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ものかきのおかしみと哀しみ

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2019年9月の記事一覧

呑み書き酒場二日酔いの記録

呑み書き酒場二日酔いの記録

先週末の夜。noteで「呑み書き酒場」 #呑みながら書きました が開催された。

もちろん公式ではなくいわゆるハッシュタグ企画。noter同士の何気ないやりとりから、語り継がれるであろう名企画が爆誕したのだ。

端的に言って楽しかった。もうリアルnote酒場行かなくてもいいかな。0.0001秒ぐらい思ってしまいそうになったけど、もちろん行きます。

いや、自分でいうのもなんだけど、こういうの滅多に

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生きる旅、道連れの音楽

生きる旅、道連れの音楽

自分がこの世界からいなくなるとき。どんな音楽を聴きながら旅立ちたいだろう。そんなことをふと考えるときがある。

あ、べつにそういう願望とか前提があるわけじゃなく。ほんとに純粋に考えるのだ。そういうのってあまり推奨されることじゃないかもしれないけど。

僕の場合、くるりかもしれない。ここのところ、くるりの音楽がすごく自分に入ってくる。いや、昔からずっと聴き続けてる数少ないアーティストなんだけど。

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#呑みながら書きました 独り言酒場の片隅で

#呑みながら書きました 独り言酒場の片隅で

うっかり乗っかってしまった。どうしよう。呑み書き。これって呑み会トークをまんまnoteにのせるようなものだ。としたら苦手なやつ。おい。だけど楽しそうなので書いてみる。ほぼ独り言noteになりそうな気がする。

いや、これだと何言ってるかわかんないかもしれない。この企画自体が実は壮大な釣りでまんままと自分だけひかかってるのかもしれない。一応、こういう縛り。

日時: 9/28(土)夜 ~ 9/29(

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料理が苦痛だ

料理が苦痛だ

という本がある。なかなか芯を食ったタイトルの本だ。よくこのタイトルで企画を通せたぜと、そっちのほうも気になるけどそこじゃないし本の紹介をしたいわけじゃない。

えっと紹介したくない本という意味ではないので念のため。

「作らない料理教室」を主宰する人気カフェオーナーの著者が「どんなときも料理をつくり続ける苦痛」をどうにかするための具体的方法を「つくらない料理教室」を通して伝授しているらしい。なるほ

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それは身体から出た言葉

それは身体から出た言葉

どうしようもなく掴まれる言葉がある。言葉は整ってるのに自分をすり抜けていく言葉もある。引っかかりもなく。

何が違うんだろう。

もちろんいろんな要素が絡んでくるのだけど、相手との関係性、有名無名バイアスなどは抜きにして「言葉」そのものにフォーカスして考えてみる。

これ、ほんと簡単なようで難しい。いやもう、とっくに現代人は情報多すぎて言葉の摂取まともにできなくなってるから。

国語力とかリテラシ

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noteでたどる自己紹介

noteでたどる自己紹介

そういえばnoteで自己紹介的なものを書いたことがなかった。

noteさんが書きなさいと仰せられ推奨されているプロフィールタブすら長らく設定してなかった。ダメですね。

そもそも自己紹介は苦手分野なのだ。よくみんなあんなふうにスマートに自己紹介できるなぁといつも思う。流れるような自己紹介は僕にとってするものじゃなく見るものだ。

なんで苦手なのか。たぶん要素が中途半端に多すぎる。あと、振り幅も無

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解決のつかない話

解決のつかない話

気分転換に料理をする。たまにね。たいしたものじゃない。間引き菜とツナのチャーハンとかストックしてある冷凍餅を使ったピザとかじゃことバジルのパスタとか。まあ、居酒屋メニューみたいなものだ。

料理するのはべつに特別でも面倒でもない。学生のときにバイトしてた居酒屋で仕込まれた。半分個人経営みたいな店だったので、バイトといっても仕込みから料理、接客、閉店作業までフルコースのバイトだ。

やわらかくふわっ

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靴の時間

靴の時間

電車の中で向かいあった人たちの足元をじっと見る。

そのうち、靴たちが方々で会話をしているのが聞こえてくる。

         ***

やぁ。どうだい。久しぶりじゃないか。
ああ。そっちこそずいぶんくたびれちまって。
まったくさ。俺ももうダメだね。箱から出してもらったばかりのときは、
どこに行くのも浮かれてたもんさ。
同じさ。今じゃ外へ出て新しいやつらを見るたび惨めになる。
靴になんかなるもん

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矛盾がある人ほど残っていく話

矛盾がある人ほど残っていく話

これまでライターとして取材させてもらった人はトータルすると3000人ほどになる。多いのか少ないのかはわからん。

ちゃんと数えたわけでもスプレッドシートで記録してるわけでもないけど、名刺交換した数とか取材ノートの冊数とかから計算すると、だいたいそれぐらいだ。

取材させてもらった人のことはすべて覚えてる。と言えたらかっこいいんだけど、残念ながらそんなことはない。

たぶん記憶のハードディスクとかス

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つまらないは散々やった人が言うこと

つまらないは散々やった人が言うこと

そんなのつまらないよ。やってもないのに言うことがある。

よく考えたらおかしい。

誰かの話してるのを聞いただけ、メディアで見ただけ、想像の世界だけで「つまらない」と決めつけてる。やってもいないのに。

いや、実際そうなのかもしれない。わかんないけど、例えば「写経」とか。

えっと僕がやったことないというだけで写経そのものがつまらないとか意味ないと言ってるわけじゃないです。

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猫耳とダイヤモンド

猫耳とダイヤモンド

ときどき、誰かの言葉に射貫かれて動けなくなることがある。

これはまったくもって自分の問題なので、その言葉を発した人には何の責任もない。というか、どんな言葉だって誰かを動かそうとしても動かないこともあるし、動かすつもりはないのに動かしてしまうことだってある。

まあ、つまり言葉は面倒くさい。

なんだろう、ずっと自分の中を掘って「見つかんねぇな」と思ってたことが、不意に誰かの口やつぶやきから出たと

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表参道パンダストリート

表参道パンダストリート

表参道の交差点脇に壊れたパンダが立っている。

血を流しながら竹を食べていて、なぜか僕はその対処をすぐ近くのビルの会議室で話し合ってる。

ケガだとしたら病院に連れて行かないといけない。だけどパンダ外来がどこでやっているのかわからない。

それでも竹を食べているのだから、大丈夫なんじゃないかと誰かが言う。

いや、そういうことじゃないだろう。ちっとも話が進まないので、僕は会議室を出てパンダの様子を

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noteでは謎の親戚のおじさんになりたい

noteでは謎の親戚のおじさんになりたい

あー、あのおじさんね。何やってるかよくわかんないのよ。この前もエストニアだっけ? 行ってたらしくてさ、久しぶりに音沙汰あったと思ったら突然へんなもの送ってきたり。

へんなものって何? よくわかんない、なんか光る蜂蜜とかなんとか。

真面目に仕事してんのかと思ったら、また違うこと始めちゃってるし。あんな学校行っててちゃんとした人だなってみんな思ってたのにね。あれじゃメグミおばちゃんも大変よね。

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パンくずリストとしての文章

パンくずリストとしての文章

忙しすぎると思考が消える。止まるのではなく蒸発するようになくなってしまう。ほんとにふしぎなくらい。

たしか、こんなこと考えてたはずなのにな。何か大事なこと考えてたんだけどどんなふうに考えてたんだっけ? 思考がバグってうまく頭が働かない。

いや、もともとのスペックが低いだけなのかもしれないけど。

そんなときのために、思考をメモってる。主にスマホにだけど。ほんとはNotionとかちゃんと使って、

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