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意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

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図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
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「読みづらい文章を書く人」が無意識に使っている言葉とは?

「読みづらい文章を書く人」が無意識に使っている言葉とは?

こんにちは!

先日、ある経営者からこんな相談を受けました。

こういうケース、よくあると思います。

全社宛ての連絡では、重要度が高いことを共有するもの。わかりにくい文章だと、誤解や混乱を招いたり、個別対応が求められたり……書き手・読み手ともに余計なストレスになります。

そうした状況を避けるために、書き手が身につけておくべきこと。
それが、大事なことだけを短く書く技術=「要約の技術」です。

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ライターじゃなくてコラムニスト(作家?)になりたかったのか、わたしは

ライターじゃなくてコラムニスト(作家?)になりたかったのか、わたしは

「文章を書くのが好きだな」と思い、2017年にライターとしての活動を始め、しばらくの間「イラストライター」と名乗っていた。

イラストレーターとライターを兼業していたので、「(アイキャッチ)イラストも描けるライター」という意味だ(単純)。

今年に入って急にその肩書きを捨て、「漫画家カウンセラー」と名乗り始めた。2019年末にカウンセラー業務を開始し、「漫画も描けるイラストライター+心理カウンセラ

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「ライターとしては書けない」。感動を削る取材

「ライターとしては書けない」。感動を削る取材

ライターをしていると忘れられない取材が、いくつかある。
その1つを、ここで書いてみようと思う。
この取材は、私の判断が正しかったかどうか迷い続けているから覚えている…というものだ。

それは、「科学コミュニケーター」と呼ばれる方々を取材する案件だった。
科学コミュニケーターとは、とてもざっくり言うと、「科学」というわかりにくい分野を私のようなど文系人間でも理解できるように、興味深く噛み砕いてくれる

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ライター・編集者とはなにか?古賀史健さんライター講座 【イベントメモ】

ライター・編集者とはなにか?古賀史健さんライター講座 【イベントメモ】

本日、【「書く人」から「つくる人」へ。古賀史健さんによるライター講座】をYouTubeライブで視聴しました。

残念ながら現地参加の抽選は外れてしまったので、自宅から視聴。あっというまの90分でめちゃくちゃ勉強になりました!

自分の備忘録がてら、メモした内容を簡単にご紹介します。

ライターってなんだろう?「ライター」とは何か?という疑問を抱いたことがある人も多いはず。(私もライターの仕事をして

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「インプット」と「アウトプット」のお話

「インプット」と「アウトプット」のお話

皆さんこんにちは。ご覧いただきありがとうございます!
フリーランスのドラムテック・ライターで元教習所の教官をしていた齊藤優太です。

今回は少し真面目なお話。
「インプット」と「アウトプット」について考察していきます。

そもそも「インプット」と「アウトプット」とは?今回ピックアップする「インプット」と「アウトプット」は、情報のインプット・アウトプットについてです。

特にアウトプットは、社会人と

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宣伝会議の「編集・ライター養成講座」説明会に出てみた

宣伝会議の「編集・ライター養成講座」説明会に出てみた

しばらくは「書くこと」を頑張る、と昨日投稿しました。そして、思い立ったら即行動!ということで、早速ライター養成講座のオンライン説明会に出てみました。

これです。

「編集・ライター養成講座」主催しているのは、宣伝会議という出版社さん。僕はど素人なので恥ずかしながら初めて知ったのですが、広告・宣伝分野の雑誌を出版するとともに、編集者やライターの養成などの教育事業も幅広く展開されているそうです。

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表現力のあるライターになりたい

表現力のあるライターになりたい

先日、ある人に「あなたは『表現者』の雰囲気を持っている」と言われた。

演劇、音楽、美術、文学など、自らの内にある何かを表現する雰囲気があるのだそうだ。

特に芸術的な才能があるわけでもなく、ごく平凡な主婦の自分のどこにそんな雰囲気が見えるのかわからない。

ただ、文学を作り出す人は「書く人」。同じく「書く」でお金をもらっているライターは、文学の表現者である小説家に若干近いと感じるのかもしれない。

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「楽しいアルヨ」←なぜ中国人をイメージする?

「楽しいアルヨ」←なぜ中国人をイメージする?

◆「今日は暑いアルネ」

こういった話し方を聞いたあなたは、間違いなく中国人をイメージしましたね?
私もです。

ですが、実際に「~~アルヨ」と中国人が話す様子を見聞きしたことってありますか?

私は、ない。
一度もない。

「アルヨ」と話す中国人なんていないのに、「アルヨ」を聞くとなぜか中国人をイメージしてしまう。

というわけで、今回のお題。

1.そもそもどんな人が「アルヨ」を使うのか?

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ブログ構成が思いつかない時に。絶対に答えを教えてくれない「宿題ポケット」

ブログ構成が思いつかない時に。絶対に答えを教えてくれない「宿題ポケット」

noteを更新したいけど、考えがまとまらず先延ばしにしてしまうことってないですか?

かくいう僕も書こうとしては筆が止まって下書きにした記事が何個もあります。

気軽に書きたいnoteで構成を考えたりするのは何だか億劫なんですよね。

もっと手軽に考えをまとめられるアプリはないものか…

探した結果見つけました。

その名も「宿題ポケット」

このアプリは、決して答えを教えてくれないAIアプリです

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「括弧」の使い方を知ろう【文章術071】

「括弧」の使い方を知ろう【文章術071】

※前回の投稿から時間が開いてしまい、大変恐縮ですが、マイペースに投稿再開していきます。またよろしくお願いいたします。

本noteでは、これからライターを目指す人や、新たなスキルを身につけたいビジネスパーソンに向けて、文章力を培うためのポイントを解説し、練習課題を出していく。

今回は、記事執筆における「括弧(かっこ)」の使い方で、意識したいポイントをまとめよう。細かい内容になるが、職業としてのラ

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「ひとつの記事が次の記事を書くチャンスをくれた。人の心を動かすのは物語」

「ひとつの記事が次の記事を書くチャンスをくれた。人の心を動かすのは物語」


ライターとしてやりたいこと

10月は、7月にライター以外の仕事を辞めて以来、一番時間がある月となった。師匠の川内イオさんより、「時間がある時は焦ってなんでもかんでも手を出さずに、ポートフォリオを整えて、自分の仕事についてnoteに書くといいよ」とアドバイスをもらった。

10月のうちに、これまで取材させていただいた記事について書いておきたいと思う。イオさんの稀人ハンタースクールで学び始めたのは

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結局「おもしろい文章」は難しすぎて無理なのか

結局「おもしろい文章」は難しすぎて無理なのか

「おもしろい文章は難しい」という声をよく目にします。プロのライターの方でも「おもしろい文章なんて、そうそう書けるものではないので、目指さなくて良い」という方も、多くいらっしゃいます。実際にぼくも、書籍でそういった内容を読んだことがあるので、一般的な意見でしょう。

しかし「それって本当に正しいのかな」って、思います。

いつから「おもしろい」って、そんなに遠くて、高尚で、難解なものになってしまった

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「同じ目線」で描けるか(cakesホームレス記事の炎上について)

「同じ目線」で描けるか(cakesホームレス記事の炎上について)

少し前、cakesのホームレスに関する記事がSNSで大炎上した。

私が最初にこの記事を読んだ時に覚えた感想は、

「これ、誰に向かって書いてるんだろう?」だった。

読者が見えないのである。

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Notion AIで文章力を上げる3つの方法

Notion AIで文章力を上げる3つの方法

前回の「AI時代の文章、誰が書いているかが重要になる」に多くのマガジン登録、Twitterシェアをいただき、ありがとうございました!
励みになります!

今回は後半編です。

私はWebコンサルタントで、大学の非常勤講師をしています。
大学ではWebライティングの講義を受け持っています。

前回、ライティングは人間が担当した方がよいと述べましたが、AIツールを否定しているわけではありません。

A

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