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考えちゃいないのだ

なんでもいいからまいにち日記を書く。過去に何度か試みて、そのたびごとに頓挫してきた習慣です。はじめてワードプロセッサー(パソコンじゃない!)を手に入れたとき、個人ホームページ(ブログじゃない!)が流行ったとき、そして mixi が大流行したとき。それぞれよろこび勇んで書きはじめるのですが、1年と続くこともなく、なんとなくうやむやに終わってしまいました。

日記を書いてておどろくのは、自分がいかにぼんやり生きてるか、ということ。そもそも日記なんて、ふだん考えてることをつらつら書いていけばいいものなんだけど、いざ書こうとすると手が止まる。なんだっけ? とあたまのなかが白くなる。ようするに、ろくすっぽ「考えていない」んですね。

電車にのる。町をあるく。ご飯をたべる。テレビをみながら、おならをひる。これら日々の生活のなかで、きもちいいとわるいとか「感じる」ことはあります。「思う」くらいはしてるでしょう。でも「考える」については、ずいぶんさぼってることに気づくのです。

この「思う」と「考える」のあいだをつなぐ架け橋が、もしかしたらぼくにとっての「書く」なのかもしれません。「しゃべる」でそれができるひともたくさんいるけど、ぼくはしゃべりながら考えるのが苦手なんだよなあ。

書く習慣は、考える習慣なり。

肩に力を入れすぎず、ゆらゆらいつまでも書いていきたいものです。