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映画『蜜蜂と遠雷』

四コマ映画『蜜蜂と遠雷』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2418

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「大人気俳優大集合ぉ❤️」みたいなポスターに敬遠せずにぜひ観に行って欲しい!

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クラシック演奏家モノって音楽の厳しさばかりがフィーチャーされがちで

「だから音楽嫌なんだよっ!」って思わされることも多くてイヤになっちゃう。

でも今作は

音楽の喜びが表現されているのと同時に、

なぜ音楽ってものが生まれて今も引き継がれているのかも伝わってくる快作!

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四コマ映画『蜜蜂と遠雷』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2418

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映画としても素晴らしい。さすが『愚行録』の監督!

「物語は映像と音楽で語れる」ということを教えてくれるホンモノの映画でございます。

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あと、オーケストラシーンではピアニストの後ろにプロの楽器演奏家たちがステージに上がっているわけですが

そのプロのオケのみなさんの

「プロ舐めんなよ」っていう視線(殺意?)が痛快でした。

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森崎ウィンはこの演技で助演賞とるんしゃないですかね。この品格たるや。

そんなに美味しいエピソードがある役ではなかったのに主演みたいな存在感あった。

松岡茉優はいつも通り浮いてるんですが、

ラスト、あれだけ膳立てされてされてされて四面楚歌になってからの、あの怪演………。

あの怪演はさすが。。

ピアノ演奏シーンなんだけど、もう怪物のよう。。

松坂桃李の視点がこの映画の肝ですね。

他のピアニストたちは天才で、松坂桃李だけ普通の人。

キン肉マンでいうところのジェロニモ。

「音楽は天才だけのモノなのか!」と怒っているわけです。

しかし本物の天才たちを目の当たりにして…‥。

鈴鹿央士はこれがデビュー作。妖精度が凄すぎる。

おっそろしい逸材ですけど、映画界に収まってくれるかどうかが心配なレベル。

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期待の割にはヒットしなかったんですよね。。

しかたない気もする。。

相当コアな映画ですからね。

異常なほどに研ぎ澄まされたギンギン映画ですから。

はい、観てください。

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四コマ映画『蜜蜂と遠雷』→ http://4koma-eiga.jp/fourcell2/entry_detail.htm?id=2418


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