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記事一覧
そこまでやるか 壮大なプロジェクト展
文字どおり「そこまでやるか」と思わずつぶやいてしまうほど壮大なプロジェクトを手がけるアーティストの活動を見せる展覧会。国内外8組の美術家や建築家らが参加した。いずれもアーティストならではの常軌を逸した想像力を披露しており、十分に楽しむことができる。
たとえば西野達は美術館という既成の空間を鮮やかに裏切ってみせた。窓際のスペースに単管を組み上げ、最大で3段のベッドを設え、カプセルホテルとした。予約
アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国
ジャン・デュビュッフェがアロイーズと並ぶアール・ブリュットの双璧として高く評価したアドルフ・ヴェルフリの回顧展。日本でこれほどまとまったかたちで作品が紹介されるのは本展が初めてだという。ヴェルフリは生涯の大半を精神病院で過ごしながら絵を描き続けたが、本展ではそのうちの74点が一挙に展示されている。
よく知られているように、ヴェルフリの絵画は空想的な物語と一体である。理想的な王国ないしは冒険譚から
ポコラート全国公募展vol.3 アール・ブリュット? アウトサイダー・アート? ポコラート!福祉×表現×美術×魂
「ポコラート」とは、Place of “Core+Relation” Art を意味する造語で、障がいのある人と障がいのない人、そしてアーティストが出会う場として考えられている。3回目となる本展では、1,300点あまりの応募作のなかから厳選された214点の作品を展示した。
会場を一巡してみて感じるのは、空間に満ち溢れたエネルギーの凄まじさ。すべての作品と向き合うと体力を消耗するほど、一つひとつの
アール・ブリュット・ジャポネ展
昨年、パリのアル・サン・ピエール美術館で開催されたアール・ブリュット展の日本凱旋展。障害の有無にかかわらず、美術教育を受けていないことを基準にして選出された国内のアーティスト63人が参加した。
ほとんどの作品に共通しているのは、アール・ブリュットやアウトサイダー・アートと呼ばれる美術表現の多くがそうであるように、ひじょうに明快な独自のルールにしたがって物質を造形している点だ。
たとえば平岡伸太