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共通Youtubeチャンネルの方針が決まった

久しぶりにアドレナリンが出て夢中の2週間でした。起業した時以来かな。自分の課題がみんなの課題だと気が付いて、今やるべきことが見えて、この指止まれをしたら、思いのほか仲間が集まったので、あとは突き進むだけだ!!という感じでした。

コロナ以降の3カ月、どうして良いかわからずに呆けていたので、やることが見つかって嬉しかったというのもあるし、正直エネルギーは有り余っていました。みんなのためになることで、それが自分のためにも会社のためにもなるなんて、やるしかないじゃないと。

よく、みんな呆れもせずについてきてくれたなと思います^^; 

行ったことのないところまで連れて行ってくれそう、なんて言われました。コロナが、みんなをそういう気持ちにさせたのかもしれません。

テレビで取り上げてもらうことになった

facebookグループ「世界のオンラインツアー」のメンバーになっていたメディアの方が、何か動きがあったら教えてくださいと言ってくれていました。すごい勢いで話が進んでいて、これは何か生まれるなと直感したので、初めてのミーティングがあるのですが…と連絡をしました。宿泊や飲食は注目されているけれど、観光をソフト面で支える体験事業者の窮状については知らなかった、これは伝えるべきだと感じて下さいました。個々の問題ではなく、体験事業者全体の問題として取り上げてもらいたかったので、大学の先生にも取材に対応頂けないか相談しました。

違和感に向き合った放送日

初回ミーティングの中でYoutubeチャンネルを作ることが決まったのですが、放送されるなら…ということで、まずはそこまでにチャンネルを整備しようと目標を決めて突き進んでいきました。やるなら登録者数1万人だ!なんて言って。

でも放送の前に、何となく違和感を感じ始めていました。

取材中に自分が言った"正しい"ことと、"今"やっていることに、ちょっとした矛盾が生まれている気がしました。配信を始めたことで、様々な方からアドバイスを頂くようにもなりました。もっと見てもらえる動画を作るにはどうしたらよいかと。愛を持って伝えて下さっている事は充分理解し、できることは取り入れようと素直に思う反面、私たちはユーチューバーを目指しているわけじゃないんだよどな…という思いが沸き上がっていました。自分たちが何のために動画配信をするのか、見つめなおす良い機会になりました。

とても丁寧に取材して頂いたので、放送はわかりやすく、素晴らしい内容でした。6月10日までこちらで見ることができます。

たくさんの応援メッセージも頂きました。同時に、見失っていたものを思い出させてもらったような、不思議な感覚を覚えました。大変な状況の同業がいるのなら少しでも力になりたいと、純粋な思いで始めたことでしたが、途中から私は登録者1万人を目指すことが目的になってしまっていたのかもしれません。

登録者の目標は1万人から千人に減らした。

その夜、コアメンバーで今後の方針について話し合いました。とても良い時間でした。

結論から言うと、私たちは、登録者1万人を目指すことを辞めました。(早!)

私たちがYoutube配信をする目的を次の3つにまとめました。

1.北海道の素晴らしい魅力を多くの方に伝える
2.北海道の観光・体験事業者が動画配信の技術を習得する
3.動画配信の新たな可能性を探る

配信により、少なからず北海道の魅力を発信し、いつか行きたいと思ってもらうことはできるでしょう。それがどんなに素人の動画であっても。

また、この時間のある1年に動画配信の経験を積めば、お客様が戻り忙しくなった時にも、気軽に配信が続けられるかもしれません。参加者に動画をプレゼントする、なんていう新しいサービスが提供できるかもしれません。

そして、動画配信によって、今まで出会う事のなかったお客様に出会える可能性も見えてきました。これは、何か新しい商品展開につながるかもしれません。

もちろん見てもらえるチャンネルにすることは重要ですが、このプロジェクトの最も大切な目的は、体験事業者自身が情報発信という技術を身につけ、この苦しいコロナ時代を共に生き抜くことです。

あまり意図していなかった効果は、オンラインであっても、オンラインツアーをやる、動画を撮って伝えるという行為によって、モチベーションが湧いてくる、ということでした。やっぱりガイドはガイドしていないとダメなんだなと思いました。お客さまが来ず、先の見通しが立たない中で、活力が湧いてくるというのは、もしかしたら何よりの活動目的になり得るのかもしれません。

目標は1000人の登録者を維持すること

やってみればすぐにわかることですが、1事業者で1000人の登録者を維持するのは並大抵のことではありません。恐らく今現在、北海道の体験事業者にはいないでしょう。

それが、1000人の登録者のいるチャンネルですぐに発信できるとすれば、それだけで大きな価値だと考えました。

そのチャンネルでお客様を掴むだけではなく、その動画を使って、自分のHPやSNSの発信に使えばよいはずです。活動がアーカイブとして残っていくだけでも、意味があります。

おかげさまで、私たちのチャンネルは、開始からたった1週間(実際はほぼ2日)で登録者200名を越えました。このまま地道に続けて行けば、1000人の目標は近いうちにクリアできそうな気がしています。

1万人を目指していた時は、お金をかけて立派にしよう、なんて意見も出ていましたが、1000人に落としてみればそんな必要はなくて、苦労しながら自分たちで手作りすることにこそ意味があるのだと、はっきりとわかりました。

何よりの価値は、助けあい切磋琢磨し合える仲間の存在

Youtubeチャンネル開設と同時に、投稿者向けのfaceebookグループを作りました。はじめは混沌としていましたが、それぞれが動画を投稿するようになると、技術的な相談や、試験配信、それに対するフィードバックなど、お互いに学び合う雰囲気が出てきました。誰もが初めてのことなので答えは持っていません。それぞれのちょっとした得意分野を持ち寄りながら、悩みや答えを共有して解決していくようになりました。

とても素敵なグループだなと思っています。動画の技術がどう生きるかはわからないけれど、今の時期にこうして努力している事は、決して無駄にならないはずです。

そしてYoutubeに投稿し始めると、再生回数やコメント数など、反応に対する差が明確に見えるようになりました。悔しい気持ちも出てきます。真似をしてさらに良いものを仕上げてくる人も出てきました。助け合いながらも切磋琢磨し合える、心地の良い場所がオンライン上にできたなんて、よく考えたらすごいことです。北海道は広いですし、忙しい時期が重なるので、集まったり、お互いの活動を知ることなんて、めったにできないのですから。

コロナの後にどう続けていくのか

運営費を捻出して継続していく絵は、初めに描いていました。でも話し合いの中で変わりました。まずはこのコロナの期間を利用して挑戦し、学び、動画配信の可能性を探るということで良いじゃないか、と。

やった結果、継続したいものになれば続ければ良いし、その価値がないとわかれば辞めればいい。

だって私たちも答えを持ち合わせていないのだもの。期間までは決められませんでしたが、長くてもこの1年かな、と思っています。やってみなければ、わかりません。でも今やることに意味がある事だけは、確信しています。運営費を捻出する方法は考えるかもしれません。コアメンバーの私たち自身も苦しい中なので。でも、少なくとも継続することが目的ではない、という事を確認し合いました。

私たちの、ロゴを決めた

ロゴは大切です。仲間が作ってくれました。350人のメンバーがいるfacebookの「世界のオンラインツアー」グループで投票を行い、意見を募りました。面白いほどに票が割れました。どちらも、それぞれに素敵なマークです。

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私は、個人的には2つ目の方が好きでした。可愛いし、多くの方に親しんでもらえそうだから。でも、グループでの意見を聞いて、コアメンバーで方針について話し合い、考えが変わりました。

1万人を目指すなら、後者かもしれない。でも私たちが目指すのは、体験事業者同士が手を取り合い、自分たちの手で情報発信をするプラットフォームです。その思いを忘れないためにも、前者が良いと思いました。そのうちプロに頼んで立派にしてもらう、なんて話も出ていましたが、それもやめました。仲間が思いを込めて作ってくれたロゴマークが一番です。

新しい仲間を募ります

これまでは、facebookでの呼びかけに反応してくれた人と作り上げてきました。ものすごい勢いで進んできたので、おかげさまでYoutubeチャンネルのベースと、それを支える仕組みがおおよそ出来上がってきました。ここからは、新しい仲間を募っていきたいと思います。

私たちの目的は、情報発信という技術を身につけ、この苦しいコロナ時代を共に生き抜くことだからです。この苦境に、一人ではとても立ち向かえません。小さな私たちだけれど、集まればなんとかなるものだと、この2週間の活動を通して学びました。だから仲間を募ります。

動画は決して”答え”ではありません。でも、大きな可能性を秘めた手段のひとつである事は間違いありません。では何をすれば良いの?という答えのひとつとして、私はこれを信じて、仲間たちと一緒に頑張ってみようと思っています。

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活動のきっかけになったfacebookグループ。公開なので気軽に覗いてみてください。


Youtube投稿を希望される方はこちらのフォームからご連絡下さい。
共に学び合う仲間を、募集しています。

ちょっとテンションが高い時に書いたものですが、設立の経緯と背景は、こちらにまとめてあります。併せてごらんください。

では、Youtubeチャンネルをぜひ見てください。そして、チャンネル登録よろしく!です^^


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