集まれ!まっきゃまの森(金沢)SDGsで幸せな、隠れ里生活
石川県金沢市牧山町(通称まっきゃま)。
世帯数17、人口34人の限界集落へは、金沢市内から車で約20分。富山にも近い里山の町へ、2020年11月、SDGs支援機構代表の河上伸之輔さんに連れて行っていただきました。
隠れ里の「朝×2」を体験するために
目的は、棚田に昇る「朝日」と、里山の「朝ごはん」。目指すは、「できるコーチ」すぎちゃんち。朝6時、出発です!
すぎちゃんの笑顔の出迎えを受け、手作りブランコで遊んでいると、山の向こうに、オレンジ色のぽこんと輝く太陽が・・・「お~~~」と歓声をあげ、パチリ。この後、山の上に姿を見せた太陽は、棚田の緑を光らせて、それはそれは美しい風景でした。
朝ごはんは、まっきゃまの棚田で育てた、無農薬、無有機肥料の特別栽培米(まっきゃま米)の新米、平飼いの有精卵、天然のなめこ、すぎちゃんの奥さんの手作り味噌、ご近所のしげちゃんの手作りゆず味噌、よもぎの食パン、まっきゃまの湧き水コーヒーです。
こんな贅沢な朝ごはんは、ホテルでも、いただけませんね!
「まっきゃま」の朝。体験イベントが盛りだくさん!
はい!これにて「朝日」と「朝ごはん」のミッションクリアです!9時までに市内に戻らないと・・・の予定だったのですが、この後のお散歩で、まっきゃま(牧山町)の真の姿を知ることに・・・
田んぼの上の小路を、のんびり散歩。太陽が出ると空気もあたたかく、食後にちょうどいい坂道。柿を採り、シイタケも採り、湧き水に映る紅葉に息をのむ。
まっきゃま×SDGs=幸せな隠れ里生活
ところが・・・この町で・・・いちばんビックリしたのは・・・
里山に住む方たちの、SDGsへの意識の高さでした!
朝の里山で、第一村人発見(笑)まっきゃま広報経験のある橋田由美子さんは、100%自然環境で育てた(育った?)野菜をつかったお料理が得意。ご自身のメニューがたくさん掲載された書籍を、楽しそうに私たちに説明してくれました。まっきゃまへの思い、食へのこだわり、SDGsへの期待。河上さんとの会話に、息をはずませていらっしゃいました。
この会話の裏には、4月にまっきゃまに移住してきたすぎちゃんの努力もあるようで、集会所に飾られたSDGsのカードには、町民のみなさんの言葉が書き込まれています。そのせいか、すぎちゃんがご近所の方に、河上さんを紹介するときに「僕のSDGsの先生です」と紹介するだけで「あ~SDGsの~!」と笑顔を向けてくださるのです。「え~エスディージーズって、日常の言葉でしたっけ?」と軽いショックを受けました。
夢は、里山ワーケーション
さらに歩くと、第2村人発見(笑)「SDGsで町おこしをしたい。もっと、まっきゃまの知名度を高めたい」と語る中村さんご夫婦は、私たちに銀杏採集の体験をさせてくれました(笑)旅館のように立派なお宅に、初対面の私たちを招き入れてくれて「このお部屋でワーケーションしたい」というムチャクチャな私のリクエストに「2組くらいならできるかしら・・・」と笑ってくれました。
河上さんとの会話の中で、「まっきゃまSDGs」のアイデアがたくさんたくさん生み出され、町の方たちの目が輝く瞬間、身体を前に乗り出す姿を、短い朝の時間のなかで、何回も目にしました。SDGsは、世界の課題を解決するための目標ですが、いやちょっと待って、ひとりひとりの生きがいを見つけるツールでもあるんだな~と感じました。
【おまけ(1)】
町中の(?)軽トラが大集合。なんだろなんだろーと不思議に思っていたら、あとですぎちゃんが教えてくれました。
「地元、まっきゃまの棚田と景観を守るため、毎月(多いときに月に3回)、まっきゃまの住民が草刈り持参で集合しているところです。今日は、田んぼが終了したので来年の田植えに向けて、用水沿いの草刈りでした。午後からは冬支度で観音様の雪囲いをみんなでおこないました。
【おまけ2】
里山の朝日の動画を、すぎちゃんがアップしてくれました!
https://youtu.be/4kRwIdTzF_Q
こちらは、まっきゃまのホームページです。
http://makkyama.net/
https://www.facebook.com/makkyama/
https://www.instagram.com/makkyama/
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