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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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2018年5月の記事一覧

モンテッソリー教育を30分で理解できるようにまとめてみた

モンテッソリー教育を30分で理解できるようにまとめてみた

最近、「モンテッソリー教育」という言葉をよく耳にしませんか?
「ビル・ゲイツや藤井聡太など、世界中の天才たちが幼少期に受けていた教育法」などと。

最初は何気なく本屋で立ち読みをしただけでしたが、その時に(ただのノウハウ本じゃなくて、しっかり論理が裏付けされている)という印象を受けました。そして、(親が知っているのと知らないのでは大違いだな)と思ったので、自分なりにまとめてみました。

私自身、子

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自分で考える力を削ぐ子供への公共圧力

自分で考える力を削ぐ子供への公共圧力

これからの自分の仕事やキャリアに活かそうと、都市経営プロフェッショナルスクールというのに通うことにした。

今、日本は、地方都市の自治体経営や都市・地域経営を真面目に考えないと、将来の持続性について結構やばいのではないかという危機感があり、子供たちに胸を張れる未来の社会へとバトンタッチするのは自分の親としての責任でもあるよな、とか子供が生まれてから考えるようにもなった。

ということで、その都市経

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アートと子どものことを考える

アートと子どものことを考える

日本滞在4日目のメモです。

前々からおつきあいのある高野賢一さんが、帝国ホテルプラザにアートギャラリーを開いたという。それまでファッションや食の仕事をしてきた人がなぜ?と思った。彼は帝国ホテルのコンサルタントをやっていて、プラザをより注目される場所にするアドバイスをしているうちに、「そのスペース、私がアートギャラリーとしてやりましょう!」ということになったらしい。

話を聞いていると、アートギャ

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アイスランドの質が勝手に高くなる教育の仕組みとユニークな教育現場

アイスランドの質が勝手に高くなる教育の仕組みとユニークな教育現場

伊藤です、

視察レポート
【アイスランド編】を
お届けします。

エストニアに比べてアイスランドの方が
とても印象に残っています。

何も調べずに、行ったのですが
かなり良かったです。

(調べなさすぎて、北極圏に近いことを
忘れて寒さをなめてました。。笑)

・地球を感じる雄大な大自然
・進んでいてかなり素晴らしい教育
・天候から生まれる国民性

など、中々に面白かったです。

残念なのは雪が

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「乳幼児美術」の文脈

「乳幼児美術」の文脈

アーティストやんツーさんが、赤ちゃん向けのおもちゃ「センサリーボード」に見出した美術作品としての可能性とは。

・本来の価値や機能が無化している(もの派)
・あらゆる日用品のコラージュである(コンバイン・ペインティング)
・「モノを選び、並べる」という現代的な創造性(レディメイド)

そしてなおかつ、乳幼児が触って遊べる玩具であること。赤ちゃんは、ペットボトルやお菓子の空き箱、鍋やおたまなどを転が

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「乳幼児美術」をつくってみた

「乳幼児美術」をつくってみた

「乳幼児美術」とは、アーティストやんツーさんが提出した新しい概念。では作品をつくってみよう。100円均一で買い集められたものをコラージュして、赤ちゃんには知覚を使う玩具として、それでいて大人には「意味のコラージュ」として楽しめるような美術作品をつくってみよう。

わずか1時間ちょっとの時間で作品をつくる。材料を選び、電動ドリルを使って穴を開けて結束バンドで縛ったり、ビスで止めたりして固定していく。

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子育ては最高のエンターテイメントで超高難易度の人生ゲーム

子育ては最高のエンターテイメントで超高難易度の人生ゲーム

いつかは子供が欲しいとは思っていたが、20代の僕は結婚なんて遥か先のことだと思っていた。

うちは両親も晩婚だったし、そんな親なので結婚とか家庭を持つことを無理に勧めたりはしてこなかった。

1stキャリアでデザイナーという激務薄給な職に望んでなったこともあり、結婚どころか仕事で一人前になるのに苦戦する20代を過ごした。

仕事は忙しいし出会いもないし金もねぇ、まぁ独立して仕事も波に乗り始めた35

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我が子の「異常性」を、受け入れる準備を。

我が子の「異常性」を、受け入れる準備を。

「我が子をどう育てるか?」は、子を持つ親なら誰しも1度は頭を悩ませる問いでしょう。

私は1歳10ヶ月の子供がいるのですが、そんな幼い状態でも常にぼんやりと自分に問いかけてしまいます。

その答えを出すヒントを、先日公開された塩谷舞さんの記事から見出せたような気がしました。

なんと塩谷さんは小学4年生の頃からパソコンとインターネットを使いこなし、オンライン上で友人を作っているんですね。

インタ

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「乳幼児美術」とは

「乳幼児美術」とは

先日、アーティストやんツー(山口崇洋)さんの『知覚のコラージュ 大人のための乳幼児美術』というワークショップに参加してきました。

赤ちゃん用のおもちゃをつくるワークショップなのかと思いきや「美術とは?」「知覚とは?」「創造性とは?」と問いかける硬派なワークショップでした。その内容に共感したので、数回にわたってレポートします。

やんツーさんの活動会場は多摩六都科学館。花小金井の駅からバスで少しい

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