飲みに行こうよ、が含むもの。
ジャケ買いするだけして、まだ読んでいないのだけれど。
タイトルの強さ、帯に入った(赤ら顔の)写真のすばらしさ、そしてもはやビジネス書とは思えない帯コピーにやられ、発売直後についつい衝動買いした本である。
いや、まじめな話。
ぼくら「飲みに行こうよ」って言うじゃないですか。
それは「アルコールを摂取しに行こうよ」じゃないですよね。「話そうよ」だったり、「聴いてよ」だったり、「聴くよ」だったりしているわけですよね。あるいは交わされることばさえもすっ飛ばして、(そばに)「いてよ」「いるよ」の意味を込めて、「飲みに行く」がありますよね。
ぼくはお酒に強いわけでも詳しいわけでもないんですが、それでも誰かから「飲みに行こうよ」を言ってもらえる自分であったり、誰かに「飲みに行こうよ」を言える自分であることが、けっこうありがたいんだよなあ、と思うんです。そこでしかできない話の相手として指名されたり、そこでしかできない話をする誰かを思い浮かべたりできることが。
あと、お酒に強い人は違うんでしょうけど、ぼくにとっての「お酒を飲むこと」は、「きょうはもう仕事をしない。仕事のことも考えない」のサインというか、そう決心したしるしでもあって、それもお酒のありがたいところだよなあ、なんて思っています。
いろいろおさまったら、飲みに行きたいねー。