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来年のいまごろも、そうありたい。

あしたはもう大晦日。あさってはもうお正月。

本日は今年最後の更新として、2015年を振り返っての所感雑感など書いてみたいと思います。

2015年、個人的にはやっぱりバトンズという会社をつくったことが、いちばん大きな出来事でした。まさかじぶんが会社をつくるなんて。名刺に社長の二文字が入るなんて。

それで、個人的にも会社的にも、2015年を振り返って思うのは「ただひたすら2016年への助走に費やした一年だったなあ」ということです。はやく結果を出さなきゃ、という焦りよりむしろ、近道しようとする自分を戒めるような感じで、長い長い助走をしていました。来年はいくつか、助走をつけてのジャンプがかたちになってくると思います。

あとは「ライター」という立場について、フリーランス時代よりたくさん考えた一年でもありました。やっぱり出版業界でのライターって、あるいは編集者から見たライターって、まだまだ「コスト」のひとつとしか見なされていない部分が少なからずあって。

これ、「古賀史健というライター」をそう扱う人がいるのは、ぼくの実力不足もあるでしょうし、大いにけっこうなのですが、「ライター全般」をそう扱う風潮が消えないことについては、ちょっとどうにかしなきゃなあと思っています。別に「ライターの地位向上を!」とか肩を組むような種類の話じゃなく、というか、同業の人間として擁護しかねるようなライターさんもたくさんいるわけで、なかなかむずかしいところなんですけど。このへんも助走をつけながら、取り組んでいくべき課題ですね。ちょっと来年あたり、当初の予定になかったことをやるかもしれません。


ともあれ、去年のいまごろは会社の設立準備も終えて「2015年、たのしみだなあ」と胸を躍らせていたのですが、いまのぼくは、去年とはまったく違う種類の「2016年、たのしみだなあ」にわくわくしています。来年のいまごろもそうありたいなあ。

今年も一年、どうもありがとうございました。来年は1月4日から書きます。