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「感性(センス)」がビジネスの『未来』をつくる

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人間の数多ある能力の中でも「感性(sense)」ほど曖昧模糊としたものも他にはなかろう。 ワクワク系エバンジェリストの小阪裕司は、感性を「知識や体験の集積に基づく価値判断の尺度」… もっと読む
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2018年1月の記事一覧

世界観という言葉について

世界観という言葉について

noteでこういうことを書くのは実験的なのだけれど、引っかかっている事柄について、書き記しておこう。

「世界観」という言葉について。僕がまず思い浮かぶのはクリープハイプの尾崎世界観の名前なのだけれど、もちろん彼が名乗る以前から、ある種のマジックワードとして日本語圏に敷衍している。

――ライブを見た人に「世界観がいいね」と言われたことで、「曖昧な言葉でなくもっとちゃんとした言葉で言ってほしい」と

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不完全がちょうどいい



すべて自然でないものは不完全である。
ナポレオン 「語録」

という格言があるけれど、広告なんかそうだと思う。広告って普段日常に一体化してある場所に存在する。ニュースサイト、電車の中、酒場のポスターなど、ありとあらゆる場に密着して存在する。でも見るものは、いつも大抵、広告らしい広告で完全な作りだから、見てもただの広告かと感じる。

でも、たまに不自然に心に溶け込むようにはいっくる広告も

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所作の美しい人になりたい

所作の美しい人になりたい

何の映画か、またはドラマだったかタイトルなどは失念してしまったけれど、所作の美しい役者さんが出ていて、とても憧れたことがある。
その人は招かれた席にスッと座り、ほぼ目線を落とさずに横に置いた手土産を自分に寄せ、スッと差し出した。
その一連の流れがとても美しく、そうありたいと練習し、まぁ結局マスターできなかった。
昔の映画には所作の美しい人ばかりが出ていたように思う。笠智衆なんかもそんな気がする。

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