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こころを細らせる魔法のふりかけ

どんなに忙しくても毎日なにか書くのだ。ただ書くだけではなく、いちおうは文章としての体を成しているものを書くのだ。それをめざすのだ。……という思いのもとに書いているこれ、きょうは典型的な「追い込まれた日」です。

いま、はらが減っています。ここでチャーシューメンでも食べたら、さぞかしおいしいだろうなあ、と思います。

ところが空腹には、大抵の食いものにありがたみを加える、という「魔法のふりかけ効果」があり、きっといまのぼくならコンビニ弁当でもガツガツ食べてしまうのでしょう。うまいともまずいとも思わず、ひたすら「ありがてえ、ありがてえ」と食いあさるのでしょう。

つまり、いま空腹を満たそうと外に出たら、ぼくはラーメン屋にたどり着く前に近場のコンビニや丸亀製麺の扉をくぐり、ありがてえ、ありがてえ、の男になってしまうことが容易に想像されるのです。


この「空腹のあまり、近場のテキトーなもので代用する」って、人生のいろんなところでやらかしていませんか。仕事でも趣味でも、買いものでも人間関係でも。空腹は満たされたものの、こころが細くなっていっていませんか。

空腹をこらえて、なんとか目的地までたどり着く。
あのチャーシューメンを食らってみせる。

そんな強さが、ぼくには必要な気がします。

出る釘は浮かれる。
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ライター。バトンズ代表。著書・共著「嫌われる勇気」「古賀史健がまとめた糸井重里のこと。」「20歳の自分に受けさせたい文章講義」など。週日更新しています。http://www.batons.jp

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コメント (1)
まさに腑に落ちる話!
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