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疎通と対話 ―社会と組織の中で人々を「乳化」させるもの―

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コミュニケーション(疎通)とは相互に意思を伝達する技術であり、ダイアログ(対話)とは相互の合意目標を発見する工程である。いかに言葉巧みで表現豊かでも、伝達や合意を成し得なければ児… もっと読む
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2020年6月の記事一覧

ムズカシイ言葉

なぜ、ムズカシイ言葉が世の中こんなにも多いのだろう。アジェンダ、ショートノーティス、フィックス、ペルソナ...

最近のコロナ騒動でもそうだ。オーバーシュート、クラスター、ロックダウン…世の中は大衆がついてきていないカタカナ言葉で溢れている。

そういったムズカシイ言葉を使うことに怒りを覚えているコメントもたくさん見かける。

ただ、使う理由が全く理解できないわけではない。まずは、なんかカッコ良い

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「正しさ」を武器に相手を追いやっても本当に伝えたい「正しさ」は伝わらない。ヒートアップした議論は「相手に本来伝えたかった事を伝える事」よりも「相手を打ち負かす」&「負けてないぞ」の構造を作っちゃう。

「正しさ」を武器にしちゃいけない。「伝えたい気持ち」を大切にしたい。

「嫌われない」コミュニケーションTips Vol.2

「嫌われない」コミュニケーションTips Vol.2

こんにちは。相川雄輔です。前回第一弾を公開しましたが、Twitterを中心に沢山の反響をいただきありがとうございました!

サクッと読めるシリーズ第二弾ですが、こちらも貴重な「接点」をダメにしないためのきっかけになれば幸いです。短めなので是非最後までお付き合いください。

TIPS③「あなたに言われたくない」からの脱却世の中には「正しい理屈」「正しい論理」が氾濫しています。一方、各現場にはこれまで

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チームでつくる意識が低いデザイナーなんてPOISON!!!

チームでつくる意識が低いデザイナーなんてPOISON!!!

横浜流星くんから「星のきらめき」を感じずにはいられない!

\横浜優勝/

みなさん!こんにちは。こんばんは。
野球好きのおじさん改めデザイナーのりょっぴー(@ryoppi0726)です。

今回のnoteでは、自身の経験(失敗談)をもとにデザイナーとエンジニアの関わり方について書きたいと思います。

悩めるデザイナー達よ。俺の屍を超えていけ…

※プロダクトのフェーズやメンバー構成に

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「社長の話がわからない」のはなぜか

「社長の話がわからない」のはなぜか

ブランド経営→会社役員→コンサル(現在)の私だが、たくさんの会社で聞く問題がある。
そのひとつが「社長の話がわからない」問題だ。

社長のみなさんはタイトルにドキッとしたかもしれない。

社員と社長が見えない窮屈なルールに縛られず成果を出していく方法を、書いていこうと思う。

日本中の会社で起こる「社長の話がわからない」社長と社員では立場が違う。

どんなに献身的に会社に尽くしている社員でも、会社

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人は必ず誰かに影響を与えている

影響力が大きい人っていますが、それは有名人や過去の偉人にもたくさんいるだろうし、人生で出会う身近な誰かかもしれません。
自分にとって絶大な影響を与えてくれたり、いろんなことに気づかせてくれたり、ここぞという時にアドバイスをくれたり、なくてはならない存在になっていることも多いでしょう。

それを自分に置き換えた時にどうでしょう。
たいして影響力ないよな〜と思っていませんか?
確かに影響力が大きいこと

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言霊はあるのか

言霊はあるのか

今回、「言霊はあるのか」というタイトルでちょっと色々と思うことを書いていきたいと思います。

昔会ってきた「有言実行の人」昔、お客さんを個人で見ていた時にかなり大きな確率で「有言実行の人」にあったことがありました。

僕は自分で占いをやっていて不思議だったのですが、占いの鑑定現場はおそらく「困ったことがあった」とか「誰にも相談できなくて」とか、やっぱり弱った状態にある人がいらっしゃるケースの方が多

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「トビバッタ」にならないために 〜インターネットでも「三密」を避けよう

「トビバッタ」にならないために 〜インターネットでも「三密」を避けよう

お疲れさまです。uni'que若宮です。

突然ですが、今日は「バッタ」の話をしたいと思います。

サバクトビバッタの成虫は世界で最も破壊的な移動性害虫の一つ。自身の体重と同じ約2グラムの植物を1日で食べることができる。2020年1月以降、ケニアは過去70年で最悪の大発生に見舞われている。バッタの増殖は続いており、東アフリカの作物は特に攻撃を受けやすい生育期を迎えている。

トビバッタ大発生して植

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大好きだった職場を去ろうと決めたわけ

大好きだった職場を去ろうと決めたわけ

薬剤師の退職理由で最も多いのは人間関係だと聞いた。
私には無縁のことだと思ってた・・・

私は自分の職場が心から好きだった。
経験7〜16年の中堅が集まりチームを組んでから早6年。
何も言わなくても 皆がお互いの動きを見ながら
今自分が何をすべきか判断して動ける最高のチームだった。
人間関係も非常に良く
休みの日にも集まってランチや飲み会で盛り上がった。
ときには病院のナースや受付さんも加わるくら

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コミュニケーションの難しさ大切さ(ある薬剤師さんのご経験を通して)

コミュニケーションの難しさ大切さ(ある薬剤師さんのご経験を通して)

ドラッグストアー調剤薬局があちこちに目立つ時代になってきています。

高齢化時代を迎え、これからますますその需要は増してくると思います。🌿

そんな中、薬剤師の皆さんの世界でも新たな流れが生じてきているようです。

それは、最近特に転職が盛んに行われてるというものでした。

確かに転職をして、好条件厚待遇ならいいとこ尽くしということなのかな、と最初はそんな風にも思っておりましたが、見つけました。

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「演劇によって豊かになる」実感はあるけれど、なんで豊かになるんだろう?

「演劇によって豊かになる」実感はあるけれど、なんで豊かになるんだろう?

初めまして!
「ありのままの自分を愛し活躍する」
をビジョンに、対話ワークショップを開催しているprologueの香西姫乃です。

毎週土曜日に開催される演劇サロンプロジェクト内にて、
第一回prologueワークショップを開催しました!
今回は、そのワークショップの内容をお届けします。

prologueってなに?

prologueは、
あるテーマに対しての常識の枠を外し、自分と他人の違いを知

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自分がされて嬉しいことは、他人も嬉しいとは限らない。

自分がされて嬉しいことは、他人も嬉しいとは限らない。

今回もキングコング西野さんのブログからです。
「相手の気持ちになる」とか、「相手の立場で考える」とか、「他者目線を持とう」って、よく聞きますよね。
お客さん相手のビジネスではもちろんそうですし、職場仲間、上司が部下を考えるときでもそうです。
うん、そりゃそうだよね、大事だよね。と思いますよね。
よく言われるのが、「自分がされて嫌なことは、他人にもしないこと。」
これはほとんどの場合、正しいと思うん

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部下に「穴掘り拷問」をさせてないか?

部下に「穴掘り拷問」をさせてないか?

旧ソ連のシベリアあたりで、かつて「最もきつい拷問」と呼ばれたものがあったそうです。
それは、囚人に一日中、スコップで大きな穴を掘らせ、次の日にはその穴を埋めさせる、そしてまた次の日には穴を掘らせる、これをずっと繰り返させるものだったそうです。
1週間もすると、どんな屈強な囚人も音を上げ、発狂する者も少なくなかったといいます。
「目的のない作業の繰り返し」は、人を疲弊させ、やがて狂わせてしまうんです

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非ネイティブ日本語話者と会話する時に、気を付けていること

非ネイティブ日本語話者と会話する時に、気を付けていること

最近、個人的に日本語の非ネイティブの人と話す機会が増えました。多くは取引先の会社の通訳さんや日本語ができる業務担当の人、日本語学習者の友人などです。とても上手に日本語を操る人もいれば、うーんちょっとしんどいなというレベルの人も当然います。

どちらにしても、普段は中国語を使って生活している者としては「外国語で話す」ということにかかる心理的負担をそれなりに理解しているつもりでおります。この記事ではど

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