「因果関係」
キングコングの西野さんにハマった理由はKinki kidsの堂本剛くんが理由だ。
僕は10年以上前からKinki kidsの堂本剛くんが好きである。
剛くんと西野さんは10年以上前から友人で、この事を西野さん界隈に話すと意外と思う人が多いんだけど、「正直しんどい」という番組では3回ほど二人で旅行にも行っている。
剛くんが毎年やっているお笑いのイベントでは西野さんが一週間ずっと天の声をやったこともある。
僕も一度、天の声が西野さんだった回に当たったことがある。
※ちょうど夏におとぎ町ビエンナーレの最終日に特別にブス似顔絵を描いてくださったので、西野さんにもそこでお礼も言うことも出来ました。おそらく西野さんに認知してもらえたのはこの事が大きかったと思う
西野さんが天の声の時はとにかくトークが長すぎて、お題が2問しか出来なくて、今でもこのことを話している(笑)
キッカケはX(Twitter)だった。
ある時西野さんの当時のTwitterで剛くんとお姉さんが西野さんのラジオか何かの収録に来てたらしく、お姉さんが独演会のチケットを買ったというツイートを見た。
(2014年の日比谷公会堂のやつ)
剛くんにはお姉さんがいて、お姉さんもお笑いが大好きな方なんです。
剛くんのお姉さんが行くということでもしかすると会えるかもなんて単純な考えが浮かび、西野さんからも直接チケット買えるし、興味本位で買ってみることに。
もちろんお姉さんの顔は知らない。
※余談ですが、剛くんのお姉さんおとぎ町ビエンナーレにも来てたらしい。
これが西野さんのイベントに行くキッカケになった理由だ。
そして、その独演会がめっちゃ面白くて、エンディングで来年もやるということで、それも行くことに。
2015年と最後の2016年も参加している。
その後クラウドファンディングのリターンをキッカケに西野さんのイベントにも積極的に参加するようになる。
2018年にはオンラインサロンに入り、一年だけだったが、「ニセノ」というキャラもあり、サロン内での知名度もまずまずあり、イベントにも積極的に参加してたくさんのことを学び経験させてもらった。
(今はオンラインサロンを抜けています。理由については「決意」というブログに書いてあります。)
西野さんを知っていくうちに剛くんと西野さんにはいくつか共通点があることに気付いた。
大きく言えばこんな感じ。
・批判のされ方が同じで、時代の最先端を作っていた
今、西野さんは2万人の国内最大のオンラインサロンというとてつもないコミュニティを持っていて、オンラインサロンといえば西野さんというほどにまでなり、今や日本のビジネスなどで最先端を生きている人になっている。
今は当たり前にある「クラウドファンディング」を西野さんは7〜8年前から既に使っていた。
また絵本の無料公開を一番初めにしたのが、西野さんだった。
西野さんが始めた当初はどちらも批判が相当ありましたが、今となってはクラファンも本の無料公開は当たり前のようになっている。
でも、西野さん絵本を描き始めたり、クラウドファンディングをした時は世間から「芸人らしくしろ」、「宗教だ」などのバッシングが凄かった。
一方の剛くんもファッションをがらりと変えたり、FUNKミュージックを始めた時は「アイドルらしくしろ」などの世間からのバッシングがあった。
でも、それを貫き通し今は男がスカートやレギンスを履くことやマニュキュアを塗ることは当たり前になっていて、ファッションや髪型のブームの最先端には必ず彼がいる。
髪型の「アシメ」というカテゴリーを作ったのも剛くんが始めたからだと言われている。
当時美容室にも行けなかった剛くんが自分で髪を切ったため、髪型が左右非対称になったことが始まり、ようやく美容室に行けた時に美容師さんから、カッコいいからカテゴリーに入れたいと言われたことが始まりらしい。
彼が奈良出身ということもあり、独特な表現や発言をすることから、「宗教っぽい」と言われてることもある。
またチームラボで有名な「プロジェクションマッピング」もこの言葉が出始める前に既にライブの演出でやっていた。
そして音楽もフェスなどで話題になり、ようやく音楽も最近世間から評価をされるようになった。
二人とも当時時代の最先端をいっていて、周りには理解されませんでした。
でも、二人は自分を信じてやり続けて追求し続けた。
剛くんは音楽やファッション。
西野さんはクラウドファンディングや絵本を通じてどうやって自分の作品を届けるか。
その結果、二人は世間に認められました。
また日本だけではなく、世界に活動を広げている。
剛くんは今ミラノコレクションのランウェイで使う曲を毎シーズン作っている。
さらに19AWでは音楽以外にスタイリングも担当している。
ソロプロジェクトENDRECHERIともコラボもしたATSUSHI NAKASHIMAのランウェイで使う曲を作っている
西野さんは絵本で世界の至るところで個展や寄付を行っている。
現在、絵本「えんとつ町のプペル」は19ヵ国語に翻訳されている。
またニューヨークのブロードウェイでミュージカル・えんとつ町のプペル(Poupelle of Chimney Town)を9月にやる予定でもありました。(コロナの影響で延期)
二人は日本では誰もやったことのないことを最初にやっていて、同じような批判をされたけど、今や二人はそれぞれの道の第一人者になり、自ら道を開いているというのが共通しているなと思いました。
・優しい、涙もろい
西野さんはよく音楽会や天才万博で感動をして涙を流す。
剛くんもライブで泣くことがある。
涙は流されないけど、何度か番組の中でも涙目になりながら歌っていたことも少なくない。
2022年と2023年のライブではよく涙を流していた。
「辛い思いをしている人がたくさんいるのに自分はこんなに恵まれていていいのか」
ファンのことを誰よりも愛し、幸せを願う剛くんらしい理由だ。
5/16放送のラジオではリスナーからのメールに涙を流しながら読み上げていたことはファンの中で心に深く響いた。
またコロナ禍中もラジオで医療従事者からのメールなどで、何度も涙を流しながら読み上げたこともあった。
剛くんはTwitterでロケ情報が出て、ファンじゃない人が対応しても剛くんの悪いことを書いたツイートを見たことがない。
奈良に行って剛くんが行くお店の人に聞いても、全く気取らず、普通のお兄ちゃんという風に口を揃えて言う。
一方の西野さんは、ブログやTwitterでは結構激しめなことを言うこともありますが、僕が見た感じだと全ての人に対して話を最後まで聞いているし、遮ることもなく返って聞き上手だ。
リアクションも大きくて、全てに対して肯定する。
(酔っていてノリで肯定していることがほとんどですがw)
でも、話している側としたらこんなに話して気持ちいいことはあまり普段感じないと思う。
また人思いで、厳しくてもちゃんと愛があるなと感じるし、厳しく言ってしまってもその後のフォローも一般人関係なくしてくれるし、僕もその経験があったので、神対応だと思っている。
・アイデアを形にするスピードが早い
西野さんのオンラインサロンでは、本人曰く「世の中に出る前にサービスなどをオンラインサロン内で実験している」と言っている。
僕は去年でサロンを抜けていて、今の実態は詳しくはわからないが、Twitterを見ている限り、西野さんのアイデアを出してから形にするまでのスピード感はすごいものだという。
剛くんに関しては、一度ライブに行ったことがある人はわかると思うが、即興で曲を作ることが多い。
MCの何ともない会話から曲が出来たり、お客さんにテーマを決めてもらいその場で曲を作ったり。
最後は即興でセッションをするのだが、それもまた圧巻。
そして、その曲が気に入れば次のシングルかアルバムにはもう入っている。
最近はラジオでリスナーのお子さんからのアイデアを取り入れて、実際に曲にしてアルバムに収録されている。
アルバム「Super funk market」の中の「cho_cho_chocol@te」という曲です。
クレジットにもそのお子さんのFUNKネームが入っているプレゼント付き。
※FUNKネームとは剛くんがその人の好きなものや直感で付けるニックネームみたいなもので、剛くんはMr.410cakeです。剛くんがホットケーキ好きから付けられている。
(個人的には「音楽を終わらせよう」という曲が好き、約12分間の即興曲、歌詞もメロディも全てその場で作ったもの、「RAIN」というシングルに収録されている)
・すごいメンバーが集まってくる、人望が厚い
西野さんの周りのスタッフや友人関係を見ると、すごいメンバーが集まっているように思える。
ホリエモン、SHOWROOMの前田社長、蜷川実花さん、大竹しのぶさんなど他にもたくさんの方と繋がり、作品を作ったりもしている。
現在絵本の作成も分業制で行っており、そのパートのスペシャリストと作品を作っている。
おそらくこうして西野さんに協力したり、人がどんどん集まってくるのも西野さんの人柄も大きいのではないかと思っている。
そして剛くんはというと、音楽のことは全くわからないが、剛くんのバックバンドの人たちは世界的にも活動しているミュージシャンが多いようで、見る人からしたらFUNKバンドのオールスターに近いようである。
スティーブエトウ、竹内朋康、十川ともじ、名越由貴男、佐藤タイジ、屋敷豪太、kenken、Gakushi、ルイス・バジェ、オリビア・バレル、鈴木渉、森多聞、平岡恵子、SASUKE、Tiger、稲泉りん
他にもいるが、有名アーティストのバックにいる人ばかりだ。
2018年に発売されたアルバム「HYBRID FUNK」のギターには山下達郎さんが参加されている。
このモンスター集団をまとめる堂本剛。
実際にこのバックバンドを見てみると迫力が違う。
剛くんの周りにも年々たくさんのアーティストが集まっている。
きっとこうして剛くんの周りにすごいミュージシャンが集まってくるのも西野さんと同じように剛くんの人望があってのことだろう。
そして二人ともメンバーを信頼して、メンバーが最大限の力を出せるようにやりたいようにやらせている。
二人とも最高なメンバーと最高の作品を作っている。
・相方思いである
はねるのトびらでブレイクしたキングコングが、レギュラー番組などを次々と持ち始めた時
相方の梶原さんが仕事のストレスが原因で、いきなり失踪し音信不通になったことがあった。
当然キングコングとしての仕事は全て白紙。
しかし、西野さんだけでもソロで活動も出来たと言っていましたが、西野さんは一人で活動はせず梶原さんが戻ってくるのことを信じて西野さんも仕事を全てキャンセルして待ったそうだ。
「俺が一人で仕事をしてしまって、それが上手くいってしまったら梶原が余計戻ってこれなくなる」
そして、数ヶ月後梶原さんが戻ってきて、西野さんの家に直接謝りに家を訪ねてきた際、梶原さんを笑わせようと裸でギターを持って迎えた話は独演会の鉄板ネタだった。
そんな梶原さんは今や「カジサック」としてYouTuberとして大成功を収めていますが、梶原さんがYouTubeを始める際、西野さんに相談して西野さんは即応援してブログでも今現在も応援を続けている。
たまに梶原さんに向けた悪口といった内容でブログやTwitterに書いたりしますが、そこにはいつも愛しかない。
一方、剛くんも光一くんの存在をとても大切にしていて、西野さんとは反対で影で応援しているイメージ。
以前番組の中で「僕は光一にはなれないし、逆に光一も僕にはなれない、僕は光一のやりたいことをやったらいいと思う」といったニュアンスで話していたこともあり、光一くんも同様ですが、お互いの活動には干渉せず見守っているというイメージ。
これは逆になってしまうのですが、剛くんが突発性難聴で入院してしまった時、光一くんは剛くんが不在の間、一人で音楽番組に出演して剛くんのカラーでもある青色が入った衣装を着て、剛くんのパートを歌ったり、その際「いないけど、いるだけでありふれた日々がとてもアニバーサリーなんだよっていう歌詞のほうがしっくりくるな、と思って2番を歌わせてもらった。」と話していた。
きっと剛くんと光一くん両方がお互い大切に思っているからこそ出来たことなのかなとも感じている。
剛くんが突発性難聴から退院した日がちょうどロケの日で、サプライズで光一くんのところに現れた話は有名。
ライブのMCが長いことで有名なKinki kidsですが、本当に仲が良いことはファンじゃない人でも伝わるし、剛くんも光一くんのことを愛のイジりで表現している。
2024年3月をもって、剛くんの事務所退所が決定した。
西野さんも吉本を2020年退社して今はフリーで活動している。
光一くんも梶原さんもお互いにSMILE-UP、吉本興業にそれぞれ所属したままだ。
剛くんと西野さんはフリー、相方の二人は事務所に所属してグループ、コンビ活動を続けている。
二人に共通点していることは相方を本当に愛しているということ。
お互いのスタイルまでまさか被るとは思いもしなかった。
・嘘をつかない
これは個人的な意見です。
西野さんは普段から嘘を付かないと言っているし、仕事のスタンスも自分が本当にやりたいものや、本当にいいと思ったものしか宣伝もしない。
剛くんも音楽を始めて自分を出すようになってから、特にここ10年くらいは自然体で生きているように見える。
よくライブのMCでも「ありのままの自分」や「自分らしく生きる」と言ったこともよく言っているし、
「10代〜20代前半は大人の都合に合わせていたことが辛かった」
とも話していて、自分に嘘をつきながら生きていたのだと思う。
どんな人に対しても平等に愛と誠意を持って対応する。
制作会社の人も「剛くんほどの人格者はいない」とまで言っているようだ。
・最後に
一見二人は全然違うように見えるけど、僕にとっては二人は同じだなって感じている。
そういえば二人が今の活動を始めるきっかけも似ていて、
剛くんはジャニーさんに「音楽をやりなさい」と言われたことがきっかけ
で
西野さんはタモリさんに「西野、お前は絵を描け」と言われたことがきっかけ
と言われています。
二人ともアイドルやお笑い芸人という本職とは違うジャンルの仕事もしているけど、
前に「日本にはないエンターテイメントを作りたい」みたいなことを剛くんも西野さんも言っていた記憶がある。
何処となく2人が作る世界観も似ている気もする。
昔イベントで剛くんが西野さんに「西野に何かあったら、俺が絶対守る」って言っていて、この当時は西野さんはTwitterでボロクソ叩かれていた時で、その意味が当時はよくわからなかったけど、今ならその理由がわかる気がする。
現在.ENDRECHERI.や堂本剛名義で剛くんの音楽をサブスクで聴くことが出来る。
西野さんの活動を見ている人はぜひ一度その世界観を見てもらいたいなと思う。
また公式のYouTubeチャンネルもあり、PVやライブ映像も観られるのでこちらもオススメ。
また西野さんに関しては2020年12月に「えんとつ町のプペル」の映画の公開され、海外でもかなり話題になった。
今はブロードウェイミュージカルのためにNYに行ったり、海外の活動も多くなっている。
ディズニーを超えると宣言している西野さん、本当にその想いはずっと変わらずに日本にはないエンターテイメントを見せてくれるような気がしている。
おそらく、最初はピンと来ないと思うけど、二人が目指しているやっていることは道は違えど同じだと思う。
2人がいつかまたどこかで交わり、なんなら一つの作品を作ってくれる日を僕は密かに楽しみにしている。
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