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福島フェスの作り方 〜創立/自治体の協力を得る〜 vol.3

福島フェスの開催に向けて、自治体への協力依頼は不可欠、とのことで、僕たちは福島に赴き、その後福島県庁やその他色々な自治体の庁舎を巡ることになるのですが、イベント設立時に相談をしたかったことは

・後援名義の相談
・出店者の公募の相談

でした。
まずお会いできた県の担当の方に、我々のイベントの趣旨説明をすると、その内容に共鳴をしてくださり、県として後援としてイベントを応援することは可能だろう、と話してくださいました。また、震災後に設置された復興庁や東京都のバックアップなどもあった方が諸々の交渉ごともしやすくなるだろう、などのアドバイスも頂きました。

出店に関しては、このイベントを魅せる大きな要素の一つと我々は考えていました。ただ、広大な土地の福島(面積が日本第3位!)において、我々の繋がりだけで福島の魅力を表現できるほどの幅広い出店数をフォローするのはその時の自分たちには不可能だったので、その点も相談したところ、福島県主催のイベント開催時の出店リストを基に、各店舗にお声がけをいただけることも決まりました。
ただ、東京でやるイベントなので、出店者にとっては移動費や宿泊費など、経費的な負担が多くかかるため、出店料は慎重に決める必要があるなど、そこでもアドバイスをいただきました。初めてのイベントということもあり、出店リスクを減らすことで、手を挙げてくださる店舗さんも増えるだろうと。納得です。
(そういった出店業務を補助する補助金などがあることもその時初めて知りました)

入場料無料のイベントにとって、出店料は収入面として大きな割合を占めることになりますが、福島からわざわざきてくださる出店者さんのことを考えると、無碍に高い金額を設定するわけにはありません。出店料以外の収入となると、来場されたお客さんからの投げ銭を募る、グッズを販売するなどの方法は過去参加したイベントで見てきましたが、投げ銭制は得られる金額が不特定すぎるし、グッズを作りにもまだイベント自体のブランドが出来上がっていないので、そこも悩みどころではありました。
また、協賛会社を募ってイベント資金を捻出するという方法ももちろん考えられますが、まだ開催されていない地方(復興)イベントに予算を出す企業も考えられず、と言っても我々に強引な営業能力もなく、なかなか頭を抱える問題でした。

もちろん、自治体の方々にも相談をさせていただき、それなりに該当しそうな助成金や補助金なども教えていただきました。
それらのことを調べることは実際とても勉強になりましたし、自治体と民間の繋がりというのはこういうところで色々と事業化されているのだ、という小さな驚きが沢山ありました。実際そのいくつかに応募もしました。

予算のことを考える上で、自治体の方との相談、予算書との睨めっこ、イベントのブランディングやその後のプランニングを考え悩みながら、我々は最終的に大きなテーマを決定しました。それは「あくまで民間としてこの福島を元気にするイベントを作っていく」というキーワードです。
調べてみると、都内にも、自治体が企画する福島の物産展やイベントが大小色々と存在することがわかりました。その多くが、当たり前ですが自治体が主導し運営されているもので、我々がそれと同じことをしても、リーチしようとしているターゲットや作ろうとしていイメージに解離してくるだろうという考えに至りました。

このコンセプトは、後々福島フェスの重要な考え方の一つとなってくることになります。

しかし、自治体と一言で言うと、役所のカウンターの向こう、黙々と申請書の処理をされている方々のイメージしかなかった僕でしたが、(当たり前ですが)実際は我々のすごく身近なところにいてサポートをしてくれる部署(や人)があったり、中にはイベント好きの面白い人がいたり。人間なので、お堅い仕事とはいえそこに血の通った楽しい、ワクワクする関係の存在を知りました。

1回目の福島フェスとしては福島県より「後援」のサポートを受けることができ、以下のことを助けていただくことになりました。
・出店の案内を出していただく
・チラシなどを関係各所に送っていただく
・イベントのリリースを出していただく

ちなみに福島フェスは2017年から福島県と「共催」という関係でイベントを行わせていただいておりますが、これは県もリスクを伴うと言う意味ではなく、より近い位置で一緒にイベントを作っていきましょうと言う意味合いでのこの名義となっております。

さて、出店募集の目処も立ちましたが、「ステージ」「装飾(デザイン)」など決めなければならない要素はまだあります。売り上げを立てるための施策も考えなければ。開催まであまり時間はありません。考えることはまだまだありました。

<vol.4に続く>

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