【体験談】文字起こしという仕事

【実体験だからこそ伝えられること】

文字起こしは、webライターにご興味のある方はご存じの方も多いお仕事だと思いますが、今回は著者の執筆体験をもとに文字起こしの仕事について詳しく解説します。

以下の記事も参考になりますので是非ご一読ください↓↓

文字起こしだけでも稼ぐことはできる

実は、webライターを本業にしようと決心するまでに様々なライティングのお仕事をクラウドソーシングで単発トライ(長期案件は数件)していた時期がありました。
結果的に、様々なライティングを知ることで自分の適性に気づくことができたので挑戦して良かったです。
文字起こしとは、音声を文字に変換する仕事です。
また、他のライティング業務と大きく異なるのは文字単価ではなく、1分あたり100円など音声データの情報量(分)で報酬が決まることです。

例えば：60分会議録データ/報酬12,000円の場合
60分の音声データを起こすのにだいたい8時間かかるとして、この8時間に対する報酬が12,000円ということです。
つまり、8時間働いた日給12,000円×30日＝月収360,000円となります。
受注した案件にもよりますが、その気になればテープ起こしだけでも生活はできます。

初心者でも始めやすい

文字起こしのお仕事は、クラウドソーシングサイトで「未経験・初心者歓迎」の募集が結構頻繁にあります。ですから、こまめに仕事検索をしていれ応募のチャンスはたくさんあります。

採用になれば、クライアントから送られてきたインタビューやICレコーダーに録音しているデータを、文字として落とし込み、Microsoft Wordなどの形式で保存する…といった作業を行い納品します。

YouTubeなどの動画の文字起こしの募集が増えてきているようです。

文字起こしに求められるスキル3つ

１．タイピングスキル

正確で素早いタイピングは必須です。
スピードは必ずしも必要というわけではありませんが、タイピングに時間がかかるとストレスになり仕事が捗りにくくなります。

２．文章能力

読みやすい整文を作成する場合、他人に伝わりやすい文章を作成する必要があります。
文章能力は、ライティング業務全般だけでなくクライアントとのコミュニケーションや社会人としてあらゆる場面で必要なので、身につけておいて損はありません。

３．専門的なジャンルの知識

必須ではありませんが。

ある特定のジャンルに特化した仕事を受注する場合は専門知識があると有利です。
理由は、高単価で受注できることと、単価交渉に優位だからです。
例えば金融業界に絞って仕事を受注する場合、金融にまつわる様々な専門用語や意味合いがわからないと、わかりやすい文章の作成は難しいです。

時間と場所は自分で決める

文字起こしは、パソコンとインターネット環境さえあれば、どんなところでもできる仕事です。
また、納期さえ守れば自分の都合の良い時間に働くことができます。
例えば、転勤などにともなって、家族で転居することになったとしても問題なく転居先で続けることができますし、家事や育児に忙しくても自分のできる範囲で仕事と両立することが可能。
これは、webライターとして働く上での大きなメリットでもあります。

知っておこう3つの納品形式

素起こし

一番ベーシックな手法で、あまり意味のない相槌や音も全て音声データに忠実に文字化します。

ケバ取り

素起こしから、不要な言葉や音を削除し修正する作業が「ケバ取り」。
会話には、繋ぎで使われる「あー、えー」や、考えている最中に発せられる「えーと」など、意味の無い音が少なからず含まれますが、そういった不要な言葉を削除する作業になります。

整文

ケバ取りしたものをさらに文章として読みやすくする作業。
不要な音を削除しても、会話は文章にすると非常にわかりづらいです。

例えば、
「私は明日、買い物に行くんです、母と」　→　「私は明日、母と買い物に行きます」
など、順番を変えたり、重複する情報を削除したりするなど、工夫することで読みやすくなります。

素起こし→ケバ取り→整文の順に、文字としてより読みやすくなるイメージです。

報酬アップのコツ

コツを掴んで、効率よく報酬アップする方法を説明します。

✓音声データの長さで合計収入を上げる
✓整文形式に絞って案件単価を上げる
✓期日直前の急ぎの依頼を狙う

・音声データの長短によって報酬が決まるのが文字起こしのお仕事です。
まずは、長時間の案件を獲得することで報酬アップを目指します。

・文字起こしは、かかる手間と能力が多ければ報酬も上がります。
素起こし＜ケバ取り＜整文の順に報酬がアップするので、整文まで仕上げて納品するほうが報酬も上がります。

・「緊急で納品してほしい」といった募集には特別料金を加算していることがあります。
期日間近の依頼は、早く仕上げる代わりに通常より高い報酬で受注できる可能性がありますので、こまめにチェックしておきましょう。

文字起こしで稼ぎたい方へ

まず著者の経験から、実際にやってみるとかなり大変なお仕事でした。
慣れてないこともあり、聞いて(観て)文字にするという作業が非常に大変で最後の方は気力だけで乗り越えました。

もともとタイピングは早くないので、60分の音声データを書き起こすのに、6時間はかかっていました。

そのあと書き起こした文章を見ながら聞き直すのですが、この作業で2時間。つまり作業時間は8時間ということです。1分90円という値段で受けていましたので時給に換算すると675円程。しかし、これはデータの音質がよくスムーズに進んだ場合の計算です。

主なトラブルは、音質が悪い・方言でなにを言っているのかわからない・そもそも誰が誰だかわからない、作業に時間がかかればその分時給が減少するという負のループ。

しかし、文字起こしはヘッドホンなどの設備投資をして、本腰を入れればしっかり稼げるお仕事。本気でやるならかなり稼げると思います。

タイピングに自信がある
音声の聞き取りに慣れている
文章作成能力が高い
細かい作業や同じ作業の繰り返しが苦じゃない

という方にはオススメできます。

結論として、私のように知識がなく未経験なのに、安易に副業を始めてしまうと、とんでもなく苦労するということです。
なんでもそうだと思いますが、新しいことにチャレンジするときは、なるべく多くの情報収集と基礎知識の学習は必須ですね。

---

最後まで読んでいただきありがとうござい★

少しでも参考になったら
シェア・スキ・フォロー宜しくお願いします。

Twitterでもwebライター情報などつぶやいていますので
よかったらフォローしてください。

今後とも宜しくお願いいたします/^^/"