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春を感じる日

陽射しが暖かい。空気はまだ少しひんやり。そのバランスがなんとも心地がいい。桜はよくやく私の出番だわと、華を咲かせて嬉しそうに着飾っている。

春だなぁと思わず口からもれるほど、春を感じる日。

春っていいなぁ。

なんだかとても新鮮な感じがした。こんな風にじっくり春を肌で味わったこと、嬉しく感じたことあったかな、とぼんやりと思う。時期的にいつも慌ただしくて、物理的な変化に合わせて心も落ち着かないことが多かった。とは言っても、今もわたしは大きな変化の中にいて、4月からどうするんだろうと、不安になろうと思えばいくらでもネタはあるのだけれど、今この瞬間はとても心がしんとしていて、空気からも光からも、すれ違う人たちからも、春のよろこびを感じることができている。

思い出した。わたしは「別れ」が異常に苦手で、だから春があまり好きではなかったんだ。別れは出会いの始まりなんて、頭では分かっていても、わたしにとっては始まりの期待感よりも、別れの寂しさの方が圧倒的に強かった。


不思議。
これから始まる、そんな風にこの時期に感じている自分がいることが。心が小さく踊っていることが。

自転車を停めて青空に映える桜を眺めた。子供達がはしゃいでいる声が聞こえる。穏やかに流れる春風。わたしはこれからどんな華を咲かせようか。夢をみるにはぴったりの日。

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