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「挑戦したことに満足」という感覚

こんにちは。
スポーツメンタルコーチの福岡正一です。

「何万人の前で倒されて恥をかいても、俺は挑戦したことに満足してる。」

9/25にさいたまスーパーアリーナ格闘技超RIZIN38で元ボクシング王者のフロイド・メイウェザー選手と対戦し2RでTKO負けを喫した朝倉未来選手の試合後のコメントの中の一文です。(デイリー記事引用)

これは恐らく、試合後というよりも試合が決まった時や、リングに立った時に感じることですね。このような大舞台ではなくても、何かに申し込んだときや立候補した時、批判に負けずスタートラインにたどり着いたときなど、あなたの人生の中でもそういった感覚を持たれたことは1度ではないはずとも思いますが、結果を気にして結果を出すことでしか満足感を感じられない人がわが国には多いような気がしていて、そういった感覚は挑戦し様々な反響を浴び続けながら「挑戦したことに満足」という感覚は身についていくんですね。

ちょっと偏った表現になりますが、日本の教育ではテストの点数で30点~70点の間にいればいいんですね。言葉には出さなくても「ほどほど教育」へ同調するように無言で導かれます。30点に到達しないから得意な絵や書道、スポーツにシフトしようとすると「30点くらいは取りなさい」と切り捨てられ70点を過ぎて100点を超えようとすると杭に見立てて打たれる。また、違うアプローチを選択し行動しようとすると「変わり者」と揶揄されるんですね。これではせっかく自分軸に気づき統合しようとする者の根を積み真の成長を妨げる。ただ、そういう世の中でもしっかり軸を持ちながら自己を表現してきた人もたくさんいるんですね。

そういった軸にブレが生じようとしたときに1人で向き合うことはなかなか難しいでしょう。最終的に真の満足感というのはどういうものなのかを知る時間が大切になってきます。

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