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友だちと過ごした、週末の大阪。

幡野広志さんと一緒に、大阪に行ってきた。

一緒に、というと同じ新幹線で向かったように聞こえるかもしれない。そうではなく、別々の新幹線でそれぞれに大阪入りした。集合時間よりも少し早めに到着したぼくは、梅田の本屋さんをまわったり、うどん屋さんに入ったりした。その目的を果たすため新幹線では、食べたかったお弁当を食べず、ビーフジャーキーで我慢した。

テキトーにお店を選んだのが間違いだったのだろう。うどんは、ぜんぜんおいしくなかった。大阪にも、まずいうどんはある。またひとつ、ぼくはかしこくなった。



翌日、梅田蔦屋書店さんでおこなわれたトークイベント。

司会進行役として田中泰延さんが来てくださり、幡野さんと3人であれこれとおしゃべりした。本の話、ネパールの話、糸井さんの話、自分自身の話、とにかくたくさんしゃべった。

イベント終了後、ツイッターを開いてみると「3人の仲のよい姿が」という感想を、たくさんお見かけした。



ああ、そうか。

ぼくらは、仲がいい友だちなんだ。

仲が悪いことについて意識する機会もあるだろうけど、仲がいいって、意識しないものだよなあ。なぜ友だちになったとか、いつ友だちになったとか、どこが好きで友だちになったとか、考えないものだよなあ。前の晩に撮影された写真を見返す。


トークイベントが終了したお昼過ぎ、ぼくらはさらっとその場で解散した。打ち上げ的な食事をするわけでもなく、「じゃっ、また!」って感じで解散した。

そのまま帰るのがもったいなくて、ぼくは友だちのことを思いながらねぎ焼きとお好み焼きを食べた。こちらはちゃんと、おいしかった。



家に帰ると、犬が待っていた。

お前も友だちだよ。

ぱたぱた振られるしっぽに、ぼくは頭をなでた。

出る釘は浮かれる。
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ライター。バトンズ代表。著書・共著「嫌われる勇気」「古賀史健がまとめた糸井重里のこと。」「20歳の自分に受けさせたい文章講義」など。週日更新しています。http://www.batons.jp

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