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「未経験からのプログラマー転職」に関する私見【エントリー編】

noteを開いていただきありがとうございます。
市川史章です。

このnoteは「未経験からプログラマーへの転職したい」と考えている方に向けて、私の拙い経験を通しての個人的な見解をまとめたものです。

今回は「エントリー編」として"エントリー(応募)する会社を選ぶ"際の基準についてご紹介いたします。もちろん、年齢や経歴、将来のビジョンも個人個人で異なると思いますが、参考にしていただける部分が少しでもあれば幸いです。

では、早速本題に入ります。

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「未経験からのプログラマー転職」【エントリー編】ポイント


私が考えるエントリー編のポイントは下記の3点です。

①年齢から転職のハードルを客観視する 
②入社のための最低条件を決める
③良い会社の条件を設定する

ポイントの説明に入る前に、そもそも論として「未経験エンジニアに求人を出す企業」はどんな企業なのかを一度考えてみて下さい。 

個人的には、下記の3タイプに大別出来ると思っています。
・大手型:人材が豊富で、未経験者を育成する余裕がある
・ベンチャー型:人手が必要だが、経験者を採るほどコストは避けない
・ブラック型:定着率が悪く、人を取らないと業務が回らない

イメージが伝わる様に「ブラック型」としましたが、良く言えば「流動性が高い」とも言えます。人材・環境は問題なく"優秀で仕事に厳しい先輩プログラマーについて行けない"人が多かっただけかもしれませんし、"早く成長して次のステップに進む"人が多い会社の可能性もあります。

ただし、自身の目的意識や年齢/体力、給与等の条件面にもよりますが、基本的にはブラック型の企業への就職は私はオススメしません。精神的、時間的に圧迫された状態が続くと、自分自身に必要な投資をする気力・時間が失われるため長期的に見ると「無理がくる」ことが想像に難くないからです。

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①年齢から転職のハードルを客観視する 

プログラマーに限らず、どんな業界・職種でも未経験から中途採用されるには一定のハードルがあります。そのハードルの高さに最も影響するのは端的にいうと「年齢」です。

一握りのバイタリティ溢れる人間を除いて、
・年齢が上がる程、人は新しいことを覚えづらくなる 
というのが事実です。

当然、企業からしても、
・年齢が高い未経験の人を採用するリスクは高い
と考えるのが普通です。

よく、キャリアの一貫性や、職歴の中でアピール出来るポイントを整理することから始める人がいますが、本当のファーストステップは自分自身の「年齢」から未経験転職のハードルを客観視することだと思います。

なるべくリスクが小さい人材を採用したいと思う企業側の視点に立てば、「年齢が高い人にこそ、技術力や経歴よりも"やる気”や”主体性”を求める」ということも予想がつくのではないでしょうか。

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②入社のための最低条件を決める

私が本格的に「未経験プログラマー」への転職活動を始めたのは、29歳後半でした。(内定を貰った時は30歳)

転職活動を始める時点で分かっていたことは、
・エンジニアの求人の中で「未経験の求人」が少ないこと(全体10分1程)
・その中でも30歳を越える求人はさらに少なくなる

ということ。

実際にはこれにプログラミング言語というフィルターが入ってくるので、客観的に見ても"贅沢は言っていられない"状況です。

そんな中で私が入社をする上で決めた最低条件は、
「入社後にコードをしっかり書かせてくれる」
ということ1つです。

理由は、プログラマーとして入社しても「プログラマー」とは名ばかりの雑用やエクセルのマクロを組むといった仕事を回されるケースもあると友人に聞いたことがあったからです。

私は正社員でも派遣でもとにかく「コードを書く力がつく」のであればOKと考えました。(職歴と実力がつきさえすれば、次の転職では一気に応募できる求人が増える訳ですから。)

逆に言えば、会社の成長も申し分なく、環境が最高だとしても、コードを十分に書かせてもらえないという話であればエントリーしない/辞退するという線引きをしました。

迷いがなくなるという点でも大事ですが、選考を通して「絶対に確認すること」が決まるという意味でも最低条件を決めておくということをオススメします。

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③良い会社の条件を設定する

これは最低条件の次の「+αの条件」ということですね。
最低条件の会社にエントリーし、次の「+αの条件」で選考の優先度や、辞退の判断をするということです。

実際、私は設定した条件が全て揃ってる会社が見つかった時に、とにかくその1社に全力投球しました。

具体的には、
・既に進んでいた選考を辞退し、他の新規エントリーをストップする
・全く知らない言語をゼロから2週間勉強して課題をこなす
・面接で「北海道に来れるか」→「行けます」と即答(当時東京在住)

結果的に、この会社から内定を頂くことが出来ました。

正直、この「+αの条件」は人によって全く異なると思いますが、参考までに私が転職活動時に考えていた「良い会社の条件」を紹介します。

ー良い会社の条件ー
1.伸びゆく市場に乗っている
2.技術力がある
3.ビジネスセンスがある

1.伸びゆく市場に乗っている
どんなに良い人材が揃っていても、「これから伸びる」市場で事業を展開していない会社は成長が難しい。会社が成長するフェーズになければ、社員もチャレンジングな取り組みには参加出来ない。

2.技術力がある
出来れば自社で独自の技術を持っている会社が良い。技術は借り物で、サービスも真似できてしまうのであれば、環境変化によってあっという間に風向きが変わってしまう。

3.ビジネスセンスがある
技術力がある会社は、それに胡座を欠くケースも多い。また、サービス開発とビジネスロジックを別個に考えている会社も時代に合っていない。技術とビジネスの両方を自社のメンバー全員で取り組む会社が望ましい。

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いかがでしたでしょうか。

正直、難しくもなく、特別なことでもない内容だったと思います。
ただ、とにかく焦って闇雲に転職活動を進めても良い結果を得ることは難しいと思います。(何より再現性がない。)

自分自身の中での判断基準を一度整理しした上で、転職活動をスタートすることをお勧めします。

最後にもしこのnoteの内容が参考になった方がいらっしゃいましたら、

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では、また別のnoteでお会いしましょう!

続編を書きました→【面接鉄則編】

市川史章


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