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フリーランスこそラジオ体操をやったほうがいい理由

ラジオ体操をほぼ毎日している。というと意外な反応をされるのだけど。そういうイメージはないらしい。

どこかの工場とか現場で勤めてるわけでもないフリーのライターなのに?

たぶん99%の人はラジオ体操に興味ないと思うので、ちょいちょい小ネタ挟んでいくよ。

なんでフリーランスのライターがラジオ体操するのか? 

最初は妻がどこからか「ラジオ体操いいらしいよ」と聞いてきたのがきっかけ。正直、最初は「ラジオ体操?」と思った。小学生の夏休みにやったぐらいの印象しかない。

あと、みんなに合わせてやるという類(集団行動)がどうも無理。なのだけど、いまの環境はフリーランスだ。妻と最小ユニットのふたりでやっている。

同調圧力みたいな空気とも無縁なので、単純にエクササイズとしてのラジオ体操をするかしないかだけの話だ。そう考えたら、案外、そんなに負荷もかけず身体全体を目覚めさせるエクササイズとしてのラジオ体操はありかもと思った。

あと、どう考えても本来やるはずのない人間、フリーランスのライターが朝ラジオ体操やってるのがなんかおもしろいなと自分でも思ったのだ。

《小ネタその1》
ラジオ体操のあの音楽。正式には『ラジオ体操 第一伴奏曲』という楽曲。著作権を持ってるのはNHKかと思いきや日本郵政グループの株式会社かんぽ生命保険。元は1928年に当時の逓信省(現在の郵政事業庁と総務省、NTTを合わせたような存在)簡易保険局が始めたものだから。

実際、やってみるとラジオ体操の思想的なのとかどうでもよくて、単純に毎日続けると「自分」がよくわかる。

あ、といっても毎朝リアルタイムにやるわけでもなくて。音源を使ってやったりもするのでそこはフレキシブルに。朝できないときは昼にやったり。

毎日、決まった同じことをするルーティンの効用ってやっぱりある。スポーツ選手とかでなくても。

あのイチローさんもよく言われてたけど、何か自分のルーティンを持っておくと自分のちょっとした変化がわかるのだ。ラジオ体操でも「あ、きょうは上半身が重い」「こっちの動きがスムーズじゃないな」とかすぐわかる。

その日の自分の状態を「知っておく」のは大事。ライターだって頭だけ使ってるわけじゃなくてフィジカルの状態も整ってないと、うまく書き続けられない。

思考とものを書く一連の動きと身体の状態はつながっていて、やっぱりどの要素もストレスフリーなほうがちゃんと書けるから。

《小ネタその2》
ラジオ体操をテーマにした映画がある。2018年公開の『体操しようよ』。主演は草刈正雄さん。

どんな仕事もだけどプロとして長くやるなら自分の状態を自分で常につかんでたほうがいい。

特にフリーランスは自分の身体がすべて。組織に属してないから、自分のパフォーマンスが悪ければそのまま多方面に影響が出る。誰も代わりにはやってくれないし、やってもらえたとしてもそれは自分の仕事と収入が死ぬ。

まあ、ラジオ体操を日々やったからってそれだけで健康を維持できるわけではないけど、ひとつの基準にはなる。健康というKPIだ。たぶん意味が違う。

《小ネタその3》
ラジオ体操指導士という資格がある。NPO法人全国ラジオ体操連盟がかんぽ生命保険、NHK等の協力を得て実施。2級と1級がある。

真面目なエクササイズとしてもラジオ体操はよく考えられてるらしく、ちゃんとやれば老若男女問わず身体の各機能のウォーミングアップになるらしい。

フリーランスだから会社で強制的にやらされるわけでもないけど、そこをあえてルーティンにしてみる。意識や身体の状態も含めて、昨日との違いが体感できて自分の「いま」がつかめるから。

なんかあの音楽がノスタルジックな感じがしてエモくて泣きそうになる人はこういうのもあるよ。