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レポート「ふくい学都祭2024」

こんにちは!ふくまち大学です。ふくまち大学の新たな拠点であり、カフェとフラワースタンドを併設した福井駅前のワークラウンジ「PLAYCE(プレイス)」にて2024年12月1日(日)「ふくい学都祭」が開催されました!
今回は、学都祭のようすをお届けします📝


ふくい学都祭とは?

福井のまちなかを舞台に、多彩な学びの機会を一日にギュッとつめこんだ「ふくい学都祭」。今年で2回目の開催となります🏫🌟

学都(がくと)とは、”学びの都”のこと。私たちは、福井のまちは 教育を大事にしてきた歴史を背景に、新たな学びを起点にこれからの変化を生み出すことのできる”学びの都”であると考えています。今年の「ふくい学都祭」では、福井駅前の新しい拠点空間「PLAYCE」を核にしながら、福井まちなかを歩き訪れてもらい、各講座を通じて多様な気づきと出会いの場を生み出し、学びのたのしさをまちいっぱいに広げることを目指して開催しました。
(学都祭の詳細は、こちらの記事も併せてご覧ください♪)


【1 限目】 朝の会・全体アナウンス

11月20日にグランドオープンを迎え、これからふくまち大学のメインキャンパスとなる福井駅西口のPLAYCEに続々と集合。見知った顔に「久しぶり」と声を掛け合う姿も見られました。まちの学長を務める高野翔さんがふくまち大学の理念と一日のプログラムなどを紹介。「ここから福井の学びを広げていきましょう。また今日のプログラムを通してみなさんのプロジェクトが生まれたり、芽が出てきたりしたらうれしい」と呼びかけました。

【2 限目】 トークイベント「ライフプロジェクトのはぐくみ方」

書籍「クリエイティブデモクラシー」の著者、 川地真史さん(一般社団法人 公共とデザイン 共同代表)をお迎えしてのトークイベント。 身近な事例を交えて「わたし」から社会を変える”ライフプロジェクト”の可能性とそのはぐくみ方についてお話いただきました。川地さんは「わたしの内発性、衝動性から生まれる、やろう!とかやってしまうような活動や営み」をライフプロジェクトとし、「個人のもやもや(衝動)が地域や職場などのコミュニティーの在り方、さらには社会課題につながっていることに気づき直すことが大事」と語りました。

プロジェクトといっても大げさに捉える必要はなく、「型にはめなくてもいい。いろんなレベル感があっていい」と強調。「ライフプロジェクトの種は身の回りにある。自分が何を『気にかけている』=ケアしているのか、勝手に気にかかっていることに目を向けてみて。そこから社会がかたちづくられる、社会が変わっていく」と話しました。また「一人ひとりがライフプロジェクトをはぐくむ舞台=うつわになる。こういう場がその手がかりになるのでは」とふくまち大学の活動やPLAYCEという場に期待を寄せました。

【3・4限目】  

3・4・5限目は、PLAYCEを中心にまちなかのさまざまな場所で講座が開催され、それぞれ興味のあるプログラムに参加しました。

▷直感で遊ぶサークル

数人でグループになって、出されたお題について、直感と想像力を働かせながら身体で表現する「インプロ(即興演劇)」。元々は俳優さんたちが舞台でアドリブ力を高めるための訓練として行われてきたそうです。短時間でどんどん場面が変わり、次々と作品が生み出される!終わる頃には心も身体もすっかりほぐれて、お互いの距離も縮まっていました。

みんなで一つの絵を作るゲーム「私は木です」

参加者の感想:
「体を動かしていろんな人と仲良くなるのは、大人になったらとても新鮮。
 子どもの頃はこうやって仲良くなっていってたのかもと思い出しました」
「プライドや、面白くしなきゃと思う気持ちを捨てて自由に楽しむ機会はめったにないので、とても楽しかったです」
「体を使って直感的に表現して、童心に返った気がしました!子どもを含めて楽しめました!」

「やってみたい!と思っても、なんとなく他人の目が気になったり、失敗しにくい世の中。失敗してもいいから、頭で考えすぎず、どんどんチャレンジしてみてほしい」というバナナせんせい。ワクワクいっぱいの楽しい時間でした♪ 

▷モルックサークル

フィンランド発祥のスポーツ「モルック」。「 モルック」という木の棒を投げて「スキットル」という12本の点数の書かれた木の棒を倒し、50点ちょうどにする、早さを競うシンプルなゲームです。シンプルがゆえに先読みして戦術を考えていくのが面白いスポーツ。昨年の学都祭に続いて2回目の開催となりました!

参加者の感想:
「モルックをするのは昨年の学都祭以来、2回目でした。久しぶりでしたがすぐに感覚を思い出し、夢中になって楽しむことができました。」
「まちなかの、しかも百貨店の中でスポーツをするというのは他ではできない経験なので印象に残りました。」
「体力もあまり使わず幅広い年齢層の人が楽しめるスポーツであると感じました!」
「最初はルールがわからなくても、みんなでワイワイ楽しみながら自然に感覚が掴めるし、全く初めてでも高得点が取れてしまう人もいるくらいなので、特別な才能もほとんどいらずに楽しめます!」

▷ふくまちラボ 中間発表

地域の課題をシェアし、事業・政策化を通じてまちの景色をつくる実践型プログラム「ふくまちラボ」。ふくまち大学の“ゼミ”のような位置づけで、2024年秋にスタートしました。今年は「福井の交通まちづくり」をテーマに掲げ、12名の参加者が所属や立場を超えて地域の社会課題に向き合いながら議論やリサーチに取り組んでいます。学都祭では全3チームが中間発表を行いました。

魅力発信チームはえちぜん鉄道と福井鉄道の結節点であり、周囲に多くの学校があるため利用者数も多い田原町駅の多目的スペース「田原町ミューズ」の活用策を提案しました。子育てチームは某テレビ局の「はじめてのおつかい」ならぬ「はじめての公共交通」を企画。子どもたちが一人で電車に乗る旅をスタッフが撮影しながら見守り、保護者は離れた場所から映像で様子を確認する、そうした体験を通して将来的な公共交通の利用につなげるというアイデアを披露しました。政策・金融チームは福井駅周辺の観光課題などを含めたまちの魅力アップを提案しました。

ゲストとして訪れた交通事業者や企業、まちづくり関係の代表者からは「さっそく協力して実現させたい」「利用者数などのデータを盛り込むと提案に深みがでる」「福祉の視点からのハード整備提案などもいいのでは」など、ざっくばらんな意見やアドバイスが出されました。最初こそ緊張した雰囲気がありましたが、発表、講評ともに時折笑いの起こる和やかな雰囲気で、会場となるPLAYCEのカフェに訪れた人が発表に聞き入る姿も見られました。参加者もゲストたちからの意見や助言を受けてますます気持ちにギアが入った模様。この日出された意見・助言をもとにさらにアイデアに磨きをかけ、2月の最終発表に臨みます。

【5 限目】

▷リノベーション学科

この講座では、リノベーションを ”目の前のものの特性を活かしながら 目的に応じてより良く場所やものを変化させること” と定義して、「福井まちなかを対象に、あったらいいな、できたらいいなの空想をふくらませてみよう!」というワークをしました。

実際に昨年のリノベーション学科で見た物件がホテルになっている現場を見て、1階の作業途中のスペースをどう活用すると良いかを3チームに分かれて考えました。

・上がホテル、1階にレンタルスペースがあるビル
・プロジェクトチーム5人の社員だとして、このスペースを何に見立てるか

まず、縦軸に「仲間単位」「まち単位」、横軸に「3年」「5年」「10年」と書いた表を作り、付箋でどんどんキーワードを落とし込んでいきます。

各チームで「自分たちならこの空きスペースをどう見立てるか」、各々の現在している活動なども絡んで、活発な意見が飛び交っていました。

▷好きなことシェア学科

「自分の好きなことをお互いにシェアして、新しい視点をゲットしよう!」という講座。みんなで「わくわくメガネ」をつくりました。 3人1グループになり、まずは名探偵役が大富豪に聞き取り調査📝 大富豪の好きなことを深掘りしていき、わくわくポイントを探りました。調査後、聞いてもらってうれしかったポイントや、面白い視点だと感じたところにシールを貼りました。

グループみんなの聞き取り調査を終えて、最後に完成した「わくわくメガネ」をかけてみんなで交流♪ 相手の頭の中を見ながら話をしているようで、大変盛り上がりました!

わくわくメガネで交流👓🌟

参加者の感想:
「ワクワクすることを ひたすら話すのではなく聞き出してもらうことで、自分では気づかなかったワクワクの背景を見つけることができ、面白かったです」
「世界初のわくわくメガネ、とても楽しかったです。川口さんのワークはテンポよく、参加者の皆さんも気持ちのいい方ばかりでよい時間を過ごせました」
「自分にはない発想の趣味がたくさん知れておもしろかったし、自分の世界を広げることができた」

「自分発信はたのしい。ふくまち大学でせんせいにもチャレンジしてもらいたい」と、川口せんせいからメッセージもいただきました♪ 詳しい内容は、川口せんせいの記事をチェックしてみてくださいね✨

帰りの会  学びの振り返り・閉会

帰りの会にはプログラムの参加者、せんせい、スタッフが勢ぞろい。「プレイフルキューブ」と名付けたサイコロの6面に一日の感想や今後やってみたいこと、はじめの一歩などを書き、紹介し合いました。

参加者からは

「今まで知らなかった自分の新たな一面が発見できた」
「たくさんの人とつながれて刺激になりました」
「今まで自分が取り組んできたライフプロジェクトとの向き合い方が変わった」

などの感想が飛び交っていました。

【放課後】 交流Party

学都祭に参加いただいた方々と、福井県民お馴染みの「秋吉」さんの焼鳥を片手に交流を楽しみました。和やかな雰囲気の中、あちこちで会話がはずみ、みなさんいい表情。終わるのが名残惜しくなるほど、あたたかい時間が流れていました✨

おわりに

学びのたのしさをギュッと詰め込んだ「ふくい学都祭」。
今年度は新たな拠点PLAYCEを核に、福井のまちなかに多様な学びの景色が描かれました。立場を超えて交わり、語り合い、豊かなつながりが育まれたこと、大変うれしく思います。朝の会から放課後まで、大学さながらのスケジュールでしたが、たくさんの方々が足を運んでくださり、運営チーム一同、感謝の気持ちでいっぱいです。

ふくまち大学設立から3年目。ありがたいことに、ボランティアやせんせいなど、さまざまな形で関わってくださる方が増えてきました。ご参加・サポートいただいたみなさま、本当にありがとうございました。これからもぜひ一緒にふくまち大学・ラボを盛り上げていただけるとうれしいです!✨

学都祭のレポートは以上です📝最後までお読みいただきありがとうございました!
1月にはふくまちラボ「はじめての公共交通」、ふくまち大学「まちのYouTube発信サークル」、2月にはふくまちラボの発表会も予定しております。講座やイベントにてみなさんとお会いできるのをたのしみにしております♪

◯はじめての公共交通 
 2025年1月11日(土)
 詳細はこちら▷ https://www.instagram.com/p/DDy5w3iyjs7/?igsh=MTRhbmlwdGN3M2s5dA==

◯まちのYouTube発信サークル 
 2025年1月17日(金)/1月31(金)
 詳細はこちら▷ https://fukumachi-univ20250117.peatix.com/


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