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もしも人生最後の手紙を書くとしたら

「人生最後の晩餐で、なにを食べたいですか?」


ときどき目にする質問です。

これ、「好きな食べもの」を聞いているのではありません。人生への態度、歩んできた道のり、軸足の置かれた場所など、さまざまな価値観を問いかける質問なのだと思います。ちなみにぼくのそれは、断然カツカレーです。そしてカツカレーと即答できなくなったとき、ぼくはなにかが変わるのでしょう。

これと同様に、次のような質問も考えられないでしょうか。


「人生最後の手紙を、誰に、どんなことを書きたいですか?」


いわゆる遺書というフォーマットのものではない、もっとフラットな「人生最後の手紙」。自分は誰に、どんなことを書くのか。これもけっこう、いろんな価値観やら本音やらが露わになる質問ですよね。

ただ、たぶん間違いなく共通してるのは、その手紙全体のトーンが「ありがとう」で彩られるだろう、ということです。

ありがとうを伝えたい人がいる世界に、自分は生きている。これって、すごいことだと思います。

椅子の上にも3円。
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ライター。バトンズ代表。著書・共著「嫌われる勇気」「古賀史健がまとめた糸井重里のこと。」「20歳の自分に受けさせたい文章講義」など。週日更新しています。http://www.batons.jp
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