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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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2020年3月の記事一覧

児童のキャラ化と「陰キャラ」の登場

学級社会の変遷 学校における学級社会は、教室外の社会の影響で大きく変化してきた。1960,70年代の一致団結した学級社会は、村社会が教室の中に形成されているようなものであったと捉えられる。しかし高度経済成長期に伴い高校進学率が上がるにつれ、「高校に行くこと」よりも「どの高校に行くか」というのが意味を持つようになってきた。そのため教室の中でも学力競争が行われるようになり、一致団結した学級社会像は崩壊

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「言葉」で教師としての威厳を保つ

「言葉」で教師としての威厳を保つ

15年前の文章です。

 言葉は人間性を表す。「教師」たるもの自分の言葉に自信を持ちたい。
大学を卒業してすぐに教師になった。現場の経験は教育実習の数週間のみ。そんな私が4月担任になった。「なんとかなる」と思ったが現実は何とかならなかった。 
「子どもといい関係を作りたい」「子どもと同じ目線でいれる教師に」。言葉はかっこいいかもしれないがこれが間違いの元だった。
 「若さを生かし」子どもと友達のよ

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2/23「未来の学校のルールメイキング」ワークショップ 開催レポート

2/23「未来の学校のルールメイキング」ワークショップ 開催レポート

今ある校則って、本当に必要なの? 未来の学校でも、今と変わらない校則があるのかな?未来の学校に必要なルールを考える「未来の学校のルールメイキング」ワークショップが、2020年2月23日にNPO法人カタリバで行われました。参加者は、全国各地から集まった高校生・学校の先生・保護者たち合計30名。開催レポートをお届けします!

「子どもの主体性に影響するのは校則なのでは?」
まずはカタリバ代表・今村久美

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若者が選挙に行かないのは実感がないからで合理的な判断だ

若者が選挙に行かないのは実感がないからで合理的な判断だ

唐突ですが、選挙に行けるようになって15年経ち、すでにベテラン領域のぼくだからこそ書ける「若者が選挙に行かない理由」を書いてみたいと思います。......すいません。ぼくは年齢が35歳なので、20歳から選挙に行けるようになったのを振り返ると15年です。もう、ホント、それだけです。だからといって被選挙権を行使したこともありませんから、ただの市民です。本当にごめんなさい。それでも、ぼくは歴とした「中年

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小学生が解説します! これを読めば子供でもわかる! 「不登校NEWタイプ」について。

小学生が解説します! これを読めば子供でもわかる! 「不登校NEWタイプ」について。

前回の記事では、不登校のタイプについて書きました。

前回の記事はこちら↓

しかし、不登校のタイプ7種類の中に、僕が該当するタイプはありませんでした。

今回は、この僕のようなタイプを「不登校NEWタイプ」と名付けて、解説していこうと思います。

前回書いた不登校のタイプはすべて
「学校が苦手」「学校に行けない」という内容でした。

ですが最近は
「学校に行けない」のではなく「あえて学校に行かな

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小学生が解説します! これを読めば子供でもわかる! 「不登校に対するイメージ」について。

今回のテーマは「不登校に対するイメージ」です。

不登校のイメージについて皆さんは、不登校と聞いた時にどんな事を思い浮かべますか?

世間の8割の人は、不登校と聞いて、

「ひきこもり」や「いじめ」など、

ネガティブ事を想像してしまうのではないでしょうか?

実際僕が調べてみた結果、

「負け犬」「甘えん坊」「ダメな子」など、

やはり、ネガティブな事が多く書かれていました。

ですが、僕は不登

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子供のゲームの時間制限は本当に必要か?

子供のゲームの時間制限は本当に必要か?

今回の内容は、実に炎上しそうな内容になるなあと思いつつ、子供とのゲームの時間を共有した結果を書こうと思う。
その判断は、もちろん親御さんにお任せします。

我が家の方針

我が家には、この春大学を卒業する子から小学生まで4人の子がいますが、昔からのルールで、宿題を済ませたら、やらなきゃいけないことを済ませたらゲームの制限時間はなし。

これを打ちだすには、自分が経験することが必要だろうということで

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学校を設立し、挫折を通してあり方に気づいた話

学校を設立し、挫折を通してあり方に気づいた話

最初にお読みください。このnoteをお読みくださり、ありがとうございます。
自分を語ることはあまり得意ではありませんが、noteをお読みくださる方々に、筆者の田中善将(たなかよしまさ)について、少しでも透明性のある情報をお届けするべく、作成しました。

私は、恥ずかしがり屋で、あまり群れる事を好かず、一つの事をやると決めたら、徹底的に集中するしてしまう人間です。

そんなやつが、教育界で二本足で生

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保育園の美術作品を通して見えてきた、息子の世界

保育園の美術作品を通して見えてきた、息子の世界

息子が保育園生活最後の「作品」を持ち帰ってきた。

年少の頃から月に1回あった、外部の講師の先生を呼んでの美術表現の時間。

先生に直接お会いしたことは一度もないのだけど、毎回息子が持ち帰ってくる作品とそれについている今日のクラスについてのかんたんなお手紙は、私に新しい視点をくれ、息子がもつ世界を知る機会をくれた。

絵を描くのが大の苦手な私は図工も美術も気が重い授業だった。何かを描くにせよ、作る

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子ども達にとってオンライン授業は文化の域に入っている

子ども達にとってオンライン授業は文化の域に入っている

先日、zoomで小学低学年向けに授業を行いました。

きっかけは、臨時休校の子ども達向けに、無料オンライン授業を提供しませんか?という告知でした。

ちょうど講師を募集していたので、即座に応募しました。

授業の生徒さんは20名ほど。定員満席でした。

授業開始前は、オンライン授業がきちんと授業ができるかしら、ちょっぴり不安でした。

というのも、直接会って授業をすることはあっても、オンラインでは

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ゲームの選び方

ゲームの選び方

この長期間の休みで、子供たちがゲームを長時間することを心配されている親御さんに少し考えていることをお話しします。私は小学生ぐらいからファミコンをやり始めた世代でして、その後はずっとゲームと共に生きてきました。少しはゲームに親しんできた身としてその弊害と利点をお話しします。

まず、どのゲームを選べばいいかの判断に、重要なのは楽しんでいるか、楽しまされているのかの違いです。楽しんでいるのであれば弊害

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何かにつけてまず子どもにしわ寄せする社会にNO❗️明石市が3/16に学校再開🧒👦

何かにつけてまず子どもにしわ寄せする社会にNO❗️明石市が3/16に学校再開🧒👦

政府は新型コロナウィルスの感染拡大防止策として、全国小中高の一斉休校を要請しました。

このニュースを目にした時、こう思いました。

「ああ、またこのパターンか…😭」と。

人間、困った時に本性が出るなんていいますが、僕は組織も同じだと思います。

この国は、何か困ったことがあるとそのしわ寄せを子どもにするんですよね。

「あとよろしく〜」ってなもんで

「いやだ」と言えないのをいいことに

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安倍総理、一斉休校を今すぐ止めて「台湾方式」に切り替えてください

安倍総理、一斉休校を今すぐ止めて「台湾方式」に切り替えてください

 安倍晋三首相は29日夕、首相官邸で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた政府の取り組みなどについてスピーチしました。

 そこで語られた一斉休校の理由は「何よりも子供たちの健康、安全を第一に、多くの子どもたちや教職員が日常的に長時間集まる。そして、同じ空間をともにすることによる感染リスクに備えなければならない」というものでした。

【WHO曰く「子どもの感染例は少ない」「子どもから

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強さというものは攻撃よりむしろ防御にあるもの

強さというものは攻撃よりむしろ防御にあるもの

 人間として強い人間になりたいなって思うのは、ぼくだけにかぎったことではないと思います。

 人間だれしも弱い部分というものは持っていて、じぶんの弱さというものに出会うたびになんだかわからないけれど泣きたくなってしまうのです。

 泣きたいなって思うまでになみだがポロポロ流れて、あれっ?って思うこともあります。

 じぶんって弱いよな~って思うことってありませんか?ぼくはありますよ。

 この強さ

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