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産後うつの自殺防止、注目の取り組み

毎日note68日め 今日も訪問してくださり、ありがとうございます😊!

私はラジオが好きで学生時代からよく聴いていました。

今は「アレクサ」に頼んで朝のニュースを聴いています。余談ですが、このアレクサ、認知症義母との時間にも大いに役立っています!!(このことについてはまたの機会に)

NHKのベテランアナウンサーである三宅民夫さんの声は柔らかくて、さわやかな朝にぴったりだと思います。

今朝たまたま流れてきた話が、「産後うつの自殺防止」の話でした。

妊産婦の1割がおきると言われていて、その背景について、ホルモンバランスの乱れ、環境の変化、母親の孤独などと話されていました。

7年前から母子保健の領域に、「自殺予防プログラム」を取り入れた「長野モデル」という取り組みが紹介されていました。以下、今日の番組で紹介されていた国立成育医療研究センターの下記のページのテキストに載っていたものを抜粋させていただきます。

長野モデルのプログラム「TALK」とは

Tell(伝える)、Ask (尋ねる)、Listen(聴く)、Keep safe (安全を確保する) の頭文字を取ったものです。

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https://www.ncchd.go.jp/press/2020/pr_20200730.html

・Tell(伝える)
自殺念慮・希死念慮を語った本人に対し、自分の気持ちをはっきりと伝える。
(例)「いまのあなたのことがとても心配です」「死んでほしくないです」など 

・Ask(尋ねる)
「死んでしまいたい」という気持ちについて率直に尋ねます。
(例)「どんな時に死にたいと思いますか」など 

・Listen(聴く)
死にたくなるほど辛い気持ちを傾聴します。そのような気持ちに追い込まれている辛い 状況や気持ちを理解し、共感します。しっかりと傾聴するならば、自殺について話すこと は危険ではなく、予防につながります。


・Keep safe(安全を確保する) 自殺の危険が考えられたら、孤立させないようにして寄り添い、また、周りの人から適切 な援助を求めるようにします。希死念慮・自殺念慮を認める妊産婦への対応においては、 家族、とりわけ子どもの安全にも留意します。
この TALK の原則を用いた関わり方の姿勢は、傾聴・共感を軸としており、日常の実践の 中で「TALK の原則」に留意することは自殺念慮を認める母親のみならず、すべての母親へ のサポートに有効であったと考えられます。

ーーーーーここまでーーー

これは母子訪問や健診などに関わる保健師や助産師さん向けへの手法ということになっていますが、高齢者の在宅介護も同じことが言えると思います。

母子の場合は、密室育児と言われる育児に慣れていない母親とまだ話すことができない子どもとの関係で、誰にでも起こりうることで、周囲も理解と配慮をしてあげてほしい。

産後こういう時に、父親が仕事を休むことかできて、ともに育児をしたり妻の支えとなって精神的にも寄り添ってほしいと切に願います。

そのための働き方改革であり、そんな社会になってほしいです。

このnoteを読んでくれている男性は、きっとそういうことができている方たちだと信じています。

冒頭の写真に使わせていただいた今日のラジオ配信はこちらから聴くことができます。(10/6まで)

https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=5642_02_1753813

私の友人である助産師さんは、今は東京在住で赤ちゃん訪問をしていますが、都会の高層マンションで密室育児をしているお母さんが孤独でいること、また地方にいたときもそれは同じだったと言っていました。友人が訪ねると涙を流して話をされるそうです。それだけなんでも聴いてもらえる親身になって寄り添ってくれる人は貴重なんですね。

私にも経験があるのでそれはよくわかりますが、特に不安定になっている時期のお母さんを見かけたら、温かい目で見守り気遣いをしてあげてほしいです。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。😊✨


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