マガジンのカバー画像

意味の図画と言葉の工作、このふたつで僕は文章をつくる

1,734
図画とはクリエイティブであり、工作とはエンジニアリングである。実用に資する公的に正しい文章は、伝達と行動を企図した徹底的な他者志向から生まれる。 文化人や知識人は世の言葉の乱れ… もっと読む
運営しているクリエイター

2019年12月の記事一覧

Androidユーザーの音声入力に朗報【Edivoice】

Androidユーザーの音声入力に朗報【Edivoice】

Androidで使うgoogle音声入力の精度が格段に上がってきている。ほとんど修正することもなくストレスなく入力できるようになってきた。天気を調べる、目的地までの経路を調べる、レシピを聞く、todoを入力する、メッセンジャーなどの文章を打ち込む。いまではどれもキーボード操作なく入力するようになった。しかし問題点が一つ。それは句読点やビックリマークなどが音声入力に対応していないことだ。そんな私を含

もっとみる
創作は恥をしのぶ連続

創作は恥をしのぶ連続

久々に創作活動の話をしよう。

自己紹介文にもある通り、私は今創作活動のリハビリ期間にいる。学生時代は小説も詩も絵本も絵も造形も、創作することを楽しんでいたのに、現在出来なくなってしまったのはなぜか。

私のように、学業として文学や芸術に触れてきてしまった人間はもちろん、創作活動を続けていくには確固たる自信か、よほどの精神力が必要だと思う。

この原因は何かを考えたとき、3つの要因が浮かび上がった

もっとみる
UXライティングで「短く書く」がクソ大事なのは人間がマジでWEBのテキストを20%程度しか読まないから

UXライティングで「短く書く」がクソ大事なのは人間がマジでWEBのテキストを20%程度しか読まないから

私がUXライティングをする中で気を付けていることのひとつが、とにかく短く書くということです。

広告コピーの講座に通うと、コピーは短く、簡潔に書くことを求められます。広告コピーの教科書として評価の高い「広告コピーってこう書くんだ!読本」の中で、著者の谷山雅計さんは、その理由を「誰も広告を積極的に見ようとはしない」からだと書いています。

テレビを見ていても、新聞を読んでいても、意欲をもって広告を「

もっとみる
「まずい」や「おいしくない」と言うのをやめて3年

「まずい」や「おいしくない」と言うのをやめて3年

テレビドラマ「グランメゾン東京」の第10話で、支配人の京野陸太郎(沢村一樹)が「本州鹿ロースのパイ包み」を作って食べるシーンがありました。シェフの早見倫子(鈴木京香)が「ぼんやりした料理」と言っているのを観て、クスっとしたとともに、「まずい」と言わせなかったドラマ作りに好感が持てました。

おいしいの知ってるマウンティングに嫌悪感僕は、外食先ではもちろんですが、家でも絶対に「まずい」「おいしくない

もっとみる
文章を上達させていこう

文章を上達させていこう

YouTubeでマナブさんの動画を見ました。
「ブログで読みやすい文章を書くコツ【7つあります】」マナブ

そこで、マナブさんが参考にしているブログが紹介されていたので、検証してみました。上達はまず上手い人を研究、マネルことからですよね、きっと。

紹介されていたのは4人。
・ちきりんさん
・イケハヤさん
・永江一石さん
・やぎぺーさん
です。順番に紹介します。

・ちきりんさん文体に特徴があり

もっとみる
noteをどう書くか。文体は思考に直結する

noteをどう書くか。文体は思考に直結する

note毎日更新、今日で10日目。

noteを書き始めるにあたって、実ははじめに悩んだことがあった。「です・ます」調で書くのか、「だ・である」調で書くのか、という点である。

ブログでは「です・ます」調を使っていた(現在はクローズ)。それは、来てくださった方に情報を提供する、丁寧に説明する、という立場において、「です・ます」調のほうがふさわしいと思ったからだ。というか、自然とそうしていた。

T

もっとみる
読みやすい文章を書くコツ。私が気をつけている7つのポイント

読みやすい文章を書くコツ。私が気をつけている7つのポイント

今日はクリスマス。そんな巷の華々しさをよそに、うちの会社では編集のピークの時期を迎えている。

私は、会社では専門誌の編集を担当している。毎年この時期は提出された原稿を校正し、入稿できる状態まで仕上げていくため、忙しい。

「ライターさん」に原稿を依頼しているわけではないので、クオリティはさまざま。文章がそれほど得意ではない人も書いているし、かといって専門的な内容なので外注も難しい。

文章に正解

もっとみる
メール署名と「拝」について

メール署名と「拝」について

こちらも、ネット検索で出てくる内容とは違うマナーのお話です。
(マナー講師って、どうなってんだろ?)

手紙がFAXに、そしてメールへと、通信手段が変わってきました。
私が英文レターに「FAX」と書いた際に、上司に叱られたのも、遠い昔の話です。
(なんでも、上司がファックに見えるからあり得ないとのことで)

最近、ちょっと違和感を抱いていたのですが、たまたま私の塾生さんで
物腰の柔らかい女性が使っ

もっとみる
オノマトペ

オノマトペ

これは319回目。擬音語・擬声語のことです。ここで取り上げるのは、そのうちで虫の声です。

:::

日本人は、虫の声を言語作用をつかさどる左脳で認識し、外国人はほぼ右脳で雑音として認識する。日本人は、そのため、虫の「声」として受け止め、(その意味はわからないものの)意味があるのだと思う。しかし他言語圏では、ただの「ノイズ」にすぎない。

虫の声を愛でるという習慣は、日本人独特のものだ。そういう記

もっとみる
座右の銘

座右の銘

これは335回目。28日(土曜日)の日経新聞「NIKKEIプラス1」は、「新年に誓う四字熟語」というテーマでした。みなさんは、どんな言葉を思うでしょうか。座右の銘というものをお持ちですか。

:::

「NIKKEIプラス1」で取り上げた「新年に誓う四字熟語」の、第一位は、「心機一転」だった。

気持ちを切り替えるということなのだろう。なるほど第一位になるのも、なるほどと思える。

第二位は、「悠

もっとみる
有料コンテンツづくりはサブタイトルから決定するとうまくいく

有料コンテンツづくりはサブタイトルから決定するとうまくいく

それでは、どんどん有料コンテンツを作っていきましょう!(^o^)

前回の復習:小さくスタートして大きく花を咲かせましょう前回確認したように、noteでは繰り返しバージョンアップをしてコンテンツの精度を上げ、そしてそれに見合った形で提供金額を上げていくというのが王道です。

考えてみると、これはコンピュータのソフトウェアでは当たり前のビジネスモデルであるということにお気づきだったでしょうか。

もっとみる
有料コンテンツづくり大方針 それはDIY作戦だ

有料コンテンツづくり大方針 それはDIY作戦だ

では、自分軸を作るプロフィールづくりという最初の第一歩ができたので、ここからは、ここからは実際に有料コンテンツを作っていきます。

プロフィールづくりのときもそうでしたが、この講座では、そこらのノウハウを適当に切り貼りした上辺だけのノウハウは提供しません。

コンテンツ作りもそこらにある文章テクニックなどは一切解説しません。私自身、一文が長いとか、である調とですます調の統一とかは、ほんとうにくだら

もっとみる
世界を癒す やさしい肯定 みこちゃんライティングのすすめ

世界を癒す やさしい肯定 みこちゃんライティングのすすめ

それではみこちゃん文章術に移ってまいりますが、今回は、まず既存のライティング技法の実際を簡単に見てみます。

通常一文字〇〇円でウェブライティングを請け負っている、プロのウェブライターはこうした方法を使っています。

みこちゃんライティングを深く理解するためにもまず、現状、プロのライターがどんなコンテンツ作りをやって、それなりの対価を得ているかを知っておくのも良いと思います。

その後、私の提案す

もっとみる

救いの言葉と呪いの言葉

救いの言葉と呪いの言葉
今までの自分の人生を振り返ってみて、自分の身の回りの人からかけられた何気ない言葉とその結果について考えてみた。
まず、救いの言葉から。
「あなたは優しい心を持った子供だから、その気持ちを忘れないで生きていきなさい」
これは、母が僕を捨てて、父と別れて出て行くときに行った言葉だ。
僕はまだ小さかったのでその頃はよくわからなかったが、成長するにしたがって母の望んだような子供に成

もっとみる