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"今日の"○さんは、どんな○さん?【コーチング修行録No.5】

コーチにとって最も大切なのは
クライアントへの興味だと、常々感じる。

クライアントに強く興味を持ってるコーチは、
クライアントの一言一句、声の調子、
言葉使いや以前の回との違いから
聞こえてくる真実をより多く拾いやすいし、

その拾ったものを元に、
より意味ある気付きを与える質問やフィードバックを
投げかけることができる。

複数名のクライアントとセッションを重ねる中で気付いたのは、
始めたばかりの頃に興味を持つことは、それほど難しくない…のだが、
それと同じくらい、もしくはそれ以上の興味を持ち続けることの方が、
難しい。

何度もコーチングしてるうちに、
「まあ、こんなところだろう」
「大体、そんなとこでしょ」
と、相手に対する前提が固まってきてしまう。

そして、相手の真意を反映しているような
重要なサインを見逃しやすくなる。
疑問・質問も湧いてこない。

そうすると、クライアントの理解に歯止めがかかるから、
アプローチの仕方もワンパターンになってくる。
相手のタイプや状況に合わせた個別対応に限界が来る。

そこで、研修で学んだこの質問を、
セッション前に、心に吹き込むようにした。

”今日の”○さんは、どんな○さんだろう?

こうやって自分に問いかけることで、
「過去に何度セッションをしていようと、
今日の○さんは、全く新しい○さんだぞ」
と、より新鮮にクライアントに向き合えるように
なってきたと感じる。

この質問、コーチングだけでなく、
職場の同僚や上司、友人、家族等、
より自分と近しい人(前提を持ちやすい人)に対して、
関係をもっと深めたいな、良くしたいな、
という時には、使うようにしている。

というわけで、今日も自分に問いかけていこう。
「今日の○さんは、どんな○さん?」

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