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「感性(センス)」がビジネスの『未来』をつくる

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人間の数多ある能力の中でも「感性(sense)」ほど曖昧模糊としたものも他にはなかろう。 ワクワク系エバンジェリストの小阪裕司は、感性を「知識や体験の集積に基づく価値判断の尺度」… もっと読む
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2020年7月の記事一覧

センスの正体

センスの正体

”センスがある”と評されるものに、どんなイメージをもつだろう。

プロデュース領域で成果がでてくると「センスのある仕事」といわれることもあれば、「感覚的な仕事」といわれることもある。

プロデュースの仕事は実際、個人のセンスとは切り離せない仕事だと思う。

センスは「言語化できない」のではなく、「容易には言語化できない」からまるめてそれをセンスとよぶのではないか、と最近思っている。

では、センス

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自然は神がデザインしたアート

自然は神がデザインしたアート

まず初めに、僕は美大を卒業したわけでもなければ、デザイン系の職についているわけではありません。

要は芸術に関してはど素人の中のど素人です。

そんなど素人が考えたデザインとアートと自然について書くので、専門の方で不快に思われるようであれば、読まないでいただきたいと思います。

僕は自然を見て、本当に心から美しいなぁってよく思うことがあります。

多分、「美」という概念は自然から生まれたのだと思っ

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ハロー効果

ハロー効果

あまたつ~今日の天気はどうだい?

全国に波浪警報が出ております!

の、ハローではありません

こんにちは マサです

「ハロー効果」
って聞いたことありますか?

人に会った時に

「Hello!」と言うことの効果

の、ハローじゃないですよ😓

正確には、「halo」の文字です。

意味は分かりません!

この、ハロー効果ですが、
意味としては、簡単に言うと

「人の良い一面を見るだけで

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作品は現実を追い求めるものではない

作品は現実を追い求めるものではない

こんばんは、今日はちょっとだけ作品づくりについてお話しします。

「作品は現実を追い求めるものではない」というテーマです。

このテーマですとあまりにも範囲が広いお話しになってしまうのですが、今日は本当に少しだけにしておきたいと思っています。

まぁこういったことは、ほとんどのクリエイターの方は持ち前のセンスで感覚的に理解していることなのかもしれませんが、最近少し気になることがあったので整理してお

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自分のアンテナを広げる努力

自分のアンテナを広げる努力

為末さんの記事を見てハッとした

瞑想の習慣化+食事をヴィーガン食にしたことで

いつも怒りっぽかった性格が軟化して滅多なことではイライラしなくなった

これはあくまで私の場合の話だが

それによって仕事上の成績もよく

上司からの信頼も得ることができた

最近

調子に乗っていたつもりはないが

自分より年上の方に

普段から良い姿勢を保つコツであったり

早起きを習慣化するには…などふと聞かれ

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人は物語を求めている

人は物語を求めている

祖父母の家のトイレに、シミがあった。

私は帰省してそれを見るたび、女性がダンスをしているように見えた。体をくねらせ、たっぷりと生地を使ったスカートをひるがえして美しく踊る女性だった。

小さい頃は、私だけがこの女性を見つけられたような気持ちになり、誰にもそれを言ったことがなかった。

大人になってから母と姉にその話をしてみた。

すると、そのシミは母にとってはかぼちゃに、姉にとっては不格好な蝶々

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「批評家」という仕事への誤解

一般的に、批評家と実務家は真逆の対象として語られることが多い。そして大抵の場合、批評家は実務家のような苦労をすることなく好き勝手にものを言って暮らしている人、というイメージで語られがちだ。

さらにいえば、大学教授や研究者に対して「自分が実務家としてやってみたらいいのでは」という意見を耳にすることもある。

こうした言説に触れるたび、「考える」という知的労働の地位はまだまだ確立されていないのだなと

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あたまのおかしいはなし

あたまのおかしいはなし

ときどき、いろんなことの前提をまるっと覆して考えてみる。

たとえば、こういうもの。大人になるまでが学びで、大人になってからは働いて稼ぐ。そこが逆転したらどうなるんだろうとか。

たぶん、なにをおっしゃっておられるのですかだと思う。

子ども、学生と呼ばれるのが「学びの時期」で、そこを卒業して社会人になって働いていく。あたり前のことすぎてあえてこうやって言語化するまでもない。

そこの前提をなくし

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逆を突いてレアな存在になる

逆を突いてレアな存在になる

企業が商品やサービスを売る代表的なセオリーとして「差別化」があります。
この「差別化」、「他には無いもの」という感じで考えるとなかなか難しいものです。
でも、「逆を突く」という視点で考えれば、ちょっと考えやすくなります。投資業界でいう「逆張り」ですね。
世間で流行っているもの、常識とされているもの、そんな潮流に逆らうように逆を突くんですね。
以前、こんなキャッチコピーで求人PRをしている会社があり

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数年前、グァムでステルス爆撃機を見た。見上げている人たちが「丸見えじゃねえか」と言っていたのが最高に面白かった。

「ステルスって本当は丸見えだと思うよ」と想像で言うのじゃなく、実際にその場で見る経験の面白さ。

消費者の誤解を招く、ローソンの新パッケージデザイン

消費者の誤解を招く、ローソンの新パッケージデザイン

少し前にローソンが、自社ブランド製品の大幅なデザイン変更を行った。
「分かりにくい」という批判も多く、良くも悪くも話題になったことは記憶に新しい。

「分かりにくいローソンの新パッケージ、店員は見分けが付くのか挑戦してみた(秒刊SUDAY)」
↑この記事では、パッケージが似すぎていて区別がつかないことがよく分かる。

「シンプル」を履き違えたデザインのせいで、同ジャンル商品の見分けがつきにくいそう

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「アート・シンキングの学校 #01 アートの触発で「正解」を超えよう」を受講して自分の勘違いに出会えた話。

「アート・シンキングの学校 #01 アートの触発で「正解」を超えよう」を受講して自分の勘違いに出会えた話。

「アート・シンキングの学校 #01 アートの触発で「正解」を超えよう」を受講しました。

若宮和男さんのお名前は存じ上げていたけどお話を聞くのは初めてです。

「アート思考」、今とても流行っている言葉ですよね。不確実性が強くなってしまっている昨今、不確実性についてどう向き合うかということみたいです。今までになかったものをうみだすのが「アート思考」なんだそうです。「アート思考は自分中心。自分が好き」

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「壁に穴を開けたい」と客に言われたらあなたはどうする?(搾取されない考え方)

「壁に穴を開けたい」と客に言われたらあなたはどうする?(搾取されない考え方)

突然ですが、あなたは今ドリルを手に持っている。あなたが提供できるノウハウはドリルで穴をあけることだ。

そこで、あるクライアントが「この家のこの壁に、穴を開けたいんです」と言われたとき、あなたはまずどうするだろうか? 

その問題を下にも書いていますので、よかったら続きをどうぞ。

こんにちは。
フリーゲームプロデューサーのうきょうです。

最近はゲーム制作、採用の現場、教育に関するやりとりにおい

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キミも消される

キミも消される

 原作をよく知らずに2次創作をする、いわゆる「原作未プレイ」。これに対する批判は、大まかに二つある。

「礼儀がなってない!」「イイ作品なんて、できっこない!」
 これはもう「じゃあ見なくていいですよ」としか言いようがない。個人の感じ方の問題なので、批判ですらなく、自分の主義や感想を押し付けているだけだ。

「公式に金を落とせ!」
 最初に比べると、なんだかまともな意見のようだ。しかし、どうだろう

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