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切手のお話 #07 コレクター心をくすぐる『ヨーロッパ切手』 ①

こんにちは!

世界中のメンバーとポストカード交換を楽しむコミュニティー、 Postcrossing (ポストクロッシング) 歴10年の文子(フミコ)です。

さて、皆さん、Europa Stamps(ヨーロッパ切手)と呼ばれる切手をお聞きになったことはありますか?

ただ単にヨーロッパの国々で発行された切手の総称という訳ではないんですよ!

PostEurop(欧州郵便事業者団体)加盟国が、毎年、共通テーマで発行している切手がEuropa Stamps(ヨーロッパ切手)です。

切手に EUROPA のロゴが入っているのが特徴です。

2013年ロシアのEUROPA切手

2013年のテーマは
「The Postman Van」(郵便車)

馬車とソリで郵便配達!

テーマが毎年変わり、各国がテーマに沿ったその国らしいユニークなデザインの切手を発行する、というわけです。


例えばこちらの切手…

2022年のテーマ 「Stories & Myths」(物語と神話)から、フィンランド、オーストリア、ベラルーシ、ドイツの切手になります。

フィンランドは、太陽の光から金の糸、月の光から銀の糸を紡いで着物を作ったというふたりの女神。

オーストリアは、エルツベルグ鉱山の人魚伝説。(ちなみに、金の箔押し切手です。)

ドイツは三つ首ドラゴンと戦うドラゴンファイター。

ベラルーシは、森の湖や池に住むと云われる水の精霊ルサールカ。

ベラルーシの夏至祭(6月末)では
この切手のような伝統衣装に
花冠を身につけた若い女性が
ルサールカになりきり五穀豊穣を祈るそうです
こちらはチェコの2022年EUROPA切手

チェコ建国神話より
プラハの女王リブシェと夫プシェミスル

どんな神話なのか興味津々!

こちらもチェコのEUROPA切手
2011年の切手で
テーマは「Forests」(森)です


このかわいいスウェーデンのEUROPA切手は…

1998年「Festivals」(祭り)がテーマで、夏至祭の様子です。
白樺の木を草花で飾ったメイポールの周りをダンス!楽しそう!


2021年のテーマは、「Endangered National Wildlife」(絶滅危惧種の野生動物)です。

左はロシアのペルシャヒョウ、右はウクライナですが、特定の種をデザインしたものではなく、森林伐採が原因で、多くの野生動物が住処をなくし、絶滅に瀕している様子を表したデザインになっています。

見出しのフィンランドの切手は、2014年「National Music Instruments」(楽器)がテーマです。

パート2に続きます…

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