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レポート「まちの学び場をつくろうゼミ その1」

あいさつ

みなさん、はじめまして。
ふくまち大学準備室(以下、ふくまち大学)では「まちのプログラムディレクター」という肩書き(あだ名?)をいただいて活動している、髙橋要といいます。

2015年秋に福井に移住してから早7年。地域おこし協力隊としての移住がきっかけでしたが、現在も地域に関わる様々な事業に関わりながら福井での暮らしを楽しませてもらっています。

ふくまち大学の運営メンバーが執筆するこのnoteでは、ふくまち大学の各講義の様子をゆるやかにつづり、そこで何が起こり生まれているのかを記録・発信していこうと思います。

▼【おさらい】 ふくまち大学とは?

今回の記事でお伝えさせていただくのは、2022年8月5日に開催された「まちの学び場をつくろうゼミ その1」の様子です。

本来であれば2022年7月30日に開催された開学オープニングイベント 兼 初回講義である「まちの文化学部 野外映画上映学科」の様子から書き記すはずだったのですが、ぼくを含めた編集メンバーが流行病でダウンしてしまうというアクシデント😱があり、今回からの記事化です。

開学オープニングイベントについては、またどこかで素敵な写真とともに振り返る機会が設けられるといいなぁと。

まちを舞台に学びを楽しむ

さて、これから始まっていくふくまち大学のフィールドは、福井というまちそのもの。

この時代に生きる人々の様々な思いと、福井の「いま」を感じることのできる場所を舞台として、これからの新しい学びの形を探っていきます。

今回のゼミの会場となったのは、福井市順化地区(いわゆる「片町」エリア)にこの春オープンしたシェアオフィス「LUFF Fukui Work&Studio」

かつては服飾系の専門学校だった空きビルをリノベーションしたこの建物は、これからますます多様化する働き方、暮らし方、遊び方をサポートする、福井のまちなかに生まれた新たなランドマークです。

「まちの学び場をつくろうゼミ その1」

自分をひらき、みんなでつくる

LUFFという素晴らしい空間を会場として開催された「まちの学び場をつくろうゼミ その1」は、1冊の本を題材として、本の内容や参加者自身の気づきや学びを整理し、シェアすることを通して学びを深めていく「みんなで作り上げる学びの場」

「せんせい」は、ふくまち大学の学長(という肩書き)である高野翔さん

またこのゼミは、ふくまち大学のなかで大切にしている「ひらく・できる・つながる」という3つのキーワードのうち、特に「ひらく」ことを応援する場でもあります。

「ひらく」という言葉は、その言葉を受け取る人や場所、状況によって様々な意味に捉えられます。例えば今回で言えば、WEBやSNSでゼミのお知らせを見て興味を持ち、会場まで足を運んでくれたその行動自体が、参加者のみなさんにとっての「参加してみたい」という気持ちを他者に「ひらいた」と言えるかもしれません。

ゼミ当日は、自らの参加したいという気持ちをひらき行動へと移してくれた14名のみなさんがLUFFに集合。男女比もちょうど半々、年齢も10代から60代までの幅広い年代のみなさんが集まってくれました。

ワーク|ABD

今回のゼミでは、「アクティブ・ブック・ダイアローグ®(ABD)」という手法を用いて、1冊の本を参加者が分担して読み込み共有するというスタイルでの学びを実践。簡単に紹介しますね。

課題図書は山崎亮さん著の『コミュニティデザイン―人がつながるしくみをつくる』です。

ワークの進行は、「まちのコーディネーター」村上純一郎くん(右)

まずは4人ずつのグループに分かれて、それぞれのパートを決め、担当のパートを20分間で読み込みます。

黙々と課題図書に向き合う時間。
聞こえるのはスタッフの足音くらい。

じっくりと本を読み込む人。
手元のノートにメモを取る人。

それぞれのやり方で、文脈を自分の中に落とし込んでいきます。

脳みそをフル回転させながら本を読み込んだあとは、自分に割り当てられたパートに何が書かれていたかを同じグループの3人に共有していきます。

文脈の捉え方、まとめ方、思考から言語への変換の仕方も人それぞれ。

それらの違いも踏まえながら、説明者の言葉とその背景を想像し、本を通した学びを深めていきます。

このあと同じ流れをもう1セット。

グループの力を合わせることで、1冊の本を短い時間の中で読み切ることができました。

「本はすごく勉強になるし本から教えてもらうことも多いけど、それだけじゃなくて(話を聞かせてもらう)その人自身の個性まで感じられるんだと(今回のワークを通して)改めて感じた。学校でも友達とやってみて、互いの個性を感じながら学び合うようなことをやってみたい」

ワークのあとには、さっそくうれしい感想が。

「今回のワーク形式は初めてで、脳に汗かきながら勉強させていただいた。本を読んだ後に、『自分はこんなことをしたい』と(それぞれの思いを)周りに共有したする時間があればもっといいなと思った」

別の参加者の方からは次回のゼミに活かせそうなご感想も。
まさに「みんなでつくる学びの場」ですね。

まとめ

かくして「まちの学び場をつくろうゼミ その1」が無事に終了。

自分の言葉で話すこと。
小さくでもいいから何か持って帰ること。
誰かと思いを交わすこと。

ひらく・できる・つながるというキーワードにつながる大事な大切な学びを、みんなで共有することができたんじゃないかと思います。

ふくまち大学では今後も、福井のまちを舞台としたさまざまな学びの場をつくっていきます。
講座の情報は公式Instagramをはじめとした各種媒体で随時発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!

Notionでも情報を取りまとめていますので、まとまった情報を見たい方はこちらから。

ちょっと長くなってしまいましたが、今回のレポートは以上!

このnoteは今後もぼちぼちと更新されていく予定ですので、ぜひこちらもフォローをお願いします。

いよいよ動きだしたふくまち大学
たくさんの方々と新しい学びを共有していければと思うので、活動が気になったという方はぜひ今後の講義でお会いしましょう!

それでは、また!


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