効果的な足湯のやり方
季節の変わり目や梅雨時期などの湿気の多い季節などは、体の不調を訴える方が非常に増える印象があります。
気温の差が大きくなる季節は特に体に負担がかかります。そして体の歪みや内臓の不調などを引き起こしやすくなります。
自律神経の調整や代謝の変化などが起こるためかもしれませんが、できるだけ不快な症状は無くしていきたいですね。
これらの症状を少なくするためには、体を温めることが効果的です。
体を温める方法はたくさんありますが、今回は“足湯”について勉強したいと思います。
足湯は温泉地などにいくとあったりしますし、一度はやられたことがあるかもしれません。
自宅でも比較的簡単にできますので順番にみていきましょう。
まず両足首がつかるくらいのバケツを用意します。
ホームセンターやインテリアショップなどには足湯用のバケツがおいてある場合もありますのでそちらでも結構です。
その他に乾いたタオルと靴下、差し湯を手元に置いておきます。
足を付ける温度は熱すぎず、ぬる過ぎない温度。大体普段のお風呂の+2℃程度を目安にしてください。
部屋の温度を快適にしておくことも忘れずに。
足湯は基本的に10分以内で行います。
まず両足を足首まで6分間つけます。ぽかぽかしてきたら足を上げて左右を比べます。
皮膚が赤くなっている方をタオルでよく拭いて靴下を履きます。
反対側は差し湯をしてさめた温度を戻してもう2分行います(左右の差がない場合は両方ともよく拭いて靴下を履きます)。
これで左右の調整を行います。
2分後よく拭いて靴下を履きます。
一通り済んだらお水を飲みます。少し冷ためのお水をチビチビ飲むようにしましょう。
注意点として行う時間は就寝前をさけましょう。
できれば就寝する時間から1時間以上あけるか、午前中に行います。
温まった足をゆるやかに元の温度に戻すことが大切です(急激に冷やすとかえって眠りが浅くなる原因になります)。
同じ要領で膝までつける“膝湯”や肘をつける“肘湯”なども効果があると言われています。
体を温めることで血流が良くなり、内臓や血管、筋肉、自律神経などさまざまな調節を行うことができます。
冷えや体の不調を感じておられる方は一度試してみてはいかがでしょうか。