧制限をかけていても、役所のミスで渡してしまうこともある。(DVの夫に渡してしまうなど、時々ニュースになっている)

  3. 閲覧制限は1年ごとに更新しなければならない。忘れるとまた親から取れる状態になってしまうし、更新の手続きで不可になる可能性も否定できない。

  4. 引っ越して別の市に転入する場合、そこではかけられずに断られる可能性がある。

  5. 郵送での住民票取得、コンビニでの取得、などの便利なサービスが受けられなくなる。住民票が必要なときは、役所の窓口に本人が直接行かなければならない。

住民票を移さないデメリットもいろいろある。

  1. 住所の証明に住民票の提出が必要な場合、現住所とズレがあると証明にならない。(たいていの場合、代替手段はある)

  2. 住民票を抹消される可能性がある

  3. 住民票住所に送付される公的な郵送物(特に本人限定受取郵便)を受け取れない

  4. 次に引っ越したり転職したりするときに面倒

  5. 職場への説明

  6. 住民票には移す義務があるので罰則もある

1はまあ、いろいろと代替手段はある。代表的なものは、公共料金のハガキとか。

2はなかなか不安で、消されたら困るな……と思いながら過ごしている。居住実態のない場所に長い間住民票を置いていると、そこの自治体が住民票を消すことがあるのだ。

3は、住民票上の住所に送付される郵便物というのは地味にある。
銀行口座を開設したときのキャッシュカードや、マイナンバーカードなど。そういうものを受け取るのは不便になる。
マイナンバーカードなどの公的なものは、住民票住所に事情があって住めていない人用の手続きがある場合が多いが、そこもやっぱり例にあげられているのは男女間のDVとか、あとは震災とか……。
厳密な本人限定受取郵便ではないものは、郵便の転送設定をすれば届くが、万全を期すなら郵便転送設定も探される手がかりになりかねないので、しないほうがいい。

4は現在の悩みどころで、引っ越しや転職には住民票の提出がいる。賃貸業者には説明すればわかってもらえるだろうかとか、転職だと、今から入社するのに現住所と住民票が一致していない事情を説明するか? 面倒な奴だと思われるの嫌だな……とか。気軽に引っ越しと転職ができなくなった。

5も地味にだるいかもしれない。私は職場に全部話して許可を取っているが、融通のきかない担当者だと、話しても「住民票を移して提出してください!」の一点張りになる可能性はある。そういうときのコツは、どこの部署でもいいから部長以上の偉い人から、その担当者の上司の部長に頼んでもらうことだ。
職場に住所変更を話さず、郵便の転送設定もしていないと、会社からの郵便物が宛先不明で返送されてそのうちバレるとは思う。

6、住民票を移すというのは、本来は義務なので罰則がある。あまり適用されることはないようだが、長いこと移していないと罰金もある。ただ、住民票を移したら確実に親に居場所がわかってしまうので、なんと言われようが、無理。

実行しなかったが検討したこと

  1. 住民票を置く用の住所を準備すること

  2. 郵便・宅配便対策に私書箱かバーチャルオフィスを借りること

  3. UR住宅など

1は、住民票を置く用にもう一つ物件を借りることを検討した。
これのデメリットは、とにかくお金がかかることだ。
唯一いいかもと思ったのは『ポケットレジデンス』だ。家賃が1万円で、郵便の転送もしてくれるそうだ。シェアハウスとなっているが、部屋は極小で、住むには現実的ではない。
ほとんどバーチャルオフィスみたいなものだが、バーチャルオフィスと違い、住民票が置けるのがメリットだ。
実際に使ったことはないので、いいかどうかは謎。あと、サービス継続してくれるかどうかも心配なところ。

2の私書箱やバーチャルオフィスは、どうしても親に住所を伝えなければならない、親からの郵便物を受け取らなければならない場合に伝える用の住所として検討した。今のところそういう機会はないので契約していない。
これも物件を2つ借りるよりはマシだが、やはりお金はかかる。あと、住民票は置けない。
安すぎるところはまともに郵便を転送してくれなかったり、会社が潰れたりするので、適度にちゃんとしてそうなところがいいと思う。

3は、意外と普通に家が借りられたので使わなかったが、保証人不要の物件ということで検討した。URは有名だと思う。ビレッジハウスは、WEBの広告で出てきて「家賃安っ!」と思って調べてみたが、審査が独自の基準でゆるいらしい。

他には、最近の事件で有名になった「空き家バンク」とか、最近はテレワークが流行ったのでアドレスホッパー・ノマドワーカー向けの賃貸サービスとか、ホテルのサブスク、など、使えそうな選択肢は色々あるなとは思った。
他には、サマリーポケットやminikuraなど、月数百円から荷物を預かってくれるサービスも何かと便利そうだった。 

終わりに

というわけで、私は全然まともな逃げ方ができていない部類だろうが、とりあえず親が待ち伏せしているかも、という状況からは脱している。

レポはあればあるほどいいと思うので、逃げ方を探している誰かの役に立てばいいなと思う。

このレポで身バレはしないと思いたいけれど、怖いと思ったら有料にするかもしれない。
まだ逃げている途中なので。
自分のエピソードをあまり具体的に書いていないのはそれが怖いから。
親からの逃げ方を探している人には見てほしいけれど、あまり拡散されるのは怖い。

親が死ぬまで本当の意味で解放されることはないんだろうな。

親子間のDVについても、もっと周知され、対応される日本になってくれたらいいな。
配偶者なら対応してもらえるのに、変な親のもとに生まれてしまったら終わりって変だと思う。配偶者がやばいことがあるなら、親がやばい奴だってことも普通にあるだろうに、想定されていないのがやばい。
DVで逃げている夫婦にも子供がいたら、その子供から見たらやばい親じゃん。でも配偶者はOKで、親はダメって変でしょ? 子供は完全に縁を切れないのをいいことに、子供のほうに粘着するのもよく聞くパターン。

こども庁がこども家庭庁になったのとかもウヘェって思った。

2022/6/12 一部加筆修正しました。

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