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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 青森版サイトリリースまでの舞台裏

2020/03/24に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の最新情報を提供する青森版のサイトをリリースしました。

といっても私だけの力ではなく、青森県内の有志を中心に構成されたチームが一丸となってリリースしたものです。リリースまでの時間は約20時間でした。

この記事では、リリースまでの20時間具体的にどんなことが行われていたかをご紹介できればと思います。

あなた誰??

noteのエンジニア。青森県弘前市在住のフルリモートワーカーです。最近はデータ分析基盤の構築・運用や会計システムの構築を担当してます。

過去にこんなnoteも書いてますのでよければご覧ください。

なぜ20時間という短時間でリリースができたのか??

集った有志の方々が優秀だったというのはもちろんですが、だとしてもこのクオリティのサイトを20時間でリリースすることは不可能だったでしょう。では、なぜ20時間でリリースができたのか。エンジニアの方はご存知の方も多いかと思いますが、東京都公式の新型コロナ対策サイトが改変を自由にできるライセンスで公開され、そのソースコードをベースにさせていただき作ったからです。

ソースコードを一般公開した経緯や思いは東京都から開発の委託を受けているCode For Japan代表の関さんのインタビュー記事がよくまとまっていましたので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

ちなみに、noteと同じくJavaScriptのフレームワークにNuxt.jsが採用されています。

リリースまでの時系列(主観)

3/23 22:00

ゆるゆると一人で作ろうと思い、ソースコードをダウンロードし、コードを読み始める。

3/23 23:00

不要だと思われる箇所を削り、ある程度それっぽく動くところまで確認。

3/23 23:05

ヘプタゴン社の方々が参戦、光の速さで以下が用意される。
    - Slack(チャットツール)
    - GitHub(ソースコードを管理するためのサービス)
    - GMail
    - GoogleAnalytics
    - Netlify(サイトをインターネット上に公開するためのホスティングサービス)
    - ドメイン

3/23 23:10 ~

アイティコワーク社の方々を中心に、エンジニアやデザイナー含め他業種の方々も続々と参戦。
    - Slackでメンバー数見ると最終的に34人でした!

3/24 00:10 

リリースまでに必要なタスクを洗い出し始める。主なものは以下。
    - 何を表示するべきか
    - 表示するためのデータはどこから取得するか
    - ロゴとディスクリプション(OGP含む)

3/23 02:00

寝落ちする。。。
以降、日中は業務のためリリースまで自分は何もしてません🙇

3/24 11:00

県庁へ情報共有し、データの提供や表示してほしい内容などフィードバックをいただく

3/24 11:00 ~ 17:50

もろもろ調整
    - 県庁からのフィードバックを反映したり
    - 東京版のものが残っていないか確認・修正したり

3/24 18:00

リリース🎉🎉🎉

さいごに

青森県内でコロナウイルス感染者が確認された時点で、自分に何かできることがないかを考えなんとなく始動しましたが、自分一人だったらリリースまでに1週間は軽くかかっていたでしょうし、コンテンツもここまで充実したものには間違いなくならなかったでしょう。
「青森県内の方々に正しい情報を早くわかりやすく提供したい」
という目的に対して各々が考えて行動した結果生まれた団結力とスピード感を体験できたことは何ものにも代え難い財産となりました。有志の皆様にはこの場を借りて改めてお礼を言わせてください。ありがとうございました!今後もしばらくは運用が続くと思いますので引き続くよろしくおねがいします。

暗い話題が多いですが、1日も早い収束を目指して一人一人が何をすべきか意識して頑張っていきましょう!

(気分が乗ったら技術的な話や運用の話も書くかもしれません)

弊noteをよりよいサービスにするために、技術書購入や勉強会・セミナー参加の費用にあてたいと思います🙏