マガジンのカバー画像

『未来』は子どもたちのためにある

1,046
ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
運営しているクリエイター

#エッセイ

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

子どもに怒るのと叱るのは違うと考えるのは危険

少し前に話題になっていてネットで目にしました。子どもが何か問題行動をした時に

怒るは感情が入っているからダメで叱るはしつけだけだから良い

みたいな話でした。色々な議論がなされていましたが、私はこういう考えはとても危険だと感じています。なぜなら一番大切なことが抜け落ちているからです。それは、

子どもから見たらどっちも一緒

っと言うことです。怒られようが叱られようが子どもからしたら一緒ですよ。

もっとみる
子どもに買い物をさせると勉強がぐーんと伸びる

子どもに買い物をさせると勉強がぐーんと伸びる

今まで沢山の小学生と勉強をして来ましたが、小学校の勉強で1番難しい勉強って

わり算(筆算)

だと思っています。断トツで苦戦する子が多いです。小数バージョンもありますがこれまた苦戦する子が多いです。九九もひき算も入って来るのでやる事が盛り沢山なのですが、どこに1番つまずくかと言いますと商を立てる所なんですよね。例を挙げますと、

932÷28という問題があるなら、初めに93に対して28にいくつか

もっとみる
息子が教科書に噛み付いた日

息子が教科書に噛み付いた日

息子が教科書に噛み付いた。
何の比喩でもなく歯を食いしばって教科書の端を噛んだ。
イライラして体をこわばらせて、フーフー言いながら噛み付いた。
そしてこんな風に言った。

「僕は!国語の教科書を開くとイライラする!噛み付きたくなる!この手触りがいやだ!教科書を使いたくない!いつも授業中も噛み付きたくなるからえんぴつとか襟を噛んだりしてなんとか我慢してるけど、いやだ!使いたくない!」

気のせい、で

もっとみる
体育の授業に馴染めなかった話

体育の授業に馴染めなかった話

こちらの記事&ラジオに共感するところが多かったので、自分でも体育の授業を振り返ってみたいと思います。(いつもの1.5倍くらいの長文になりました…)

僕も正直なところ運動が得意ではありません。そういうわけで体育の授業とは仲良くなれませんでした。

運動が苦手な人間にとっての体育とは体育といえば、みんなが見ている前で体を動かしたり、実技のテストを受けたりします。50m走とか、ボール投げとか。そこで足

もっとみる
最近の衝撃

最近の衝撃

本日、メディアパル様より先日書いたトピックを再びご紹介して頂きました。
他の方の作品も含めて、「教科書での作品との出会い」に思いを馳せていただければ、幸いです。

ところで、その関連で衝撃的な記事を見つけてしまいました。
いえ、筆者の方に文句があるわけではありません。むしろ、筆者が現在の教科書の在り方に危惧を覚えるのが、よく分かる。

昨年、教育関係の記事をとある商業メディアで書いていたことから、

もっとみる
教科書の危機

教科書の危機

図書館に本を返却&新しい本を借りに行って来たついでに、先日書いたトピックを思い出し、資料コーナーで小中学校の国語の教科書を閲覧してきました。
私の地元の図書館は、公立の小中学校の教科書が一通り閲覧できるのです。

そこで驚いたのが、小学校5年生からすでに古典が登場していること。
ほんのさわりだけですけれど、これは結構インパクトがありました。
そして、今年から教科書が変わったためどれだけ学校で実施す

もっとみる
成長した息子へを見守りながら思うこと

成長した息子へを見守りながら思うこと

まとめ記事です。

高校を卒業した息子との会話や、成長したからこそ思う気持ち。
歯がゆさや感傷とともに、少しずつ頼もしさを・・・感じられるといいのですが😅

卒業した息子と、私の心境。これまでの卒業式を思い出して。

息子の進路。いろいろと話し合って決めて、公開も反省もたくさんある。今までのことも振り返ります。有料記事です(300円)。

受験で見送った日々のこと。無力感と、せつなさと。

お菓

もっとみる
PTAがヘンだと思ったので変えてみた話

PTAがヘンだと思ったので変えてみた話

PTA、積極的に参加していますか?
共働きが当たり前のこのご時世に、時代錯誤の常識が残る摩訶不思議な世界。
これは、小学校のPTAがヘンだと思ったので変えてみたというお話です。

ここがヘンだよPTA
決まるまで帰れない恐怖の役員選出を経験した方、おられますか?まだやってない人に、何が何でも役をやらせようとする、あの圧力。あれはいったい何なんでしょうか。
みんな、それぞれいろんな事情があります。家

もっとみる
むすこの塗り絵が才能にあふれてる

むすこの塗り絵が才能にあふれてる

保育園にお迎えに行ったら、息子が右手に紙飛行機、左手に塗り絵を持ってダダダッと駆け寄ってきた。

みて!とばかりに手にしていた1枚の塗り絵。それがやたら魅力的で感動してしまった。

お母さんこれめっちゃすき。
むすこくん、才能溢れすぎでは……?

と、思わず写真まで撮ってしまったのがこちら。

まず、4歳にしてあまりはみ出してないのがすごい。ハサミでダンボールやチラシを切るのが好きで、手先が器用だ

もっとみる
息子氏、青く光るゲーミングPCを手に入れる。

息子氏、青く光るゲーミングPCを手に入れる。

 昨年末に、貯めこんだお年玉や高校入学祝いを元手に息子が手に入れたのは、所謂ゲーミングPCというやつで、サイズ的にはミドルタワーということだけれど、配送されてきたダンボール箱は人が入れそうなサイズ。あまりの大きさにのけぞった。

 私にはとても二階の部屋まで持ち運べない重さ大きさ。息子も一人では自信がなかったようで、仕方なく親子二人して、激重精密機械の入った箱の上と下で持ち、狭い階段を「危な落とす

もっとみる
支えるとはどういうことなのか

支えるとはどういうことなのか

本日夜から横浜の自宅へ帰省します。約二ヵ月振り、待望の瞬間です。この記事は、我が家へ向けて走る高速バスの車内でスマホから書いています。本日のテーマは、『支えるとはどういうことなのか」という思いつきを掘り下げてみます。

息子が書いた感謝のことば息子は今年の3月に小学校を卒業します。離れて暮らし始めたここ半年ほどは、息子が育つ様子を身近で見守ってやれていませんが、短いような長いような6年間でした。息

もっとみる
親ガチャ、子ガチャ

親ガチャ、子ガチャ

「親ガチャ」ということばがある。

“ガチャ”といえば、回転レバー式のカプセルトイを思い出す。最近では、スマホゲーム内での「ランダムにアイテムが手に入るイベント」として一般的に知られている。要は、プレイヤーの意志では選べないくじ引きのこと。

生まれてくる子どもは、親を選べない。レアアイテムだと当たりで、ありきたりなアイテムだったらはずれ。アイテムの場合はそれで良いのかもしれないが、親の場合は子ど

もっとみる
なんと❗️この『note』のプラットホームが、来年から全国の小学校で使用されることになりました❗️

なんと❗️この『note』のプラットホームが、来年から全国の小学校で使用されることになりました❗️

昨日、文部科学省から衝撃の発表がありました。今、私たちが使用しているこの『note』が、なんと❗️来年から全国の小学校で使用されることになったんです。

既に全国の小学校では、デジタル教科書が普及しています。生徒ひとりひとりが既にタブレット端末を持つ中で、『note』のプラットホームの導入には何の障害もなかったようです。

平成のような、教師から生徒への情報伝達型の授業方法ではなく、現代では生徒が

もっとみる
子育ての成功とか失敗とかかんたんにいわないでほしいから

子育ての成功とか失敗とかかんたんにいわないでほしいから

「とてもいい学校に受かったと聞きました。
いい子育てをされたからの結果だと思います」

そんなSNSのコメントを見て、強烈な違和感を持った。

違和感は二重にあった。

ひとつは、「いい子育てをされたから」「いい学校に入った」。
それは「いい学校に入ったから、いい子育てをした」ということ?
いい子育てはいい学校に入ったら、できたことになるのか・・・という違和感。

もうひとつは、その書き込みをした

もっとみる