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さて、唐突ですが、今年のバレンタインデーは、あなたの会社では「義理」のやりとりはありましたか?

いわゆる会社での義理チョコです。当社では廃止しています。
それぞれ大事な人にあげたり、自分のご褒美にしてもらえたらと思っています。

今年は、いわゆる年賀状じまいのお知らせを頂くことが多かったです。あなた、御社ではいかがだったでしょうか。

ここ数年、どんどん 虚礼がなくなってきましたね。以前は、暑中見舞いもいただくことがありましたが、今は、ほとんどありません。

あってもほとんど「営業」関係のものですねΣ( ̄ロ ̄|||)

お中元、お歳暮も大分なくなりましたね。僕の周りでもそう聞きます。

これらが全て何か悪いものかと言えば、そうは思いません。
悪者にする必要はないだろうと思っています。

それぞれの会社での考え方、個人での考え方があります。その考え方は大事にしてよいと僕は考えています。

「年賀状が来ないのは寂しいよね」という声も耳にします。

その点を踏まえたうえですが、物品のやりとりが、無くなる方向に進むのは間違いないでしょう。

なぜならそのほとんどが虚礼であるからです。虚礼とは、見かけだけで実質が伴わないものをいいます。

この様に書くと少し言葉が強いので、嫌悪感を抱く方といらっしゃると思います。なので、言い方を変えると「形式的になんとなくやっている」ことだとも言えます。

「あんまり意味はないけど、これまでやってきたから」
「ビジネス的に、ほそぼそでも縁をつないでおきたい」

そんなところではないでしょうか。

そうではなく、しっかり心を込めて行うのであればそれでいいと思います。その文化は大事にしてよいと思います。

ただ、会社で行っているものは、どちらかと言えば、「形式的に」行っているものが多いのも事実ですよね。

虚礼廃止の動きは、その形式的なやりとりに、疑問を持っていた方も多かった証拠でしょう。

なので、誰かが「年賀状廃止します」と言い出したとたんに、「ウチも」「私も」と、年賀状廃止に手をあげるようになった。

みんなが、そう、しだしたのであれば、抵抗感は少ないですよね。

いろんな手段で「つながっている」時代ですので、遠方であっても容易に連絡が取れる昨今です。無理に、年賀状で年始の挨拶をする必要性もなくなったのでしょう。

良し悪しはともかく、この流れから思ったのは、より必要なものに重きを置くことが進むということです。

必要な人、必要な情報、必要な仕事、必要な行事・・・。自分にとって何が必要かと、一人ひとりが選ぶ時代になるのだろうなと思います。

あと世間との「つながり」に疲れているのかなと思います。一日中スマホやSNSで誰かとつながっているじょうたいですからね。

だからこそ、一人ひとりが「つながり」を選ぶ。私はこれが好き。私はこれはいらない。

「はっきり」選ぶ時代になったんだなぁと、年始の虚礼廃止の案内から思ったところでした。

と言いつつも、前述のように、SNS等では、広く浅くのつながりも多く行われています。もしかしたら、手段が変わっているだけで、つかず離れず「つながってはおきたい」の本質は変わっていないのかもしれません。

このあたりも、おもしろいところではありますね。やはりなんだかんだ言っても、繋がっておかないと「損」するかもしれないという思いもあるかもしれません。

あなたはどう思われますか。

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