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【バイデン大統領一般教書演説】

 「自由は専制主義に打ち勝つ。」バイデン大統領の一般教書演説。ABCニュース報道。あまり具体的内容のない演説の中でアメリカ大統領にとって一番大事なメッセージはこれだと思う。ロシアとの戦いは民主主義と専制主義の対決だとするフレーム化。この図式はイデオロギー・ゲームに基づくテリトリー・ゲーム、冷戦期を超えて第二次世界大戦の民主主義陣営とファシズム陣営の対決図式に遡る古い構造。さらにバイデン大統領、プーチン大統領を「ロシアの独裁者だ」と非難。  「ロシアを国際的に孤立させ、さらなる追加的な経済制裁で搾り取る。」そして新しく、アメリカ領空でのロシア機のフライトを禁止する協調体制に参加すると表明。アメリカの態度はこれまで通り。アメリカ軍はウクライナに直接介入はしない。NATO加盟国と協力して加盟国の安全を守る方針。しかしロシアに対する経済制裁を強化して国際協調を継続する。  ロシアとの核戦争を含めた直接的軍事対決を避けたいアメリカ。この方針の継続で、次に来るウクライナ政府、ゼレンスキー政権の崩壊またはロシアとの停戦協議に向けて、アメリカとEUがウクライナを守るための次の手が見えません。 https://abcnews.go.com/Politics/biden-trims-sails-fresh-bid-unity-analysis/story?id=83183281

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