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映画「82年生まれ、キム・ジヨン」レビュー@1日6,000歩#93日目

10/28 7,858歩/6,000歩達成✨(+1,858歩)


1.午前:映画館へ。鑑賞後、周辺を少し歩く。40分。

2.夕方:子どもの習い事の送迎を徒歩で二往復。48分。

映画「82年生まれ、キム・ジヨン」レビュー


82年生まれのキム・ジヨン、結婚・出産を機に仕事を辞め、夫と2歳の娘と暮らしている。ストーリーはこちら(公式HPより)↓

世界が広いと信じていた子供時代、女性としての生きづらさを初めて知る少女時代、必死に勉強して入った大学から就職への壁。結婚・出産で会社を辞め、社会から切り離されていくような気持ちを抱える日々、そして再就職への困難な道――。女性なら誰もが感じたことがあるであろう場面を積み重ね、ジヨンの人生は描かれる。
結婚・出産を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨン。常に誰かの母であり妻である彼女は、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。そんな彼女を夫のデヒョンは心配するが、本人は「ちょっと疲れているだけ」と深刻には受け止めない。しかしデヒョンの悩みは深刻だった。
(以下略)


ジヨンが自分にしか見えず、過去の痛みを思い出して、涙が出た。

エンターテイメントというよりは、社会学(ジェンダー)的な意味を持つ作品、と感じた。韓国で原作の小説が130万部の大ヒットということだが、女性を生きることで痛みを感じてきた人たちがそれだけ多いということなのだろう。

今後、大学のジェンダー論などで取り上げられる作品になるのでは。語り合うためのきっかけとして、優れた作品。

個人的に、女性に生まれて、身近な人から言われて傷ついたり、気持ちが沈んだ言葉を、これを機に書き出してみよう。「こういう言葉で傷つく人がいる」シリーズ。(※毒出しも兼ねて)

・「soufuが男に生まれていればね・・・。」

父方祖母から。祖母はとてもかわいがってくれて、私も祖母が大好きだった。大好きなおばあちゃんから、女に生まれたことを残念がられる。努力で変えられることでもないだけに、置き所のない思いを味わった。

・「ひ孫はまだか」「ひ孫の顔がみたい」と会うたびに言われたこと

義祖父から。夫の実家(東京)と、義母の実家は歩いて3分ほどの近さで、何かと集まることも以前は多かった。5年程言われ続けた。義祖父はいつも温かく接してくれる人だっただけに、言われるたびに、期待に応えられないことがつらかった。

・「うちの孫はちゃんとしたものを食べているのか」

結婚して間もないころ、義祖母が義母に私の前で言った言葉。料理、裁縫の能力だけが「嫁」の評価軸になっている感を受けて、面食らう。夫は結婚するまでは実家を出たことがない人で、義母は料理や裁縫が得意な専業主婦。夫は結婚当初、「結婚したら、家事は女の人がやるんでしょ?」と言い、フルタイムで仕事をしていた私はのけぞった。分担することが当たり前と私は考えていたから。お互いが納得する分担にたどりつくまでに、一年ほどの調整期間を経た。※結婚する前に話し合っておけると良い

・「子ども作らないの?」

挨拶代わりのように夫の親戚に何度もきかれた。作らないのではなく、授からないのだ、ということが伝わらない。「欲しいんですけどね」と毎回流す。

・「大学出したのにパートで働くの?」

母より。専業主婦はOK、パートはNG、という考え方、理解できない。映画の中で、「パン屋さんでパートしようかな」というジヨンに「仕事をしろなんて言ってない!」と夫が大きい声を出す場面がある。「君には本当にやりたことをやってほしいんだ」と言って。いや、だからそれが難しい。


・・・出し切ったら、気分がすっきりしたような笑。書き出すと、「書いたから忘れていい」という思いになれるし、客観的に眺められるところが、良い。言っている当人は、誰かを傷つけるつもりで言っていないことも、分かる。

それと。上記に挙げた身近な人々から、たくさんの喜びや教えなど、多くのことを与えてもらっていることも、末尾ながら、付け足しておきたい。

将来、息子や娘が結婚したら、あまり口を出さずに見守る親でありたい。子ども夫婦や親戚、友人、知人に対して、自分の価値観を押し付ける言動は避けたい。「辛い思いの継承」は、この辺で、断ち切ろう。性別、年齢、人種を問わず、和して敬うことを大事にしよう。

20/7/28から、人生の満足度を高めるために、1日6,000歩以上歩く(走る)ことにした。
詳しくはこちらに↓

ー 昨日の歩数は、どのくらいでしたか? ー

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