幸せと不幸とジェラピケ

こんにちは、文(ふみ)です。
みなさん、おげんきですか?
僕は、げんきです。


みなさん、今週は何か " 良いこと " ありましたか?
たくさんあったという方はすごい! ハッピーこの上なく、喜ばしい限りです。ちょっとだけあったという方も、いいですね~。ふつふつと湧き上がる、日々の暖かさが僕にも見えてきそうです。

え、いっこもない!?
それは、つらい、ですね。なんか良いこと起これよ~! と言いたくなりますよね。でも、なかなか良いことって起こってくれない…。
なので、僕といっしょに良いことを見つけにいきましょう!

僕たちは普段、日々の生活で起こることを感情のフィルターを通して処理しています。例えばですが、あなたは貯金に余裕が出来て、部屋着にしては高いしな~と思って戸惑っていたジェラート・ピケのパジャマをようやく買うことができました! 当然、これは "良いこと " の箱に入ります。でも、その日のうちにコーヒーをこぼしてしまいました。これは、悪いことの箱に入ります(しかしあなたは光の速さで酸素系漂白剤を駆使し、シミになるのはまぬがれました)。

憧れのジェラピケに袖を通し、鏡の前で2、3度ほど回転するあなた。
ハッピーな気持ちで、お布団でぬくぬくと眠ります。
次の日、洗面台の鏡に映るジェラピケを見て、また感情は " 良いこと " の箱に入ります。そうか、自分は昨日このパジャマを買ったのだった。やったぜ…。

やがて一週間が経ち、変化が起こります。
あなたは仕事から帰ってきて、ベッドの上で散らばるジェラピケを見ます。
もう、これを見るのは7回目です。いつでもそばにいるこのパジャマを
また見てしまったときの僕らの感情は、" 良いこと " の箱に入るでしょうか? それとも " 悪いこと " の箱に入るのでしょうか?

答えはどちらでもなく " 当たり前 " の箱です。
僕たちがいつも、つまらないモノの代名詞としてさげすむ「当たり前」になってしまったのです。あれだけずっと憧れてたジェラート・ピケだったのに…。そして僕たちは、あくびをしながらこう言うのです。
「なんか良いことないかな~」っと。

なんだか恥ずかしいようですが、これは別に内省することではありません。
人間には快楽適応という調整能力があるため、むしろ当然の現象なのです。
普通に考えて、買ったものに飽きてまた新しいものが欲しくなるのは
我々に好奇心が備わっている証拠ですし、むしろ健全といえますね。


しかし、これを「人間の行為」に置き換えるとどうでしょう?
通勤中、落として気付かなかった定期ケースを誰かが拾ってくれると、良いことですね! 電車に乗った瞬間、超高速で這いずるおじさんに最後の一席を奪われると " 悪いこと " でしょう。でもコンビニで、お昼用のバナナ豆乳と野菜スープを売ってくれた店員さんに対しては?
きっと、" 当たり前 " の箱に入れてしまうかと思います。

そして僕たちは、職場に到着します。
繁忙期で忙殺される僕たち。先輩による予想外の頼まれごとに加え、まさかのクレーム! タスクがどんどんずれこんでいき日が暮れ、上司に提出するはずの資料の期限が昨日までだったことに気づきます。

「なんでお前は、社会人として " 当たり前 " のことができないんだ!?」と一喝され、僕らは次の言葉を心で叫びます。

(自分の努力は " 当たり前 " なんかじゃない!)

そうです、実は僕らの生きる社会は、一人ひとりの頑張りによって、やっと維持されていたのですね。今朝、コンビニでバナナ豆乳を売ってくれた店員さんは、きちんとマニュアルを全部覚えた上であなたの差し出したクレジットカードがお店に対応しているか判断しながら袋に商品を入れ、無事に会計を済ませてくれました。良かったー! そして意識すらしなかった「定刻通りに電車が到着する」という現象は、実は運転士さんが神経を研ぎ澄ませ、適切な判断を続けた結果起こったことです。やったぜやったぜ!

ということは、僕たちは毎日、数え切れない人からたくさんの " 良いこと " を受け取って生きてるんです。ヤッターうれしい!! そして僕らは社会活動を通じて、ヘトヘトになりながらも何とか " 良いこと " を形にして送っています。なんということでしょう、幸せのキャッチボールは毎日行われておりました! これはスクープですね…!

こんな長い文章を読んでくださっているあなたは、どんな人ですか?

学生さんかな。 雑貨屋さんで働いているかな。 デザイナーさん?
医療法人の営業さんかな。 建材屋さん? プログラマーの人かな。
子育てもしながら家事もこなす主婦の方? 看護師さんだったり。
アパレルショップで働いているかな。
みんな、あらゆることをして、毎日を必死に生きています。


いつも頑張ってくれて、本当にありがとう。


僕はあなたの日々の活動による恩恵を、きっと直接には受け取っていません。けれど、あなたの起こしてくれた " 良いこと " が、社会に良い影響を与えて僕のところへきちんと届いています。それによって、僕の生活がやっとこさ維持されています。僕はそのことがわかってから、寝る前にふとみんなの情景を思い浮かべることがあります。
そして、ときどき涙が出そうになります。

あなたは今、幸せですか?
もしも不幸なら、僕はあなたが幸福になることを願います。
この世界は、僕たちが見ている主観です。
すべての事象を " 当たり前 " の箱に入れるか " 良いこと " の箱に入れるかは、僕たち次第です。もしもよかったら、一緒に " 良いこと " のキャッチボールをやりましょう。

今からボールを投げます。
受け取りたくね~と思ったら、転がしておいてください。
いつか気が向いたら、拾ってくれたら、うれしいな…。

いきますよー……… はいっ!



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基本的には絵を描いています。 ときどき、自分の考えていることをここに書きます。 普段はツイッターでイラストをUPしています。 https://twitter.com/fumifumifur
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