「好き嫌いは一文の得なし...」
こんにちは、ふるぽてくんです。
先週末は体調を崩してしまい、2週間ぶりの投稿になります。今週は気温も下がり、四半期の戦略mtgをしたことで2024年の終わりを感じました。皆様も体調に気をつけて最後の3ヶ月をお過ごしください。
【定例】おすすめされた本コーナー
ふるぽてくんブログでは、おすすめされた本コーナーを定例化しています。
本は、紹介者とのコンテクストの共有や苦しい時の道標となり、成長の手助けをしてくれます。
すでに読んだことがある本が多いと思いますが、もし新たな出会いになればいいなと思い、続けていきます。
第9弾は、「具体と抽象」です。
最初の推薦者はわかりませんが、新卒のメンバーが代々受け継いできた課題図書がこちらの本でした。
思考特性として、抽象と具体の行き来の得意不得意が存在するからこそ、メタ認知とトレーニングが大切だと教えてもらいました。
また、「目の前で起きたことを次に活かすには抽象化が必要で、それをどれだけ回数こなせるかが後々に効いてくるよ」というメッセージもいただきました。
リマインド目的で今でも読み返しますが、本当に素晴らしい本だなと感じますので、みなさんもぜひ久々に読んでみてください!
【本文】ものごとへの向き合い方
人間は元来変化を嫌う生き物ですよね。
これまで僕にも多くの変化が訪れ、ストレスを引き起こしてくれました。
でも、逃げることもできました。
馬が合わない人、理解ができない科目、魅力を感じない食べ物との出会いの場面で、(前向き後ろ向き問わず)選択をすることで前に進めました。
それは、きっとサービスを享受する側だったから簡単な選択だったのだと振り返ります。ビジネスに携わり、サービスを提供する側になった途端、簡単には選択できなくなったのです。
波長が合わない同僚・取引先、どうしても構造ができない業種のクライアント、関心をもったこともないサービス。
「話しません、やりません」では前に進まなくなるのです。
そんな葛藤のなかで先輩からいただいた言葉があります。
「好き嫌いは一文の得なし。今後、好きとか嫌いとかでものごとを捉えるのやめて、得意と不得意だけにしてみな。嫌いって思考停止なんだよね。そこで線を引いて、それ以上考えなくなるから。不得意って捉えると原因を考えるようになるよね。すると気づいたら得意ではないけど不得意でもなくなってるのよ。」
「僕自身もあの人が嫌いだ、この人は好きだにモチベーションを左右されてた時期はあったんだけど、いいことなかったんだよね。」
とても心当たりがありました。第一印象で苦手だなと感じた人が次第に嫌いな人に変わっていくことがありました。苦手な印象に引っ張られて、無意識的に避けていたり、悪い点があるときに目につくからだと思います。
不得意と考えるだけで、そういった特性のある人なんだと認識するだけでよく、こちらの行動のみフォーカスできるようになりました。
「この人は、仕事のプロセスまで細かく指示したい人だから、報告の量を多めにしよう」などです。
ぜひ、好き嫌いをやめて、得意不得意に変えてみてください。
思考停止して改善に向かわないものに引け目を感じることがなくなり、豊かさが増す気がします。
ちなみに、私生活も変わりました。
辛いものが嫌い、と線を引いて全く食べてなかったのですが、解像度をあげるために、何度かトライするうちに「この唐辛子の辛さはいける」なども気づき始め、韓国料理屋さんの行きつけができました。
【さいごに】自己紹介
【紹介文】
僕はフルーツとポテトが好きだ。 ただ、目の前に欲しそうな人がいるとあげてしまう。 人を応援することと喜ばせることが好きな僕は、時に不安を抱える「野良の総合職人材」になっていた。不安を抱える総合職サラリーマンと共に来るべき未来を信じて。
他の方からいただく言葉は、その人の人生の苦から得たものであることが多く、言葉そのものだけでない学びがあります。
今回の言葉をくれた先輩は、社内での人間関係にエネルギーを吸い取られた時期を後悔していることも話してくださいました。
こういった言葉を紹介することで、先輩の言葉がより多くの方に届くように、そして自分自身も伝えていける人になるように、努めてまいります。
今週も無事に投稿できました。
いつも読んでいただきありがとうございます。