覚林坊、すごくいいとこです。①
昨日の投稿で、「覚林坊」の文字がいきなり出てきて
「なんだなんだ??」となった方もいらっしゃると思うので、
私がいま働いている覚林坊について、少しご紹介しようかなと思います。
実は、私、もともと宿泊者だったんです。
3年前のGWに一人旅で覚林坊を訪れ、7日間滞在したことがすべての始まりで。。。
なので、元お客様、現スタッフの両側から覚林坊を語れますっ!
これ読んだあなたは、もう覚林坊ファンになっている?はず!
ではでは、さっそくいきましょー
覚林坊は宿坊です
みなさん宿坊って、ご存じですか?
簡単に言うと、お寺に旅館がくっついたような施設。
約550年の歴史がある、由緒正しいお寺です。
覚林坊のある身延山は、仏教のひとつ「日蓮宗」の総本山にあたり、
来年は日蓮上人ご降誕800年を迎えます。
昔から身延山は、全国の日蓮宗の信者さんに「聖地」として親しまれていたので、「一生に一度は身延山へ!」ということで、
特に、室町・江戸時代あたりに「身延参り」が流行ったそうです。
でも、昔は車のない時代。
日帰りで身延なんて、到底無理。(今でも新宿から3時間かかるのに。。。)
そこで、身延山久遠寺を囲んだ支院(寺)が
「ご参拝ご苦労様です。こちらへお泊りください。」と
身延参りでいらした方々を泊めたのが、宿坊の始まりだそう。
今では、参拝客のみならず、一般の方も利用できる施設へと変わってきています。
目と学業の神様「日朝上人」
身延山のトップのお坊さんの役職名を法主猊下(ほっすげいか)と言います。(会社でいえば”社長”)
この法主猊下は、初代の「日蓮(にちれん)」上人から始まり、現在92世まで続いています。
その中の、第11世法主猊下「日朝(にっちょう)」上人が開山したお寺が「覚林坊」です。
日朝上人は、日蓮宗の中では「中興の祖」と呼ばれ、日蓮宗の歴史を語る上では欠かせない方だそうです。(要は、日蓮宗や身延山が発展するように、たくさんの事業を成し遂げたお上人さんです。)
その中でも特に有名なのが、日蓮宗の教育体制の確立。
当時、日蓮宗は口伝で伝えられていたものが多かったみたいですが、
現在、修行僧の方々が使っている日蓮宗の教科書を作ったのが日朝上人。
とても勉強熱心な方だったようです。
しかーし!ストイックに勉学に励み無理をしてしまった日朝上人。
なんと、目を失明してしまいます。
でも、こんなんじゃ日朝上人はめげません。
上の写真の赤いお堂で、3年間毎日毎日祈り続けます。
すると、なんということでしょう。目が開眼したのです。
(お医者さんなしに失明を克服するなんて。。。なんて方だ。)
この伝説から、日朝上人は「目と学業の神様」として言い伝えられ、
全国各地に「日朝堂」というお堂が建立されるまでになりました。
「日朝水」は、
日朝様の信仰が深い人は、ながーい間使用し続けている目薬です。
今でも全国から電話で注文がくるほどの人気です。
目薬ひとつひとつにご祈祷をしているので、日朝様のパワーがこれでもかとばかりに詰め込まれています!
とっても”スース―”するので、
個人的には疲れ目や車の運転で眠くなった時に使っています ♪
みなさんも、ぜひお試しあれ!
こちらは、メグスリの木(目薬を作るための木)を煎じてつくった
覚林坊オリジナルの「日朝茶ん」。
飲みやすくブレンドしてます。
目にはもちろん、腎臓や肝臓にとてもいいので、
お酒を飲みすぎちゃった夜なんかに飲むと、次の日身体がスッキリする健康茶です。
覚林坊にくると、フリーサービスで飲むことができますので、
みなさん、ぜひぜひいらしてください ♪
ちょっとした紹介のはずが、
とても長くなってしまったので、続きは次の投稿で!
次は、日本庭園・ゆば料理あたりについて書こうかな。
お楽しみに!
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