大学に全落ちして一浪した話。

まず軽く自己紹介から。僕は理系で現役の時に東進という予備校に通っており、私立は前期March、後期関関同立で国立は地方国立を受験しましたが全ての大学で不合格となり浪人することとなりました。

一浪してからは河合塾に通い、今年の受験では自分の目標とする私立大学に合格することが出来ました。(国立は不合格でした。)

ここからは現役の時と浪人してからの生活の話をしていきます。これから大学受験をする人、浪人する人には特に見てもらえたらなと思います。

まず高校1年生の時は全く受験勉強をしておらず学校の定期テストのみの学習、それも社会英語などの科目は一夜漬けでやっていました。

そして高校2年生になってからはあまりにも勉強しない僕に対して、親に予備校に通ったらどうだと言われて通うことになったのが東進でした。まず最初にやったのはセンター試験レベルの国語数学英語でした。1番衝撃だったのは英語のリーディングが200点満点中の60点、つまり3割しか取れなかったことです。これはさすがにまずいと思い自分自身もこれから勉強を頑張ろうと決意しました。

東進では学校の授業を先回りして講座を受講するというやり方で特に数学IIBとⅢは助けられました。あとは英語の文法(今井先生)の授業はとても分かりやすくセンター試験では苦手の英語で7割をとること
ができました。

高校3年生では国語や社会の講座をを取りましたがここで後悔したのは古文や漢文をこれまでに全く勉強してこなかったことでした。そして理科2科目の比重がとても大きく本番のセンターまでに文系科目を勉強することがほとんどできなくてセンターでは総合63%(偏差値50)という成績でした。しかも1番頑張った物理と化学で平均点すらとれなかったのが相当なショックで第1志望の国立はおろか私立の勉強も全くすることなく全て不合格という当然の結果になりました。当然の結果ではあるのですが全て不合格というのは今まで勉強してきた全てを否定されることと同じなので自分の部屋に引きこもりひたすら寝るだけの生活を3月いっぱいしました。

親はとても心配をしてくれて浪人することは確定していたので4月からどこで勉強できるのかということを色々調べて教えてくれました。実際に説明会などを複数の塾に聞きに行った結果、河合塾が一番いいと思い国公立クラスというところで1年を過ごすことになりました。この時は7科目を勉強することは自分には無理だと勉強をしてすらいないのに決めつけていて国公立を目指している体で勉強はするが実際には私立でいいやと思っていました。

そして4月から順調に授業ができる、ということはもちろんなくコロナの影響で映像授業という形になりました。1日1コマ90分の授業を平均して3コマ受けるという形式でしたが、あまりにも文系科目を勉強したくなさすぎて10月末くらいまでは理系科目のみを勉強していました。そのおかげで理系科目の偏差値は1年前と比べ10くらい上がったのですが、全く勉強してこなかった英語では偏差値50をきってしまいました。このあたりで1年浪人させてもらっているのにも関わらず自分が出来る最大限の努力をせず国立を目指さない自分は最低だということにやっと気づき社会や英語の共通テスト対策を頑張り始めました。(最後まで現代文と古文の勉強だけしませんでした。)センター試験とは問題形式が変わっているということもあり問題に慣れることが大変でした。

迎えた共通テスト本番ですが、これを失敗すると国立はもちろん私立の共通テスト利用も全滅だということは分かっていて、一浪したためもう後がない状況だったので緊張感やプレッシャーは去年の比ではなくとてもきつかったです。1日目は文系科目で最初が社会だったので社会で点数をとって波に乗れたらいいなというのが作戦でしたが1問目から見たことの無い単語が出てきてとても動揺してこの瞬間終わりを確信しました。英語もそうでしたが共通テスト試行調査という問題形式と違うものが出てきて今まで模試でやってきたものはなんだったんだ、などと色々なことを思いましたが何とか2日目の理系科目で1日目をカバーするだけの点数をとることができ総合では75%をとることが出来ました。

これにより精神的に安定することができ、私立の受験も自信を持って臨めて最後に国公立を受験することが出来ました。

これから受験する人にして欲しいことは、高校2年生が終わるまでには国数英の基礎をしっかり身につけておくこと。受験の情報をたくさん仕入れること。(自分が有利になる受験方式を調べたり過去問の傾向を把握することなど。)決して受験を舐めないこと。大体この3つが僕が現役の時にできなかったことなので頭の片隅に置いてもらえればいいかなと思います。

受験は結果だけが全てです。どれだけ勉強しても大学に全部落ちてしまっては文字通り努力が水の泡になってしまいます。後悔のないように勉強を頑張ってください。応援しています。

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