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ただただ楽しいの先にあったもの

もう2月。

新しい年が始まったかと思ったら、あっという間に1ヶ月過ぎ去ってしまった。自分を表現するためにも、文章をもっと書いていきたいと思いつつ、なかなか難しい。


今年に入ってわたしは大きな出会いがあった。以前から知っていたものの、憧れのあの人を物陰からじっと見つめるように距離を置いていて、なかなか一歩が踏み出せなかった。今年こそはと思い、ふんばって飛び込んでみた。

インプロの世界。英語ではインプロヴィゼーションというので、略してインプロ。台本なしの即興劇のことだ。わたしはワークショップに足を踏み入れた。

わたしは演劇部だったこともない。舞台関係の仕事も全くしたことない。ないないづくしの真っ素人で、びっくりもされたけど、常連そうなメンバーの方々は面白い人たちばかりで快く迎えてくれた。


とにかく、とにかく楽しかった。ただただ楽しくて。何かから解放されたように、わたしはとにかく自由だった。「演じる」ということが、わたしはこんなに好きだったのか。自分でも驚くような、自分自身の感覚だった。

この感覚は。。。。子供の頃に遊んでいた時の感覚をわたしに思い出させた。夢中で遊んでいたあの頃。記憶にはいつも兄がいる。

夏はお風呂場に石鹸をぬったくって滑ったり、水鉄砲で戦争したり。冬はちゃんちゃんこ(綿入れ半纏)を何枚も重ね着してプロレスごっこ。秘密基地という名の庭にダンボールを置いただけの小屋?にお菓子を持ち込んでみたり。丸見えなので、まったく秘密でもなんでもないんだけれど。連想ゲームのようなもので、息が苦しくなるほど笑い転げていたり。


意味なんてない。何が楽しいのかなんて分からない。ただただ楽しい。それだけだった。


学校という社会に入り、少しずつ友達の顔色を伺うことを習得し始め、そして成長と共にわたしは、遊び方を忘れてきたような気がする。

「ただ楽しい」その感覚を、わたしは長い間見失っていたと思う。そしてインプロはわたしに、それをもう一度、味あわせてくれた。


インプロは始めに設定だけ与えられて、それからは全て即興で創られていく。

相手から与えられたものを、言葉だけでなく雰囲気や表情や全ての要素から感じて、わたしがそれに応える。いろいろ考えている余裕なんてない。湧き上がってきたものをそのまま出す。その一瞬一瞬が積み重なり、結果として、ひとつのストーリーが出来上がる。

インプロは「今この瞬間」しかない。

「今この瞬間」生み出されたものを大切にして積み重ねていく。上手くいくとか、いかないとか、基準なんてなくて、ひとつひとつを楽しむ。ストーリーのコントロールなんてできないのだ。

自分自身と、相手を信頼してコントロールを手放す。


これは。。。わたしが自分の人生に対して、こうありたいと思う姿勢そのものだ。

そんなことを「ただただ楽しい」の後にじわじわと感じていた。

インプロを通してわたし自身の生き方がどう変わっていくのか。

これからわたしはどんな世界をみていくのか。


楽しみ。今年はまだ始まったばっかり。

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