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【ふなログ598】作家の「アイデア」創造に学ぶ、来年に向けたテンションの上げ方


師走最後の週。
最終コーナーを曲がりました(笑)
ラストスパートです。


しかし、今週末の日曜は元旦です。
「年末か年始なのか?」は、
1日いや1秒以下の紙一重の違いにしか過ぎません。
終わりが始まり、始まりが終わっただけに過ぎません。

X'masを終えて、
仕事納めして大晦日まで
あとは「消化試合〜♪」にしてしまう人が「多数派」だと思いますが、
そんな「多数派」に逆らって、こんな時だからこそ・・・


今年一年で
達成できたこと達成できなかったこと、
チャレンジできたことチャレンジできなかったこと
どれだけ、自分の世界観を拡げることができたか?
を振り返る絶好のチャンスです。


いわゆる「棚卸し」ということですが、
ただ過去を振り返るだけではただの「懐古主義」、
感傷に浸るだけなので、
未来に繋げる創造的な「棚卸し」をしたいところ。

しかし、そんな未来に繋がる
「想像力」「創造性」は一定の緊張感があるからこそ、
導き出されるものです。


緊張感がない「創造」は有り得ない。
緊張と弛緩。
この二つの往復があるからこそ、
「自分の人生」という物語は静かに力強く駆動していく。


そして制約があるからこそ、
「創造性」が生まれるのも同じ。

時間、お金といった諸々のリソースが限られて、
潤沢でないからこそ、
「そんな中で、どうすれば実現できるのか?」
を必死で知恵を絞って考えることができるのです。

「窮すれば通ず」という言葉の通りです。


とは言え、
逆に「窮すれば鈍する」「恒産なくして恒心なし」
とも言われるように、
財産や職業がある程度安定していなければ、
健全な精神を保つことは難しく、
そこから「創造性」を産むのも難しいのも事実です。


そのため、
健全な精神を保てるだけの環境、
リソースを整えつつも、
その有限性を自覚して最大限に活用していく。

いま、
「自分の手元に何が在るのか?」
を知ることが重要です。


その中で、
自分が生きたい未来に持っていきたいものを決める。
そうでないものを手放していく。

そんな取捨選択の連続の中で、
「創造性」を発揮して荒唐無稽な目的、
そこに向かう物語を組み上げていくことができます。


取捨選択から考えるに、
「創造性」とか「アイデア」って、
いわゆる「針の穴」のようなものだと思うのです。
僅かな小さな一点を集中的に通し切るようなイメージ。

『ドラゴン桜』の著者である三田紀房先生の
数年前に行われたセミナーの音源収録を最近改めて聴いたのですが、
「アイデアとは、針の穴のようなもの」
と言われている部分がありました。

作家として、
漠然とした「アイデア」というものを考えても
漠然としたものしか浮かんでこない。


そうなると、
「アイデア」が浮かばない自分の能力を疑い始めて、
そんな自分を傷つけてしまい、
作家人生に幕を閉じてしまう作家が沢山居るのでは?
と仰っていました。

だから、
三田先生は自分を傷付けるような言葉を使わないようにして、
「そういうことは、そもそも考えないようにする」
とも仰っていたところが、とても心に刺さるのです。


一年を締めくくり、来年の抱負は・・・目標は・・?
立てても忘れちゃうようなものしか見えないのでは?
と不安になってしまう場合は、

いまの自分が持っているもの、できるもの、
人間関係を振り返って、その中から心が動く
「針の穴」のような
小さな一点から考えてみるといかがでしょうか?

テンションはむしろ、
そういった小さな点から上がっていきます。


私は、
会社員のエンジニアのお仕事は今日で仕事納め、
業務委託のインストラクターのお仕事は明日で仕事納めですが、
来年以降に繋げる棚卸しと仕込みを
弛まず年末年始も続けていきます。

もちろん
「荒唐無稽な目標を語って、それをやり抜いちまおう会」
を年始にやりますので、その件も含まれます。


それでは、
今日も素敵な1日をお過ごしください。

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