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#108 大企業から起業して成長させるまでに何に気をつけるべきか?

昨日は「大企業から起業して成長させるまでに何に気をつけるべきか?」というウエビナーに参加しました。最近のお楽しみは、昼休みや定時後にある多くのウエビナー聴講です。

noteでアウトプットを続けるためには、定期的なインプットも必要です。

今回のスピーカーは株式会社Globeeの幾嶋さんでした。

Globeeとはどういった会社かというと、「学習をもっとシンプルに」というスローガンに従って、AI英語教材アプリ(abceed)を展開しています。

英語の勉強が嫌いな私にとっては、このアプリ自体は興味がありますが、今回は事業化の視点を学ぶという観点で多くのインプットを得ました。


Globeeの設立からの苦しみ

幾島さんは、ソフトバンクという超大手企業を辞めて起業しています。大学時代に一度企業をしてから、ソフトバンクに就職しているので、異例な経歴です。

ただ、最初は大企業の看板を捨てたときに、最初はなかなか相手もしてくれずにメンタル的にすごくつらい時期もあったようです。

起業の苦しみの中で、人間は相手の立場によってこんなに対応が変わってくるのを実感してきたそうです。同じ人間でも所属が違うだけなのですが、多くの人が経験していくところです。

一番分かりやすいのは金融機関で、最初は相手にもされなかったですが、事業が少しうまく行くと手のひらを返してきます。もちろん、これは金融機関だけではないです。

一般論として、大企業は常識人が多くて、スタートアップ界隈はカオスな人が多いです。大企業で努めていると大きなチャレンジはできないですが、現実的な動きをしているケースがほとんどです。

一方で、スタートアップは、玉石混合で相手を選ばないと色々と大変です。そういったカオスな状況が合わない人は結構つらいのではないでしょうか?

そもそも、スタートアップでは残業という概念があるのか?定例ミーティングもなく、深夜突然ミーティングを始めるなどそんな勢いのある世界です。

大手企業から起業するときに考えておいた方が良いこと

圧倒的な孤独に耐えられるということが一番求められるところです。起業家はマイノリティで孤独を感じる機会は多いです。

すがるものがなくても耐えきれる人が大企業からスタートアップに行くのはおススメです。

スタートアップでは自由に生きられるとという利点はありますが、サバイバルで、環境もカオスというかジャングルというところが現実的です。そういったハングリー精神を持っていることが大事です。

社内起業が向いているものと、社外企業が向いているのはケースがあります。起業が目的ではなくて、事業を作り出すこととです。

社内起業は大企業のスケールメリットを活かして圧倒的に規模感の大きさを狙えます。そのため、産業をひっくり返すくらいの大きな変化を起こすためには社内起業が向いています。

一方、ベンチャーは数億円あれば上場できてしまう程度のスケールのビジネスができますが、数1000億円とか数兆円のビジネスを早期に狙うのは現実的ではありません。

大手企業から来た人の感覚でベンチャーとの付き合い方

相手にとってどんな価値を提供していけるのかを考えると、比較的スムーズにコミュニケーションができる。

一方で、ベンチャー側は時間的・資金的な余裕がないので、自己中心的に話をしてしまうことも多くなりがちです。

そういう思考回路になっているときは、何をやってもうまくいかないでしょうね。相手にとっては、何こいつみたいな感じで受け取られます。

そんなときは、表向きそれなりの対応をして、それ以降一切接点がなくなってしまうだけです。

たまたま、幾島さんは精神的に落ち着いているときに、相手に価値を提供して相手が喜んでくれたことで気が付いたそうです。

そこで、相手に喜ばれることが本当に大事だということに気が付いて、それ以降はうまいやり方で他の企業にも付き合えるようになっています。

今回はウエビナーの内容を簡単にまとめてみました。自分で起業したいとは思いませんが、社内起業をする際には学ぶべきことが多かった内容でした。


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