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あまねく紡ぐ次代の民藝=「萬画(ミリオンアート)」の世界

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2020年3月の記事一覧

漫画の模写信仰はナンセンス。

まあ散々いろんな人に言われてるけど、絵を学ぶのに一番いいのは美大予備校に通いデッサンを習うことだと思う。
一般社会人向けの趣味なクラスではなく、ガチな美大受験のクラス。

美大に入ってからはデッサンの類いは授業ではやらない。
既に入学前にデッサンなどの基礎は身についてるのが前提だから。出来てる人だけが入学する(出来てない人はそもそも美大には入れないので)。
だからデッサンについては美大受験予備

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おそばマスクは石ノ森ヒーロー

おそばマスクは石ノ森ヒーロー

何言ってんだ、って感じのタイトルになってしまったけれど、この気持ちを共有できる人が身近にいないので文に認めさせていただく。

おそばマスクとは、国民的漫画「ONE PIECE」に出てくるヒーロー(?)である。

以下、おそばマスク含む比較的最近のワンピネタに触れるので、万一このnoteを読んでいる人でネタバレを気にする人がいたらここで読むのをやめて欲しい。とはいえこのnoteを書いてる本人は単行本

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「るろ剣」で語る CEO×COO ~志々雄と方治の関係~

どうもこんにちは。

ちょっと前にジャンプのアプリ(ジャンプ+)で「るろうに剣心」の志々雄 真実(ししお まこと)編がいい感じで読み放題でして、懐かしい~とかいって読んでたわけです。

そこで描かれていた「志々雄 真実(ししお まこと)」と十本刀のひとり「百識の方治」の個性と関係性が、ビジネスの世界のCEOとCOOにとても似ていることに気づきましたので分析したいと思います。

CEO 志々雄 真実

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マンガ家アシスタントのおしごと!-1- (「薔薇はシュラバで生まれる-70年代少女漫画アシスタント奮闘記-(笹生那実・著)」読了に寄せて)【前編】

マンガ家アシスタントのおしごと!-1- (「薔薇はシュラバで生まれる-70年代少女漫画アシスタント奮闘記-(笹生那実・著)」読了に寄せて)【前編】

どうも、くおんみどりです。サボらず続編エントリーできました(わーい)。あ、前エントリーでは紙版のリンク貼りましたが、上記のコチラは電子書籍版となりますよ。電書も便利ですよね。いつでも読める(^o^)

さて今回からは、ネタバレは避けつつ、作中のエピソードの解説・感想や自己の体験談、あとは関連の話が横道に逸れてドリフトしたりスリップしたりと、くだらん与太話も繰り広げられると思います。そういうスタイル

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マンガ家アシスタントのおしごと!-序章-
(「薔薇はシュラバで生まれる-70年代少女漫画アシスタント奮闘記-(笹生那実・著)」読了に寄せて)

マンガ家アシスタントのおしごと!-序章- (「薔薇はシュラバで生まれる-70年代少女漫画アシスタント奮闘記-(笹生那実・著)」読了に寄せて)

お久しぶりです、くおんみどりです。noteサボってました(テヘっ)。

今回は書評…は大げさかな?感想文みたいな感じです。この本のリリースが告知された時から、気になっていた作品でした。先日届いたので、さっそく読ませていただきました。まず、前もって言っときます。

「面白かったです!」はい。

漫画家の自伝・評伝(文章、コミックエッセイなど含む)は結構沢山ありますが、アシスタント目線でかつ、この情報

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「男/女らしさ」を考え始めるなら、『さよならミニスカート』がおすすめです。

本記事の目的本記事では、『さよならミニスカート』を引用しながら「女らしさ」「男らしさ」という単語を考察し、それら単語の息苦しさや呪縛から解放されるための「思考と行動の出発点」を提供することを目的としたい。

想定読者は、「女らしさ」「男らしさ」などの単語に息苦しさを感じる人とである。筆者を含む。

これはジェンダー論やフェミニストの記事か?いや、ジェンダー論というより、平等論と呼びたい。

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【パラレル】ぼくたちは勉強ができないがやってくれた!

【パラレル】ぼくたちは勉強ができないがやってくれた!

ジャンプ連載のぼくたちは勉強ができない(以下ぼく勉)。ジャンプのラブコメ枠でアニメ化もされた人気作品です。

主人公は、文系の天才だけど理系志望、理系の天才だけど文系志望の二人の美少女の勉強をそれぞれ教えることになって・・・という話。

3/9発売のジャンプでもって最終回を迎えました。

37歳のオッサンが少年漫画のラブコメに何をはしゃいでいるのっていうと、正にその最終回なんですよ!

少年漫画の

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漫画の描き方|商業を目指しても上手くいかないとき、モチベをいかに保つか
            #012

漫画の描き方|商業を目指しても上手くいかないとき、モチベをいかに保つか #012

受賞やデビューを目指してマンガを描いて投稿して、でもなかなか結果に結びつかない。マンガを描くのはとても大変な作業です。結果が伴わないと、だんだんモチベーションが下がってきてしまいますよね。

結果が出ないことで自信を失い、私には才能がないんじゃないか…、やっても意味がないんじゃないか…、と思いがよぎり、集中できないことでさらに結果が遠のいていく。この悪循環は断たねばなりません。

上手くいかない3

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「100日後に死ぬワニ」がヒットした3つの理由と、逆風が吹いた1つの理由

昨日でついに100日目となった、SNSマンガ「100日後に死ぬワニ」。

この作品が、ここまで話題になったポイントを
キャラクターやエンタテイメントビジネスに携わる身から考えてみる。

ヒットの理由① 死を題材にした共感性まず、このマンガを読む全員にとって
自分ごとである死を題材にした共感性のある作品であることが挙げられる。

作者が描くきっかけになった、日常の中で
自分や周囲の終わりを意識する、

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「見えないウイルス」の世界を覗き見る 『もやしもん』

「見えないウイルス」の世界を覗き見る 『もやしもん』

新型コロナウイルスの猛威が世界を覆っている。原子力発電所事故以降の放射能に対する過剰反応が示すように、人間は「目に見えない脅威」に弱い。日本政府の対応や情報開示が後手に回っているのもあり、不安が高まるのも無理はない気もする。

では、もし病原体が「目で見える」としたら、どうだろう?

そんな思考実験と、菌やウイルスに関する知識を仕入れる教材として、今回は石川雅之の『もやしもん』(講談社)を取りあげ

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私の漫画人生

私の漫画人生

フリーで活動を始めてみたものの現実の厳しさを感じながら日々奮闘しているモッチです。

私は、高校生くらいから漫画家を目指していました。
大学生の時に漫画を投稿をしたり出版社に持ち込みや、同人誌即売会のコミティアに訪れた雑誌編集者の方に漫画を見せたりしていました。

しかし中々自分の画風や作風が定まらず大学3回生くらいの頃から悩まされる日々が続きます。

漫画を投稿したいけどプロット段階やネームの段

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小説に表紙をつくるための自分用のまとめと参考資料(フォント関係)

小説に表紙をつくるための自分用のまとめと参考資料(フォント関係)

表紙に自分でタイトルロゴを入れたいんだけど、その勉強用です。道は長い。
クリスタで作ることを想定してますが、Web上で完結しているツールの紹介もあり。

フリーフォント・フォント選びフォントのインストールファイルを解凍して、そのまま開くか右クリックで「インストール」を選ぶ

「コントロールパネル」→「デスクトップのカスタマイズ」→「フォント」

クリスタでのフォント管理「テキスト」→フォントのドロ

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