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レプティレス・コアトルで超強化!溟界のすべてを大公開!!

はじめに

どーも、fumiyaです。

前回のドラグナーの記事がそれなりに反響あって嬉しい限りです。
大会でもラウンチを搭載したVFD型がそれなりに結果を残していますね。

ホープドラグナーで降臨!オススメのNo.(ナンバーズ)を紹介!!


さて、今回は僕が使っているデッキをご紹介します。

ズバリ、【溟界】です。


溟界とは、今年発売したデッキビルドパック「エンシェント・ガーディアンズ」で登場したテーマです。

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ごくごく簡単に説明すると、「墓地を肥やしてなんやかんやする爬虫類族テーマ」です。

爬虫類族は元々、万能サーチ要員である「キングレムリン」とハイパー墓地肥やしカード「スネーク・レイン」を要し、ポテンシャルは高い種族でした。

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そのかわり、モンスターのカードパワーはやや低めに設定されていることが多く、上記のカードがありながらやや不遇な印象でした。

しかし【溟界】の登場により、爬虫類族の使い勝手が一変しました。

溟界の蛇睡蓮」で任意の爬虫類族を蘇生することが可能になったため、優秀な爬虫類族を何でも取り込むテーマとなったのです。

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そして、今回発売された新弾「バースト・オブ・デスティニー」で登場した【レプティレス】新規も、例に漏れず【溟界】の強化に一役買うこととなりました。

それがこの、「レプティレス・コアトル」です。

チューナー・効果モンスター

星4/闇属性/爬虫類族/攻1400/守1000

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 (1):自分フィールドに爬虫類族・闇属性モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。 

相手フィールドに攻撃力0のモンスターが存在する場合、 さらにその数まで手札から「レプティレス」モンスターを特殊召喚できる。 
(2):自分フィールドのこのカードを爬虫類族SモンスターのS素材とする場合、 このカードをチューナー以外のモンスターとして扱う事ができる。

キングレムリンでサーチ後、そのまま自身の効果でSSできる星4チューナーという超優秀な性能です。

岩石族の「御影志士」と「アダマシア・リサーチャー」でも同じことができますが、【溟界】であればこちらのほうが自然にデッキへ組み込めます。

また、星4チューナーということで下級溟界と合わせて8シンクロが出せたりと、御影コンボにはできない柔軟性があります。

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ということで、「レプティレス・コアトル」を採用した【溟界】のコンセプトは、ズバリ。

「キングレムリンとコアトルでハリファイバーを作り、アウローラドン展開でVFD成立を目指す」

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これです。

なんだ、結局ハリラドンVFDかよ

という声が聞こえてきそうですが、もう少しだけお付き合いください。


前置きが長くなりましたが、まずは【溟界】カードの紹介をさせてもらいます。


溟界のカード紹介

①ヌル

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このデッキの初動その1。

手札から墓地送りコストで闇爬虫類を墓地へ送ります。基本はゾーハを墓地へ送ることになります。
その後、墓地からSSできるので無駄がないです。
なお、自身の効果でSS後は爬虫類縛りがつくので例えば誘発娘をNSしてそのままハリファイバー、なんてことはできないので注意が必要です。

②ナイア

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このデッキの初動その2。

NS&SS成功時に「溟界」魔法罠をサーチできるので、NSから睡蓮をサーチして発動→ヌルを墓地に送ってSSでこれ1枚からキングレムリンがたちます。
また、ヌルと対になる効果で光爬虫類を墓地に送れます。後述するカースを墓地に送ってSS、ナイアを蘇生して睡蓮サーチ、という流れが【溟界】では鉄板です。

③ゾーハ

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このデッキの準初動。

墓地に存在する場合、手札コスト1枚で回収できます。一度墓地へ送ればヌルと合わせて「盤面が空になったあとにトップで下級を引けず負け」ということがなくなるので便利です。
また、フィールドから墓地へ送られた場合、もしくは墓地からSSしたときに「溟界」モンスターをサーチできます。
相手に手札交換させるのが玉に瑕ですが、例えば初手でモンスターに触れるカードがこのカードや睡蓮しかない場合、

(睡蓮でゾーハ墓地送り→手札に回収→)ゾーハセットしてエンド

としておけば次ターンにヌルやナイアをサーチできる可能性が高まります。

④カース

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モンスター1体をリリースして墓地からSS、その後墓地の下級溟界を蘇生できますが、なぜか相手モンスターも蘇生させてしまいます
相手モンスターは効果が無効になるので各種素材になるくらいしか使い道がないですが、鉄獣のように墓地へ送られた場合の効果持ちには注意が必要です。
基本的にデメリットでしかありませんが、こちらが先攻なら蘇生対象がない場合もありますし、トップγやライストをケアできる可能性もあるので悪いことだけではないです。

⑤アレート

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カースと同じくモンスター1体をリリースして墓地からSS、除外を墓地へ戻せますが、なぜか相手に墓地のカードを回収させてしまいます。
誘発や初動を回収されては目も当てられないので、基本的には睡蓮での蘇生を狙いたいところです。
【オルフェゴール】などの墓地リソースを多用するテーマと混ぜると真価を発揮します。

⑥アロン、アミュネシア

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こちらは合わせての紹介となります。
それぞれ妨害効果を持ちますが、発動条件がやや受動的な上、肝心の妨害性能もジェネレイドのハールの墓地送り未満とやや心もとないです。
一応、これらを2体並べればそれぞれの妨害がトリガーとなって(3)効果を発動しアドを稼げるのですが、並ぶことはまず無いです。

⑦オグドアビス

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ジェネリックアーゼウス。

自己SS条件は3体リリースと重いので、やはり睡蓮での蘇生を狙いたいです。
3000を超える打点が地味に重宝します。
モンスター全体墓地送りは一度しか使えないので、効果使用後はカースのリリースコストにするなどして使いまわしたいところです。

⑧睡蓮

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爬虫類専用「おろ埋」+特定条件下での「死者蘇生」と、強いことしか書いてないカードです。
墓地に爬虫類が4種類以上いれば、実質的に爬虫類のリクルートカードと化します。

⑨睡蓮以外の魔法罠

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正直どれも力不足です。
トークン2体生成できる呼び水が悪くはない性能ですが、罠なので遅い上に直接的な妨害にはならないので微妙です。なぜ魔法にしなかったし。


デッキレシピ紹介

それではここで、今回のデッキレシピを紹介します。

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メインやEXデッキにはハリラドンに代表される「いつものVFDセット」が入っています。


VFDを一番強く使えるデッキと言えば。

そう、やはり【電脳堺】ですね。

その【電脳堺】と【溟界】を比較したときの、溟界側のメリットおよびデメリットを挙げます。

メリット
(1)1枚(+コスト)初動が多く、ほぼ事故らない
(2)自由枠が多く、汎用誘発や罠を積める

デメリット
(1)電脳におけるツィオルキンクリスタルウィングのようなメインギミックでのニビルケアが存在しておらず、またニビルを食らうとVFDの成立は無理
(2)VFD成立後の朱雀のような泡一滴をケアできるメインギミックが存在しない
(3)後攻での捲り札がアーゼウス以外ほぼない

やっぱり、電脳は頭オカシイ()


メリット(1)ですが、要は初手で(キングレを立てて)コアトルにアクセスできれば良い訳ですから、
その初動パターンは

・スネークレイン(+コスト)
・ヌル(+コスト)
・ナイア(完全1枚初動)
・睡蓮+カース
・コアトル+ゾーハ(キングレ出さない)
・睡蓮+星4
・コアトル×2(キングレ出さない)

の全部で7パターンあります。
一応上から順に強いです。

睡蓮+カースの展開については、

睡蓮発動ゾーハ墓地送り
ゾーハ効果発動カース墓地送って回収
ゾーハNS
カース効果発動ゾーハリリースしてSS後ゾーハ蘇生
ゾーハ効果発動ヌルサーチして捨てる
ヌル効果発動墓地からSS
ヌルとゾーハでキングレムリンSS

でコアトルサーチしてハリラドン展開に繋げます。


メリット(2)については、デッキレシピを見てもらえばわかると思うのですが、抹殺の指名者まで積んでも自由枠が驚異の15枚!!

これは電脳には無い、明確な差別点だと思います。

溟界は盤面が空になっても手札がなんでもいいから1枚あれば展開できるので、特にニビルや激流葬を非常に強く使えます。

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溟界の初動はスネークレイン、もしくはヌル墓地送りからのSSが主なので、盤面が空の状態でのうららgを非常にもらいやすく、γがメインから有効に使えます。

わらしは抹殺要員兼墓穴dクロなどの墓地除外対策に。

スカルマイスターは環境への刺さりも良く、レベル4なので展開にも寄与するのがありがたいです。

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これらはほんの一例で、要は自分の環境に合わせて色々カスタマイズできるのがVFD型【溟界】の一番の利点だと思います。


溟界のアレコレ

①ニビルについて

電脳と比較してのデメリットですが、特に(1)についてはニビルケアが存在しない、と書きましたが、
一応ニビルを撃たれてからの展開ルートは存在します。

初手:スネークレイン+コスト3枚
(もしくはヌル+ナイアでも可)

スネークレインでヌルナイアゾーハカースを墓地送り(コスト1枚目)
ヌル効果発動墓地からSS
ゾーハ効果発動回収後NS(コスト2枚目)
ヌルゾーハでキングレムリンSS、効果でコアトルサーチ
コアトル効果発動SS、2体でハリファイバーSS
ハリファイバー効果発動ジェットシンクロンSS
2体でアウローラドンSS、効果でトークン3体SS
※ここで相手のニビル発動
ニビルトークンリリースしてカースSS、効果でナイアSS
ナイア効果発動睡蓮サーチして発動、墓地にいない爬虫類墓地送ってコアトル蘇生
ナイアとコアトルでサベージシンクロ、アウローラドン装備
ジェットシンクロン効果発動SS(コスト3枚目)、カースとでレベル9シンクロ

結果:アウローラドン装備サベージ+9シンクロ+墓地ヌルゾーハカース

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手札消費は激しいですが、最低限の2妨害を構えられますし、墓地リソースもあるので次ターンにも備えられます。

②VFD成立後のキルルート

溟界と電脳の共通点について、「VFD成立後のキルが容易である」点が挙げられます。

条件:場にVFD、墓地にヌルゾーハ仙々

ゾーハ効果発動回収後NS
ヌル効果発動SS
キングレムリンSS、効果発動ナイアサーチ
ナイア効果発動カース墓地送り
カース効果発動キングレリリースしてSS、効果でナイア蘇生
ナイア効果発動睡蓮サーチ、睡蓮発動オグドアビス墓地に送って蘇生
爬虫類3体でトロイメアユニコーンSS(任意でコスト払って1枚バウンス)
仙々効果発動墓地からSS
ユニコーンと仙々でアクセスコードSS

結果:アクセスコード5300+VFD3000=8300、墓地にハリラドンユニコーンで3破壊

③後攻での展開について

溟界は後攻捲り力が若干弱いので、出来ればアーゼウスを絡めた展開をしたいです。

初手:ヌル+睡蓮

ヌル効果発動ゾーハを墓地送り
ヌル効果発動SS
ゾーハ効果発動回収後NS
2体でキングレムリンSS、コアトルをサーチ後SS
バトルフェイズ、キングレで攻撃
メインフェイズ2、アーゼウスSS効果発動
睡蓮発動、墓地にいない爬虫類墓地送ってコアトル蘇生
アーゼウスとコアトルでハリファイバーSS

これは一例で、ヌル+ナイアやナイア+コアトルなどでも同じような展開ができます。


④後攻ワンキルについて

後攻が弱い、と言っても実はワンキルルートがあります。

初手:スネークレイン+コスト2枚
(もしくはヌル+ナイアでも可)

スネークレインでヌルナイアゾーハカースを墓地送り(コスト1枚目)
ヌル効果発動墓地からSS
ゾーハ効果発動回収後NS(コスト2枚目)
ヌルゾーハでキングレムリンSS、効果でコアトルサーチ
コアトル効果発動SS、2体でハリファイバーSS
ハリファイバー効果発動任意のチューナーSS
カース効果発動チューナーリリースしてSS、効果でナイア蘇生
ナイア効果発動睡蓮サーチ、睡蓮発動オグドアビス墓地に送って蘇生
ハリファイバーとナイアでトロイメアユニコーンSS(任意でコスト払って1枚バウンス)
ユニコーンとカースでアクセスコードSS

結果:アクセスコード5300+オグドアビス3100=8400、墓地にハリユニコーンで2破壊

なのでサイチェン後はレッド・リブートもヨユーで採用できます。

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⑤溟界のデッキ種類について

溟界には現在まで色んな混ぜ物や型が研究されていますので、ご紹介します。

★溟界オルフェ

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おそらく一番有名な溟界です。

基本的な溟界の展開からユニオンキャリアーを出して、装備したディヴェルを墓地に送りオルフェ展開に繋げます。
また、前述したアレートで除外を墓地に戻すことでほぼ無限に墓地リソースを用意できます。

詳しくはアロマさんのnoteをご覧になってください(一部有料)。

【新制限対応】無限リソースの溟界オルフェゴールデッキ 


★溟界エーリアン

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前弾で強化された【エーリアン】との混合構築です。

ゼロオルと惑星汚染ウイルスのコンボが決まった場合の拘束力はVFDを凌ぐほどです。


★溟界召喚獣

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召喚権をアレイスターに割いた型です。

溟界モンスターの半分が光なので、メルカバーの素材には困りません。

ただし召喚ギミックに触れられなかった場合の強さはうーん。。。といった感じです。


溟界はメインギミックに必要な枚数が少ないため、今後も様々な混合デッキが生み出される可能性がありますね。


⑦今後の展望について

現状、溟界ネームでの新規は全く無い状況です。

展開力はそこそこありますが、メインギミックだけだと妨害制圧も捲り力も全てが足りない感じは否めません。

公式もそう思ってるフシがあるのですが「混ぜてナンボ」のテーマなので、様々な爬虫類新規やテーマを取り込んで今後も強くなっていくことは十分に考えられます。

差し当たって、「真竜皇V.F.D」が禁止になるかどうかでこのデッキの方向性も大きく変わるので、注視していきたいところです。

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おわりに

いかがでしたでしょうか。

【溟界】というデッキの奥深さ、そして面白さに気づいていただければ幸いです。



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それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。




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