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書く仕事をしたいひとが増えてる件について

まじで? と思ってる。書く仕事ってライターになりたいということなんだろうか。ライターはそんな人気職種じゃないはずなのに。

もしかしたら「書く仕事」といってもライターではないのかもしれない。プログラムだって書く仕事だし、インハウスでだっていろいろ書く仕事はあるし。

純粋に南アルプスの天然水ぐらいピュアに「書く仕事=ライター」をしたいひとが増えてるなら、どういうことなんだろう。

需要に供給が追いつかないのがわかりやすい構造だけど、いまってオウンドメディアも厳しい時代だし(一般論)、むしろ書く人はぽこぽこ増えてるはずだし、noteの急成長を見たってそこら中に書く人はあふれてる。供給過多じゃないのか。

決してライターにとって追い風な状況ではないと思う。それでも「書く仕事」がしたいというのは、ゴールドラッシュでお金になりそうだからとか、賑わってて人気だからとかじゃないんだろうな。

さっき「ライターはそんな人気職種じゃないはず」と言ったけど、2010年代に入るぐらいまではそうだった。ウエブでもUGCとかCGM言い出す前の過渡期は、ブログやニッチな世界で文章を世の中に発表する人はいても、いまみたいな文脈で「書く仕事をしたい」っていう人はそんなにいなかった。

誤解を恐れずに言えば、ライターは肉体労働的な雰囲気すら醸し出してたのだ。そんなカジュアルに「書く仕事したいです」と言える空気はなかった。

いや、だからライターなめんなという話ではもちろんなくて。

むしろ個人的には「書く仕事」はいろんな意味でもっと広がっていいと思うし。「ライター」の仕事の特性というかスキルって、メディア、媒体、パッケージはなんでもいいんだけど、そういうところに「記事」を書くだけじゃなくいろいろ使える。

壮大な話をすれば「世の中をもうちょっと良くする」ためにライターが関われることだって本当はもっとあると思うんだ。その話はまた別の文脈なので、どこかで書きたい。

なので「書く仕事」をしたい人が増えるのはいいことだと思う。偉そうに言うわけじゃなくて。

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じゃあ、どうやってライターになれるの? 仕事はどうやって取るの? という話は少年Bさんが、すごく的確にnoteの記事でまとめてるので読んでない人は読んでみてほしい。

編集部(媒体)目線と読者目線をちゃんと交差させるところに立って仕事できるのがライターの基本(打席に立つために最低限必要なこと)だし、そこに至るまでのあれこれが書かれてるので。

で、「ああ、自分やっぱライターやるわ」という人がいるなら「書いて終わり」「書くだけ」のライターにならないようにするといいなと思う。

もちろん「書く仕事」なんだから、何かしらメディアなり何かに文章を書くんだけど、そこはゴールじゃないから。

上からのクソバイスになってないといいんだけど、同じライター同士の目線で言ってる。

何か書いて求められてるものに応えることができてお金が発生して、というのはたしかにライターの仕事なんだけど、それだけだと最初はよくても続けるのが難しいから。

なぜ難しくなるのかも書くと長くなるのであれだけど、それだけだと自分のエネルギーが回せなくなるときが来るし、あとから新しい人も次々入って来る。

ちょうどプロ野球もドラフトの時期だけど、「書く仕事」でレギュラーをずっと続けられる人ってほんと少ないんだ。

いや、べつにそんなずっととか考えてないし、いまとにかくやりたいだけという人もいたっていいんだけど、どうしても「仕事」という言葉がくっついてるから、できれば「書く仕事」でプロになって、そこからいろいろやれることが広がるとおもしろいんだけどなと考えてしまう。

こういう話って、なかなかライター間でもすることが少ないし、そもそもライター同士って案外あらためて「これからの書く仕事の可能性」みたいなトークする機会がないから。

という話がゆるく真面目にできる機会をつくればいいんだろうな。

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村暮らしのライター/エディター Editing and Book Writing/人とことばと土を耕して生きてます。東京⇄信州。noteでは大事じゃないけど大事なことを。何をしてるかより「なぜしてるか」の深い話を聞いて書くひと→ https://fumigura.com/