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第34話 PayPayを分析する

昨日に引き続き、まだまだ熱狂も収まりそうもないのでPayPayについて考えていこうと思います。

昨日のnoteは、こちらから👇

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今日(12/10)もまだまだPayPayのニュースは留まることを知りませんね。
ニュースでも、やってますしTwitterには全額キャッシュバックになったスクショばかりが出回っています。

昨日のnoteで、PayPayについて事前情報を入れていただいたみなさんに、今日はPayPayをより深ぼっていこうという記事です。

まずは、その使い心地の良さですよね。
QRコードは、アプリ内で写真を撮るだけですしQRコード決済のやり方が分からなくてもバーコード画面を見せるだけですぐさま決済ができます。

そして、決済した後の「PayPay」という掛け声的なやつ。結構好きです。笑

ただ、UIに力を入れているのは決済サービス各社なのでどこも使いやすいという結果になると思います。要するに、UIがいい感じというのは前提条件といったところでしょうか。

100億円キャンペーン

このキャンペーンの効果は、莫大だと思います。普通に100億円の広告を出すよりうまい使い方だったので本当に参考になります。

知名度、普及率などなどどれをとっても費用対効果は高いものがありますが、やはりヤフー独自の資産も生かしているのが印象的でした。ヤフーには、ヤフオクやヤフーショッピングなど決済を利用できる様々なサービスが決済以外にも存在します。

今回のPayPayのキャンペーンは、これら他のサービスとの相乗効果も狙って行われているという考察があります。

例えば、ビックカメラで新品のipadを購入し、今まで使っていた中古のipadをヤフオクに出品するという流れ。今回のキャンペーンは、決済金額の20%を全員に還元するので、実質新品ipadを20%割引で購入できることになります。運が良ければ、10万円上限で還元されるのでタダで購入できる可能性もあります。

そして、メルカリに新品未開封のままipadを出品。出品金額を定価の10%割引で販売し、メルカリに10%の手数料を持っていかれる購入した金額と同じになるという構図です。

しかし、ヤフオクに出品すると手数料はメルカリより安くなり、かつキャンペーン中の為、プレミアム会員:通常 8.64% ⇒キャンペーン期間3.24%の手数料で販売できるという事態が起きています。10%割引ではなく、5%などで出品すると出品者には利益になるので出品を促進することができるということです。

これにより、PayPayで高額電化製品をビックカメラで購入➡︎20%還元(運が良ければ全額キャッシュバックを獲得)➡︎そのまま新品未使用品をヤフオクに出品もしくは、使用していた家電製品がヤフオクに並ぶという流れが生まれる訳です。

参照元のTwitter👆

PayPayの普及はもちろん、ヤフー全体の売上にも関与できるという素晴らしい仕組みになっています。ROI(投資収益率)とかよく言われますが、このPayPayのキャンペーンヤフー全体で見ると、かなりすごいのでは?と思います。

多角的に、事業を拡めている会社という感じですね。資本も、もちろんありますがお金の使い方が非常にうまい。キャッシュレス市場を本気で狙っている意気込みが感じられます。

今回のキャンペーンを越すかもしれないキャンペーン

「SHOPPING GO」は、LINEが提供する決済手段を問わずポイントが貯まる仕組み。LINE Payだけでなく、現金払い、クレジットカードのいずれでもポイントが付与されるとされています。

現在の加盟店は、「earth music&ecology」の国内286店舗だけしかありませんが12月中旬には、ビックカメラグループの家電量販店「ビックカメラ」「コジマ」「ソフマップ」も対応する予定です。

おそらくPayPayとも併用が可能で、ビックカメラにてPayPayで決済➡︎SHOPPING GOでポイント獲得➡︎PayPay20%獲得、LINEポイント20%獲得で全員40%の還元が貰えるかもしれないというハックです。

まだまだ、認知は広がっていませんがこのキャンペーンがスタートすればビックカメラでのPayPay利用は莫大に増え、今回のキャンペーンを超えるものになるかもしれません。

PayPayが、今回のような大掛かりなキャンペーンを開催したことで他の決済サービスもキャンペーンを開催する可能性が高いので一度は決済サービスを使って見ることをオススメします!



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