10日間の参拝LIVE配信が私にもたらしたもの①

2月末に学校の休校が始まり、3月末に気持ちが緩んだ影響で4月は第二波の影響の怯える日々。5月に入って、ようやくこの生活に慣れ、落ち着いてきたのを感じています。私が自然と前向きな気持ちになれたきっかけは、毎朝のお散歩でした。

焦りの4月

変化した新しい時代に対応しなければと思う反面、毎日子どもが家にいる生活の中で、仕事に集中できず前に進めない自分にフラストレーションが溜まっていました。生活も乱れ始め、朝起きる時間が少しづつ遅くなっているのにも気が付いていました。どうにかしなければと考えれば考えるほど、焦りが募ってくるのでした。

今は仕方ない、今は自分と家族の心と身体の健康を大事にしよう。

そう思い込ませて、壊れたテレビを買い替え、全員座れるソファも買いました。昨年引っ越してきてから、あるもので済ませてきたので、自宅がくつろげる空間ではなかったからです。家にいなければならないのであれば、この機会に少しでも快適にしようと考えました。ずいぶんお金を使いましたが、映画を観たり、Youtubeでカラオケをしたり、家族みんなで過ごす時間が増え、良い投資をしたと思います。結果的に一人10万円もらえることになり、正直ほっとしました。

お菓子も焼きました。国産レモンを箱で買ってレモンシロップを作りました。そういう事が好きだったはずなのに、もう何年も必要最低限しか台所に立っていなかったのだなと気が付きました。

GW明け、あぁ散歩に行こう、と思った

焦りながらも、自分の手綱を引きながら”今”を大事にしようと過ごした結果、ある日満たされました。「仕事じゃなくても良いから、何か一歩前に進もう」と自然に思えました。あぁまずは早起きすることだな、そう思った私は、近所にある北海道神宮までの散歩を再開することにしたのです。子どもたちが付き合ってくれないからと諦めていたけれど、いいじゃないか、一人でも行けば、と思えました。

心も身体も整い、自然とじんわりとしたヤル気が出てきたのでした。

散歩に出たらひらめいた！

散歩を始めて3日目の土曜日、偶然見かけたのはスマホを片手にブツブツ言いながら歩いている若者たちでした。誰かと話しながら歩いているのだとわかりました。今までなら、歩きスマホして…とか思っていましたが、誰かと一緒に参拝だなんて素敵だな、とその時は思ったのです。あら、私もやってみようと。そして思いついたのが、参拝LIVEでした。ちょっとの勇気を出してお散歩に出たら、朝の散歩をLIVE中継してみようという画期的(笑)なアイディアを思いついてしまったのです。これは私にとって、世紀の大発見でした。

なにが世紀の大発見だったのか。

・動画配信はプロモーションに必須だし今のうちに何かチャレンジをと思っていたけれど、私は子どものいる札幌で自宅待機が続いていて畑に行くことができなかった。(本社は十勝・帯広の農村地帯)

・畑でできないのであればやれることはないと思い込んでいた。

・Youtuberでもタレントでもない私が動画配信することの意味が整理できず尻込みしていた

そんな私が、なんだやってみれば良いじゃない、と気が付いた瞬間だからです。考えてばかりいないで、まず一歩踏み出してみることの大切さを思い出しました。

次の日から、朝6:30からの参拝LIVEを10日間続けることになったのです。

参拝LIVE最中のアレコレは次回！

ちょっと恥ずかしいけど…記念すべき最初のLIVE配信はこちら＾＾

井田 芙美子